東京アンダーグラウンド(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『東京アンダーグラウンド』は、1998年から2005年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)にて連載された有楽彰展による日本の漫画作品。略称は「TUG」。2002年にはテレビ東京系にて、テレビアニメ版が放送された。バラ色の学園生活を夢見る無敵のケンカ王と呼ばれた男子高校生、浅葱留美奈は家の裏庭で「アンダーグラウンド」と呼ばれる地下世界から逃げてきた少女ルリと、その護衛役のチェルシーと出会う。この出会いがきっかけとなり、浅葱留美奈の運命が大きく変わることになる。

『東京アンダーグラウンド』の概要

『東京アンダーグラウンド』とは、有楽彰展が『月刊少年ガンガン』にて1998年から2005年まで連載していた漫画作品である。単行本は全14巻。本漫画を原作としたテレビアニメが2002年4月から2002年9月の期間にテレビ東京系で全26話が放送された。2000年から2003年の間には嶋田純子により小説版が出版された。

バラ色の学園生活を夢見る高校生・浅葱留美奈が2人の少女との出会いをきっかけに、東京の地下に存在する忘れられた地下世界「アンダーグラウンド」を仲間達と共に冒険し、巨大な組織を相手に繰り広げる能力バトルを描いた作品。多くの主要人物は「風」や「炎」、「重力」などの様々な属性の能力を操ることができる能力者であり、主人公達は能力を使い、バトルを繰り広げていく。また、攫われた美少女を取り戻すために主人公の男子高校生が地下世界を冒険するといったボーイミーツガールを中心とした要素もあり、王道的な少年漫画となっている。

『東京アンダーグラウンド』のあらすじ・ストーリー

出会い

無敵のケンカ王と呼ばれる高校生浅葱留美奈は、女の子とバラ色の学園生活を過ごすため高校入学をきっかけに喧嘩に明け暮れた生活にピリオドを打つはずだったが、入学初日に番長グループと騒動を起こしてしまい、バラ色の学園生活の夢を絶たれてしまう。失意の中家に帰宅した留美奈のもとに2人の少女ルリ・サラサと彼女の護衛役のチェルシー・ローレックが現れる。
少女達は「能力」という不思議な力を持っており、「アンダーグラウンド」と呼ばれる地下世界から逃げてきたという。ルリは「生命の巫女」という地下世界を支配する組織「公司(カンパニー)」にとって特別な存在であり、自由な生活を送ることができなかった。そんなルリの身を思い、彼女の護衛役を務めていたチェルシーは、公司からルリを連れ出し地上世界へと逃げ出したのだ。
彼女たちの事情を知り、ルリに一目惚れをした留美奈は2人をかくまうことにするが、地下世界からルリを連れ戻すために公司からの刺客・赤(セキ)が現れる。ルリを守るためにチェルシーは重力の能力を駆使して戦うが、赤は炎を操る能力者であり、その実力に苦戦を強いられる。留美奈は赤に苦戦するチェルシーに加勢しようとするが、あっけなく命を奪われてしまう。
だがルリの持つ反魂の能力という力によって蘇生した結果、留美奈は風を操る能力を身に付け、その能力で赤を撃退することに成功した。赤を撃退したものの、その後も公司から刺客が送られてくる。

赤を退けた留美奈の能力を確かめるために雷の能力を操る少女・シエルが現れる。まだ能力を使いこなすことができない留美奈は悪戦苦闘するが何とかシエルを撃退する。予想を上回る留美奈の能力を目の当たりにしたシエルは危険を冒さず地下世界へと引き返したのだった。

ある夜、ルリの希望により夜の学校に出かけることになった留美奈達。初めて訪れた学校を楽しむルリだったが、そこに公司からナンバー2の幹部・白龍(パイロン)とA級師兵(スーペイ)のテイルが現れる。応戦する留美奈とチェルシーだったが、圧倒的な実力を持つ白龍とテイルを相手に力及ばずルリを連れ去られてしまう。自分達の力不足を痛感した2人は浅葱流古武術の伝承者である留美奈の祖父に師事し特訓を受けることになった。特訓の末、留美奈は浅葱家に伝わる宝刀「小烏丸(こがらすまる)」を手に入れた。同時に剣先から鋭い風を放つ必殺技「烈風」を習得し、風の能力を意のままに操れるようになった。特訓で腕を磨いた留美奈とチェルシーは、留美奈の幼馴染である五十鈴銀之助を連れ、ルリを取り戻すために地下世界に旅立つことを決意する。

