東京アンダーグラウンド(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『東京アンダーグラウンド』は、1998年から2005年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)にて連載された有楽彰展による日本の漫画作品。略称は「TUG」。2002年にはテレビ東京系にて、テレビアニメ版が放送された。バラ色の学園生活を夢見る無敵のケンカ王と呼ばれた男子高校生、浅葱留美奈は家の裏庭で「アンダーグラウンド」と呼ばれる地下世界から逃げてきた少女ルリと、その護衛役のチェルシーと出会う。この出会いがきっかけとなり、浅葱留美奈の運命が大きく変わることになる。

ルリとチェルシーを救い、龍を止めるため、華秦に最後の戦いを挑む留美奈。

華秦との戦いで瀕死の重傷を負った留美奈は生死の境を彷徨っていたが、夢の中でチェルシーと会話した直後に目を覚まし復活した。龍の民の秘薬も効かなかった傷が跡形もなく完治していることに誰もが疑問を抱いていたが、龍が復活したことを知った留美奈はすぐに龍のもとへ向かう。そこで目にしたのは血まみれの状態で倒れているチェルシーと精神が肉体を離れ龍の中にいたルリの姿だった。ルリは瀕死の重傷を負ったチェルシーを救うべく、"反魂の能力"を使ったが、チェルシーは能力の効果を留美奈に受け渡して彼を救っていたのだ。自分がチェルシーに力を貰ったことに気づいた留美奈は、ルリを救いチェルシーを生き返らせるために、「テメーを倒して龍を止めて…大手を振って帰ってやらあ!!」と叫び、全員で地上へ帰る決意をした。

『東京アンダーグラウンド』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

「地下世界」という設定は、原作者が当時の担当編集者から「地下」を題材にしたテーブルトークRPGの話を聞いたことがきっかけ

本作品の舞台となる「地下世界」の設定された理由は、原作者が当時の担当編集者から「地下」を題材にしたテーブルトークRPGの話を聞いたことや、「魔界」や「霊界」といった空想上の世界に比べて想像しやすく現実味があると思ったこと、道路で見かけるマンホールの下がどうなっているのかという素朴な疑問などがきっかけであるとされている。

チェルシーは本作品の前にボツになった漫画から流用したキャラクター

物語の構想時に最初に登場が決まったキャラクターがチェルシーで、その理由は原作者のボツになった漫画のヒロインから流用したため。ボツになった漫画ではチャクラムで戦う悪魔祓いという設定となっていた。その後、巻き込まれる主人公として留美奈、地下世界が狙う不思議な力を持つ少女ルリの順で生まれ、最後に男1人と女2人ではバランスが悪いという理由で主人公の幼馴染の銀之助が生まれ主要人物が決まった。

作中の年代が異なる原作とアニメ版

作中の出来事は原作では「1998年」に起こったという設定になっているが、アニメ版では「2002年」に起こった出来事という設定に変更されている。これは原作漫画の連載が開始されたのが「1998年」で、テレビアニメが放送されたのが「2002年」であることから、それぞれ現実の年代と同じ年に起こった出来事に設定しているものと窺われる。

『東京アンダーグラウンド』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):[iksi:d]「情熱」(第1話 - 第17話)

OP(オープニング):[iksi:d]「HEY YOU!!〜失ってはならないもの〜」(第18話 - 第25話)

ED(エンディング):新居昭乃「覚醒都市」(第1話 - 第25話)

ED(エンディング):寺田はるひ「Eternal Flower」(第26話)

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