3.3.7ビョーシ!!(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『3.3.7ビョーシ!!』とは、久保ミツロウが週刊少年マガジン(講談社)にて連載していた恋愛、コメディ、サスペンスなどを幅広く取り入れた少年漫画。主人公である県立北関東南高校の3年生・福田新一(通称/フク)が新宿・歌舞伎町で過ごしたひと夏の体験を軸に、さまざまな事象を描く青春群像劇。当初は男性を偽っていた久保ミツロウの少年誌デビュー作であり、女性描写の上手さが特徴的な作品でもあり、女性視点に基づく繊細な女性キャラクター描写には連載スタート当初から注目を集めた。

本名は大塚知佳(おおつかかずよし)で、その正体は性同一性障害で体は男だが見た目は美少女。実家は北関東だが、父親にぬいぐるみなどをすべて捨てられたことに反抗し上京。自転車で追突してきたフクの対応に好意を寄せた結果、のぶ代とバトルになることも。
父はウメとフクの応援部の先輩で初代団長。現在はヤクザであり、父子関係修復後はチカも女性としてその世界に入る。

倫子(さとこ)

フクの幼馴染みであると同時に、フクの地元の同級生。フクを地元の大学進学に誘い、フクを悩ませる。

マキちゃん

謎のモチ屋。テクノ系ミュージック通の情報屋で、さまざまな情報をフクに提供することでフクの力強い味方となっていく。

ユウヒ(雄飛)

通称“タケ”。子供時代に父親が一家心中を図った中で、ただ一人生き残った女性。二代目彫新を探し出し、全身に刺青を彫らせる。

ふぢこ

『ソドム』のオーナーで、オカマ口調の男性。

石橋ゆっきー(いしばしゆっきー)

毒舌キャラが売りの三十路アイドル。レポーターなどタレント業をこなすが、ケーブルテレビの仕事しか来ないため悩んでいる。視聴率のためなら「やらせ」も進んでやる人物。

小松(こまつ)

本名「雄大(たけひろ)」。マツが拾った捨て子で、マツの刺青に懐いていた。

小松の母親

看護師をしていたが、患者と関係を持って妊娠。小松を産むがそれが祝福されることは無く、小松を捨てる。ただし後に雄大が自分の子供である旨を告白し、雄大と共に生きる道を選択し直す。

樹里亜(じゅりあ)

別名“新人殺しのジュリエット”。だましやすい新人を指名し大嘘をつきまくった挙げ句、新人を借金地獄に突き落とす……という、歌舞伎町のホストクラブにおける有名人。本来3話にて完結する予定だった初期プロット段階では、『3.3.7ビョーシ!!』における準主役級と言えるキャラクターであった。

セバスちゃん

長野五輪の選手村から脱走し、ボッタクリバーの金銭取り立て役を任されている人物。ボッタクリバーにハメられたフクのことを追い詰めるが、フクのことを助けにきたウメの部屋の住民であったため、フクを見逃すことになる。

『3.3.7ビョーシ!!』の用語

応援

『3.3.7ビョーシ!!』において重要な意味を占めるのが、「応援」という用語(キーワード)である。ウメはホストでのそれを「女性を応援している」というように比喩として用いているが、フクはストレートな応援(たとえば「三三七拍子」)でしか表現することができず、「本当にこれで応援になっているのか?」と常時不安に思っているシーンが劇中では再三描写されている。

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