ヴァニタスの手記(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ヴァニタスの手記』とは、2016年より望月淳が『ガンガンJOKER』で連載しているスチームパンクバトル漫画、および漫画を原作としたアニメ作品である。19世紀のパリを舞台に、吸血鬼に呪いをかける「ヴァニタスの手記」を持つ青年・ヴァニタスと、田舎から来た吸血鬼・ノエのコンビの活躍を描いている作品である。2022年には舞台化がされている。キャラクターはもちろんのこと、パリの美しい背景やスチームパンク描写など美麗な絵柄が大きな魅力となっている作品である。

シャルラタン(ネーニア)

吸血鬼に呪いを振りまく大きな影の化け物。
呪い持ちの吸血鬼であり、「ネーニア」の名を冠している。
吸血鬼を呪いから救うためにヴァニタスが追い求めている存在であるが、未だに謎が多い。

真名(しんめい)

吸血鬼の存在を形作る術式のことであり、すべての吸血鬼にとって命と等しいものである。
真名を歪められてしまうとその吸血鬼は呪いを身に宿してしまう。
『ヴァニタスの書』は真名に干渉できる力を持ち、歪んだ真名を元に戻すことで呪いを治すことができる。

場所

異界(アルタス)

吸血鬼たちが住む異世界のこと。
世界各地にある境界を渡ることで出入りが可能になっているが、基本的に境界を行き来できるのは吸血鬼のみになっている。

地下納骨堂

パリのノーストルダム大聖堂の地下に広がる巨大な納骨堂。
狩人のアジトとして使われている。

その他

狩人(シャスール)

教会によって結成された対吸血鬼戦闘組織。
12の隊で編成されており隊長は「聖騎士(パラディン)」と呼ばれ、「碧玉」など宝石を元にした称号が与えられる。

『ヴァニタスの書』

蒼月の吸血鬼が持っていたとされる魔導書。
吸血鬼の間では呪いを振りまくと恐れられている。
吸血鬼の存在を司る「真名(しんめい)」に関与することができる能力を持ち、現在はヴァニタスが所持している。

『ヴァニタスの手記』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ヴァニタス「オレは医者だ、吸血鬼専門のな」

ノエが飛行船でヴァニタスと出会い、ヴァニタスは「オレは医者だ、吸血鬼専門のな」とノエに名乗った。その後、ヴァニタスはノエと協力して飛行艇で突如現れた呪い持ちの吸血鬼の治療に成功するのであった。

ヴァニタスが『ヴァニタスの書』をあらわにする場面

飛行船内で突如現れた呪い持ちの吸血鬼を救うためにヴァニタスが『ヴァニタスの書』をあらわにする場面。
ノエがパリで探そうとしていた書物であり、この書を持っているヴァニタスに興味を持つこととなるきっかけになる場面である。

ヴァニタス「それこそがオレの蒼月の吸血鬼に対する復讐だ!!!」

ヴァニタスが吸血鬼の仮面舞踏会で蒼月の吸血鬼から『ヴァニタスの書』を譲り受けたことを明かし、さらに吸血鬼の呪いを治す目的として「それこそがオレの蒼月の吸血鬼に対する復讐だ!!!」と声高らかに宣言した場面。蒼月の吸血鬼は吸血鬼の間では不吉の象徴として知られており、ヴァニタスと同じく不幸な存在としてあわや吸血鬼に捕らえられそうになる。

lazy-human-EX6
lazy-human-EX6
@lazy-human-EX6

Related Articles関連記事

PandoraHearts(パンドラハーツ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

PandoraHearts(パンドラハーツ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『PandoraHearts(パンドラハーツ)』は、『月刊Gファンタジー』にて連載された望月淳による漫画作品である。『不思議の国のアリス』などの童話をモチーフにしつつも、残酷な描写が随所にみられるダークファンタジーとなっている。成人の儀で闇の監獄へ落とされた後に10年後の世界に生還を果たした少年、オズ・ベザリウスを主人公に、自らの存在の意味を問う彼がその真実を見つけ、世界の危機を救うまでを描く。物語全体にわたる伏線が読む人を魅了し、単行本累計発行部数500万部を超えた人気作である。

Read Article

【公式が病気ww】パンドラハーツのDVD特典映像がヒドすぎる件

【公式が病気ww】パンドラハーツのDVD特典映像がヒドすぎる件

ダークな本編とは裏腹にギャグ調が強いパンドラハーツのDVD特典映像まとめです。オズの腹黒加減に拍車がかかり、アリスの男前に磨きがかかり、ギルバートいじりはひどくなる一方…。さらに作中で「英雄」と謳われるジャックのキャラ崩壊と、まさかのショートストーリーに笑いが止まりません。

Read Article

大どんでん返しのダークファンタジー漫画 【PandoraHearts(パンドラハーツ)】

大どんでん返しのダークファンタジー漫画 【PandoraHearts(パンドラハーツ)】

不思議の国のアリスをモチーフに作られた本作品はダークファンタジー好きやストーリー重視の方におすすめしたい漫画のひとつ。謎に満ちた主人公達の過去と歪められた歴史の真実が明かされる時、物語の伏線が絶妙に作用するよう描かれている。読めば確実に筆者の仕掛けた罠に嵌る事間違いなし。

Read Article

目次 - Contents