地下世界突入

地下鉄の奥にある隠し通路を抜け、地下世界へ突入する留美奈達。地下には大きな空間が広がっており、村が存在していた。村の子供達は地上から来た留美奈達に敵意を向けてくる。地下世界では公司は絶対的な正義の存在であり地上の人間は悪であると信じられていたのだった。
そんな中、公司所属のC級師兵で磁力使いの能力者・羅(ロウ)が現れ、チェルシーを襲撃する。人質を取りチェルシーを追い詰めるが、最終的にチェルシーの重力、留美奈の風により撃退したのだった。一方、銀之助は公司の非能力者の戦闘員である陰兵(インペイ)に襲われてしまうが、そこに翠(スイ)という男が現れる。陰兵に襲われていた銀之助を偶然見かけた翠は、「練氣銃(れんきじゅう)」を使い銀之助を救い出した。翠曰く練氣銃は能力者でなくとも「火」や「氷」などの属性の力を操れる銃であるとのこと。
公司の刺客に対し、何もできない自分の無力さを嘆いていた銀之助は翠に師事し練氣銃の作り方を教えてもらうよう頼み込んだ。翠もまた、銀之助の「大切な人を守るために戦っている友達とともに、その銃で戦いたい」という言葉に心を動かされ、練氣銃の作成に必要なパーツのメモを渡した。それを受け取った銀之助は一心不乱にパーツを集め、自らの練氣銃を作り上げたのだった。
その後3人は、かつて地下に造られた箱庭と呼ばれる研究施設で誕生した強大な力を持つ生物「龍(ロン)」の暴走によって生まれた巨大な空洞「地下空洞(アンダーグローブ)」にたどり着く。そこで留美奈達は以前学校の屋上で戦ったA級師兵・テイルとB級師兵・シャルマの襲撃に遭う。

地上での対決で留美奈に傷を負わされたテイルはリベンジに燃えており、A級師兵としての意地とプライドをかけて再度の対決を挑んできた。一方、かつてコンビを組み、信頼を寄せていたチェルシーが公司を裏切ったことを許せなかったシャルマは、チェルシーに対決を挑む。テイルを圧倒するほどの風の能力を発揮し、勝利を収めた留美奈。一方、氷の能力を駆使した罠でシャルマに追い詰められていたチェルシーも、仕掛けられた罠を見事に破り逆転勝利を収めた。2つの激しい戦いに終止符が打たれたのだった。

決意するシエル

公司に連れ戻されたルリは新たに護衛役に任命されたシエルと過ごしていた。ルリと親睦を深めていくうちに、彼女の優しさに触れ心を開いていくシエルだったが、ある時偶然、「巫女の命と引き換えに龍の封印が解かれる」という白龍の言葉を聞いてしまう。生命の巫女の能力のみならずルリの命までもが利用されることを知り、幼いシエルの心は大きく揺れ動く。これまで天涯孤独だったシエルにとって、ルリは"大切な人"となっていた。
そのことに気付いたシエルは、かつてのチェルシーと同じように、ルリを連れて公司から脱出することを決意したのだった。その後、警備を突破し公司からの脱出に成功するかに思われたが2人の前に白龍が立ちはだかる。2人では逃げ切れないことを悟ったシエルは、ルリを先に逃がすために白龍を足止めする。

命懸けで闘いを挑むシエルだったが、白龍の底知れぬ能力の前に敗北を喫してしまう。そのまま死を覚悟したシエルだったが、トドメを刺される寸前で赤に命を救われる。辛うじて生き残ったシエルだが、赤からは「公司にお前の居場所はない、傷を手当てしたらどこへでも立ち去るがいい」と告げられるのだった。

スラム

白龍から逃げていたルリは、タワーゲートという場所で留美奈と再会を果たすも、再び白龍に連れ去られてしまう。ルリの救出に失敗した留美奈達は、公司を目指す。一方、タワーゲートにて留美奈の能力の高さを目の当たりにし危険視した白龍は、磁力使いの能力者・高麗(コウリン)を刺客として向かわせる。公司に8人しかいないA級師兵を目指して打倒留美奈に燃える高麗は、以前留美奈達と戦った同じ磁力使いにして兄である羅と協力し、兄弟の合体技にて留美奈を追い詰めるが、力及ばず敗れ去ってしまう。その直後、留美奈達が戦闘を行っていたプレートの昇降口にて大きな爆発が発生する。それは白龍が仕掛けた罠であり、爆発に巻き込まれた留美奈達は、地下世界の最下層である「スラム」まで落ちてしまう。

自分達が最下層まで落下したことを知った留美奈達はスラムから脱出する方法を探すために、共に落下した高麗と一時休戦をして、スラムの探索を始める。その後スラム中を調べつくし、「半獣人」という特殊な存在である04(レイヨン)と出会う。彼女から実力を見込まれた留美奈達は優勝した者の願いを叶えてくれるという地下闘技大会へ参加するためのチームメンバーの勧誘を受ける。同じくスラムに辿り着いていたシエルとシャルマと出会い、全員でスラムから脱出することを目指した留美奈達は、地下闘技大会へ参加することになる。
大会に参加した留美奈チームは予選を勝ち進み、決勝トーナメントへの進出を決める。
ところが決勝トーナメントの第一試合直前に公司のトップである華秦(カシン)の姿が会場のモニターに映し出される。華秦は留美奈達を抹殺するためにスラムを壊滅させることを宣言する。スラムの人々を救うために全力を尽くす留美奈達だったが、彼らの尽力も虚しく、スラムは崩壊してしまうのであった。

