センセイ君主(漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『センセイ君主』とは2013年から2017年まで幸田もも子が『別冊マーガレット』で連載していた漫画。主人公は16歳高校1年生の佐丸あゆは。告白7連敗中の彼女の前に現れたのはイケメンで毒舌な先生・弘光由貴。意地悪なのに時々優しい先生に、あゆはは次第に惹かれていく。先生をおとすために大奮闘する生徒と、素直になれない先生の恋愛をコミカルに描いた青春物語である。
2018年には主演に竹内涼真、浜辺美波を迎え実写映画化された。

ヒロインの顔芸

織田信成になった佐丸

絶望する佐丸

作者である幸田もも子先生の作品ではたびたびヒロインの顔が別人のように変わるシーンが出てくる。
そのバリエーションはとても豊かで佐丸が悲しい時や絶望する時をコミカルに描いているため、シリアスなシーンでも読者をクスッと笑わせる描写になっている。
実際にいるフィギュアスケート選手である織田信成やドラえもんのジャイアンのような表情も描かれており、その忠実な再現性や遊び心のある表情にも注目である。

『センセイ君主』待望の映画化

大人気となった『センセイ君主』は2018年8月に映画化をした。弘光先生は竹内涼真、佐丸あゆはは浜辺美波のダブル主演。主要のキャラクターには川栄李奈や佐藤大樹、新川優愛などを迎え、『君の膵臓をたべたい』で知られる月川翔監督が演出を担当する。
映画のセンセイ君主は、キャラクターの特性は生かしつつもストーリーは原作とは違うものとなっている。原作では周囲には内緒で在学中からお付き合いを始める二人だが、映画ではあゆはが無事高校を卒業し、数学の研究者として成功を収めた弘光先生と付き合う、というストーリーに変更されている。また、原作では恋敵となる秋香は音楽の臨時講師となり登場し、弘光先生を数学の世界に戻すために帰国したことになっている。
映画では原作より、現実に近い先生と生徒の関係で描かれているためスキンシップなどは少なめではあるが、クールな弘光先生は映画でも健在である。

『センセイ君主』の主題歌・挿入歌

主題歌:TWICE「I WANT YOU BACK」

挿入歌:JUDY AND MARY 「Over Drive」

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