ひよ恋の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ひよ恋』とは、雪丸もえによる日本の少女漫画である。人見知りが激しく低身長のひよりが、自分とは正反対の性格の明るく笑顔で、高身長の結心に恋をする学園恋愛漫画である。ひよりは幼馴染のりっちゃんに頼って学校生活を送っていたが、高校からは自分のネガティブな性格を変えようと努力する。ひよりが自分に自信を無くすような後ろ向きなセリフが結心と関わるにつれて、ポジティブなセリフに変わっていくところにひよりの成長が見られる。また、ひよりが結心に積極的に関わりを持とうと行動する場面も魅力である。

雨を避けてくれる結心と接近して赤面

ひよりは2年生になってからコウ君と仲良くなり、ひよりの知り合いという関係からひよりの親友のりっちゃんもコウ君と話す機会が多くなる。りっちゃんは不器用でひよりに悪口は言うが、ひよりに優しくする一面もあることに気づく。りっちゃんはそのうち、コウ君の優しさに惹かれて好きになっていた。
しかし、その優しさは女子全般にというわけではなく、ひよりに対する特別な優しさなのだと気付いてから好きでいることに複雑な思いを抱える。
ひよりはりっちゃんがコウ君が好き、ということに気づくがコウ君が自分を好きであることには気づいていなかった。そんななか、結心とひよりで動物園デートに行くことになる。結心は2人でのデートだと思っていたが、りっちゃんの恋も応援したかったため「コウ君とりっちゃんも誘っていいかな?」とデリカシーのないことを言ってしまう。コウ君がひよりを好きであることに気づき始めていた結心は最初乗り気でなかったが、ひよりからのお願いだったため断りにくかった。
ダブルデート当日、ひよりはコウ君と話すときは男友達として何も緊張せず話すことができた。一方で、結心と話すと彼氏として意識してしまい、緊張がおさまらなかった。雨が降ってきた時、結心が後ろから雨避けになってくれた時もドキドキしてあまり動けずにいた。結心の気遣いが優しく、それに未だに慣れないひよりが可愛らしい。

「秋穂ちゃんは大切な友達だよ」

3年生で同じクラスになった乃坂秋穂(のさか あきほ)は、結心と結心の友達の妃と同じ中学校だった。秋穂はなんでもできる妃のことに憧れがあり、好きになっていた。中学で妃のことを知ってからはストーカーのように妃に付きまとうことが増えて、周りから気味悪がられてしまう。自分が周りから悪く思われても構わないと思っていたが、妃に迷惑をかけてしまうことはしたくなかった。そのため、妃に自分から話しかけることはあまりせず遠くから見ていることが多かったため特別仲がいいとは思っていなかった。
秋穂は妃への憧れが強かったぶん、妃と仲が良い人物をあまりよく思っていなかった。3年生でひよりと同じクラスになるとひよりが妃と仲が良いことを知り、嫌がらせをするようになる。ある日、ひよりは授業に出てこない秋穂を心配して電話をかけてみると「幽霊になっちゃおうかな」と自殺をほのめかすようなことを言って電話を切る。ひよりは「屋上にいるかもしれない」と思い急いで向かうと、秋穂がいた。飛び降りようとしたところをひよりが必死に腕を掴み、あとから結心も来たおかげで誰も怪我すること無くことは済んだ。秋穂が「誰かに好きになってもらえるわけない」と自分に自信がないことを告白すると、ひよりは「秋穂ちゃんは大切な友達だよ」と秋穂が大事な親友であることを伝える。

広瀬結心の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「ハイ、共犯」

結心は早弁をすることが日常的であり、昼休み前にひよりに早弁しているところを見られてしまう。それを結心は「見たな」と怒るそぶりを見せつつ、卵焼きを食べさせて「ハイ、共犯」と子供っぽい対応をした。一瞬怒っていると思わせるようなことを言いつつも、すぐに幼稚な態度を取る結心にひよりは「ドキッ」とする。

「知らないなら知ればいいだけ」

ひよりは日直の日、授業直前になって黒板が消されていないことに気づいて慌てて消しに行こうとした。スカートがめくれていることに気づかず、クラスの全員にひよこ柄のあったかパンツを履いていることがばれてしまう。その恥ずかしさで教室を飛び出し、外のロッカーに閉じこもると結心が出てくるように説得しに来た。その時、ひよりは怪我が治った後は学校に来れたが、馴染めるか不安で学校に来れなかったことを明かした。人と話すことを怖がっているひよりに結心は「知らないならしればいいだけ」と、まずは話してみることを勧める。ひよりはこの一言のおかげで、少しずつ周囲の人と話せるようになっていく。

「とりあえず笑っときゃいいことあるぞ、これ、結心論」

登校初日から幼馴染のりっちゃんとしか話さないひよりを見て、結心はなんとか笑ってもらいたいと思っていた。授業中にノートの端に下手なひよこの絵を描いてひよりに見せると、ひよりは結心の絵の下手さにくすっと笑う。また、結心が描いたドラえもんも見ると、「全然似てない!」と声を出して笑った。結心はその時に笑ったひよりの笑顔をりっちゃんの前でしか見たことがなかったため、「なんだ、俺の前でも笑えんじゃん」と驚いた。クラスに馴染めないひよりを応援したく、「とりあえず笑っときゃいいことあるぞ、これ、結心論」と根拠のない理論を言ってユーモアを見せた。

「なーにしてんの?」

授業中、頻繁に寝る結心のの方をひよりが何気なく見ると、頭に何かついているのを見つけた。こっそりと気付かれないように取るつもりだったが、「なーにしてんの?」と結心に気づかれで手を掴まれる。手が触れただけでもドキドキするひよりの様子に、見ている側もドキドキするシーンである。

子供と父親のような光景に笑い

ひよりが低身長であるが故、日常的に不便なことがよくある。その時にひよりを助けてくれるのはいつも結心だった。ひよりは2年生でも結心と同じクラスになり、遠足で遊園地にことになる。遠足の時間が終わる時間が近づき、結心が最後に「メリーゴーランドに乗ろう!」と提案する。絶叫系が苦手なひよりはその日は観覧車しか乗れなかったため、最後にゆっくりとしたペースで進むメリーゴーランドで遠足を終えたいと思った。乗りたくても座る位置が高くて困っていると、結心がまるで保護者のように持ち上げてひよりを乗せてくれた。それを見たクラスメイトに「結心保護者みたい!」と冷やかされ、ひよりは顔を真っ赤にしていた。

「彼女の方はそっとしといてやって、頼むから」

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