最後の戦い

スラム崩壊から半年後、留美奈は行方不明になった仲間達を探しだし、ルリを救出するために再び地下世界の探索に出発する。

留美奈達は過去に地下空洞で命を落とした同胞に「生命の巫女」が祈りを捧げる行事「鎮魂の儀」を行うためにルリが地下空洞に連れ出されることを知り、ルリを連れ去った華秦を追いかける。

そして、鎮魂の儀に現れたルリのもとに辿り着いたチェルシーと留美奈はルリを救いだす。
ルリを救出した留美奈とチェルシーは、公司の追手の襲撃により離れ離れになってしまう。留美奈は同行したシエルを、チェルシーはルリを連れて、合流することを目指す。

ルリを抱えて公司の追手を蹴散らしながら先を進んでいたチェルシーは、龍の発掘跡で白龍と対面していた。白龍は元箱庭の研究者であるという本性を現し、チェルシーとルリを龍の穴と呼ばれる施設へ誘導する。閉じ込められたチェルシーだったが、今まで意識を失っていたルリが目を覚まし、「龍によって導かれた」と言った後、施設の最奥にあった扉が開いた。

そこで2人が目にしたのは、巨大な水槽で泳ぐ大量のイルカ達の姿だった。そこへ白龍が現れ、「この巨大なプール、そしてそこに住むイルカ達こそ、地下の人間が恐れ忌み嫌っていた龍の正体だ」と語る。龍の封印を解こうとする白龍はチェルシーに戦いを挑む。ルリを護るため、チェルシーも白龍に戦いを挑み、2人の戦いが始まった。

激闘の末、チェルシーは白龍を倒すが、チェルシー自身も瀕死の状態となってしまう。チェルシーを救うためにルリはチェルシーに"反魂の能力"を使う。その瞬間、ルリは精神世界でサラサと対面する。そして白龍が地上で組んだプログラムによって龍は復活し、施設ごと浮上を始め、地上に到達する準備を進めていた。

龍が復活したことで龍の中にルリとチェルシーがいることを知った留美奈は龍のもとへ向かった。

ルリは華秦の姉サラサから、8年前に龍の暴走を抑えることと引き換えに自身の肉体が消滅したこと、龍に取り込まれた意識だけが彼等の脳に記憶され精神だけが生き続けたことを教えられる。そしてサラサは、自分の声を聞くことができる弟の華泰とルリに「私を殺してほしいと、そしてこの恐ろしい龍をこの世から消してほしい」と8年間語りかけてきたことを伝える。ルリがサラサに自分は何者なのかを問いただすと、彼女はルリが龍を復活させるために自身のクローンとして作られた存在であることを告げる。

そこへ華泰が現れ、ルリの身体にサラサの意識を移そうとするが、彼らのもとへ留美奈が追いつく。留美奈は華泰に最後の戦いを挑み、両者共に激しい戦いを繰り広げていたが、2人の間にサラサが現れる。直後、周囲の景色が留美奈の自宅の向かいにある公園に変わっていた。その景色は龍の中でルリの記憶が生み出したものだと語るサラサは、留美奈にルリのもとへ向かうように告げる。サラサは華泰を見捨てていないこと、地下で起きた全ての過ちは自分の能力が原因だと語り、「なぜオレに語りかけた」と問う華泰に、「せめて弟の華泰…あなたに、この龍を…私を殺してほしかったの」と答えるのだった。

ルリのもとへ向かう留美奈だったが、気が付くと留美奈は華泰と戦っていた場所に戻っていた。華泰によれば一瞬だけ龍の中と繋がることができたとのことだが、ルリを連れて帰ることはできなかった。白龍が龍に仕込んだプログラムは止まらず、このままだと龍は地下世界を突き破り地上を火の海にしようとしていた。華泰は今の状況は8年前と同じであり、留美奈に今から自分と同じ苦しみを味わうことになると告げると、留美奈の前にルリが現れる。「このままでは地上の景色が消えてしまう、だけどサラサと2人なら龍を止めることができるかもしれない」「みんな大好きだから、一緒に帰りたい…でも大好きだから、帰れない」と語るルリに、叫びながら抱き締める留美奈。そんな彼に「ありがとう…留美奈さん」と告げるルリだった。

