漂流教室(楳図かずお)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『漂流教室』とは、1972年から1974年まで『週刊少年サンデー』にて連載された楳図かずおによるSF漫画作品。公害と「時間を越えた母子の愛」がテーマになっている。小学6年生の高松翔が通う大和小学校が、ある日大きな爆音と揺れに襲われる。揺れが収まり門の外を見てみると、荒廃した大地が広がっていた。生徒のみならず教師までもパニックに陥り次々と死んでいく。環境破壊によって滅びた未来の世界に放り込まれた子供たちは、なんとか生き延びようと様々な困難に立ち向かう。

1985年より、風見潤によって小説家され、角川文庫より全5巻が出版された。風見は大和小学校が位置する港区を歩き回ったり、友人と討論をするなどし、出版までに2年をかけている。原作では語られていない詳細や、一部の科学的考察、登場人物のフルネームを明らかにしている。

1987年に東宝により映画化

1987年に東宝より公開される。しかし、大和小学校は神戸のインターナショナルスクールに変更され、未来人類のデザインや描写も原作とは大きく異なったことから、楳図は怒ったという。また、日本での劇場公開はされていないが、1995年にアメリカとの共作で『漂流教室(DRIFTING SCHOOL)』が公開される。

2002年にフジテレビ系列にてテレビドラマ化

2002年にフジテレビ系列でテレビドラマ『ロング・ラブレター~漂流教室~』が放映される。主演は常盤貴子と窪塚洋介である。原作とは大きく異なり、舞台は高校で主人公も生徒ではなく教師になる。

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