1か月後、留美奈と銀之助は地下世界の仲間に見送られ地上に帰っていた。龍の一件は落ち着き、共に旅をした仲間達もそれぞれの居場所を見つけていた。だがチェルシーとルリの姿は無く、龍が砕け散った日から消息を絶っていた。地下世界は今後、白龍のような人間が入ってこないよう地上とのアクセスを遮断するかもしれないと言う銀之助の話を学校の屋上で上の空で聞いていた留美奈。このままでいいのかと聞く銀之助に否定する留美奈だが、自分は何もできなかったと意気消沈していた。そんなの留美奈らしくないと言おうとした銀之助だったが、2人の前にチェルシーが現れる。

死んだと思っていたチェルシーが現れたことに喜ぶ留美奈と銀之助だったが、チェルシーは「護衛役としてついて来ただけ」と告げる。その言葉にふと上を見上げると、給水タンクの上にルリが立っていた。留美奈が気付いた瞬間、ルリは留美奈のもとへ飛び込み、留美奈は驚きつつもルリを受け止めたのだった。

『東京アンダーグラウンド』の登場人物・キャラクター

主要人物

浅葱留美奈(あさぎ るみな)

CV:関智一
本作の主人公。15歳。頭に白いバンダナを巻いている。幼い頃から祖父に「浅葱流剣術」という古流武術を無理矢理仕込まれていたため、ケンカが強く、中学生時代は無敵のケンカ王と呼ばれ恐れられていた。自分の家の本堂に隠れていたチェルシーとルリに出会ったことで、地下世界の陰謀に巻き込まれることになる。公司の追手からルリを護ろうとして一度は命を落とすも、ルリの持つ"反魂の能力"で生き返り、同時に地下世界では扱う者がいなかった"風を操る能力"を身につける。公司に連れ去られたルリを救うため、地下世界に旅立つ。当初は能力を上手く使いこなせていなかったが、公司の追手からルリを護れなかったことに不甲斐なさを感じ、祖父のもとで本格的に稽古を重ねた結果、風の能力を思いのままに操れるようになる。その時に祖父から託された浅葱家に代々伝わる宝刀「小鳥丸」から風を乗せた斬撃「浅葱流剣術『烈風』」を必殺技に持つ。また、空気の流れを読むことで、相手の攻撃を見切ることもできる。物語序盤でルリに一目惚れし、高校入学前は「バラ色の学園生活」を夢見ていたが、ルリと出会って以降は、「バラ色の同居生活」を夢見ている。

チェルシー・ローレック

CV:茂呂田かおる
本作のヒロインの1人。19歳。「生命の巫女」ルリの護衛役であり、公司の創設メンバーの1人でもある。長い金髪が特徴的で留美奈からは「金髪」と呼ばれている。白龍から人形と呼ばれるほど感情が無かったルリの人格を形成するきっかけを作った人物で、地下世界で自由が無いルリのために、公司を裏切り地上に連れ出した。公司にルリが連れ去られた後は、留美奈と銀之助と共にルリを救出するために地下世界へ戻る。地下世界でも珍しいとされる"重力の能力"を操り、主に重力を纏った打撃を武器とする。接近戦を最も得意としており、必殺技は重力波で敵を押し潰す「ジオ・インパクト」。容姿端麗であり公司ではファンクラブが存在するほどの有名人である。気が強い性格で、留美奈とは度々ケンカをするが、お互いのことは理解し合っており、強い信頼関係で結ばれている。実は留美奈に対して好意を抱いているとみられる様子があり、物語終盤にデートするシーンや、彼に対して「アンタに会えてよかった」「たまにはかっこいいところもあったよ…ルリ様に嫉妬しちゃうくらいにね」といった発言をしている。

ルリ・サラサ

CV:寺田はるひ
本作のヒロインの1人。推定14歳。地下世界にて「生命の巫女」と呼ばれており、公司にとって最重要人物でもある。おっとりとしており他人を思いやれる性格の持ち主。公司によって地下世界で不自由な生活を送っていたが、護衛役のチェルシーから「本物のお花畑を見たくありませんか?」と聞かれ、地上に興味を持ちチェルシーと共に公司から逃げ出す。地上に脱出したところ留美奈、銀之助と出会う。魂の宿るもの全てに作用し、人や生物を蘇生させる"反魂の能力"を持ち、公司の追手である赤によって命を奪われてしまった留美奈を蘇らせた。留美奈達と出会ってから一時は地上で過ごしていたが、追手として現れた白龍によって再び公司に連れ戻されてしまう。
その正体は龍を目覚めさせるために地上の研究員によって作られた華泰の姉・サラサのクローンであり、彼女と瓜二つの容姿をしている。物語の序盤で公司に連れ去られたため、中盤以降囚われの期間が長く出番が少ないことを単行本のおまけ漫画でネタにされている。また、料理の腕前は悪く、留美奈の家に居候していた時に初めて料理をした際は、キャベツに包丁を突き立てた状態のままにしていた。

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