巨影都市(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『巨影都市』(きょえいとし)とは、グランゼーラ開発のPlayStation 4用サバイバルアドベンチャーゲーム。バンダイナムコエンターテインメントとの共同プロデュース作品。どこにでもあるような光景が広がる現代の街「宮都県・宮都市」、主人公は待ち合わせ場所に向かっていた。その時、突然謎の巨人が二体も街中に出現し、街はパニック状態に。「巨影」による街への被害が広がる中、待ち合わせていた女性、香野ユキと共に、次々と出現する「巨影」から脱出を目指すSFサバイバル。

本作は巨影が暴れて崩壊していく街からの脱出を目的とする。崩れる建物、巨影からの攻撃、襲い来る敵を回避し、時には巨影の足元を踏み潰されないように走り抜ける必要もある。
『絶体絶命都市』のようなジャンプ、ぶら下がり、乗り越え、よじ登り、叫ぶと言った細かいアクションは無く、ダッシュとローリングによる回避行動が主要なアクションとなる。

HP(ヒットポイント)

主人公の体力を示す。ダメージを受けると減少し、ゼロになると死亡してゲームオーバーとなる。
食料などの回復アイテムを使用するか、セーブポイントを調べると回復する。高所からの転落、倒壊に巻き込まれる、巨影に踏み潰されるなどで、HPに関係無く即死する場面もある。
尚、『絶体絶命都市』と違って同行者にもダメージ判定はあるがHPは無く、それで死亡する事は無い。

ST(スタミナ)

ダッシュ、緊急回避で減少し、時間と共に回復する。無くなると回復するまでの間、ダッシュや緊急回避ができなくなってしまう。食料アイテムの中には、一定時間ST減少を抑えるものもある。

回避行動

□ボタンを押すと回避行動を取る。立ち止まった状態だと伏せ、走りながらだとローリングを行う。
伏せた状態から移動すると四つん這いで移動できる。また、主人公の身に危機が迫ると音と共に□のアイコンが表示される事があり、このタイミングで□ボタンを押すと緊急回避が可能。
特定の敵に押し倒された時にもタイミングよく□を押さないと、更にダメージを受けてしまう。また、特定の敵に喰いつかれたり掴まれた際には左スティックを激しく動かして(レバガチャ)すぐに振り解かなければ死亡してしまう。

衣装

主人公の服装は随所で入手可能で、いつでも着替える事が出来る。本作では衣装に応じてHPとSTに補正が付くようになっている。
但し、ダメージを受け続けると衣装がボロボロに破損してしまう。破損した衣装は買い取り業者から有料で修理してもらう事が可能。ローリングをすると服が濡れてしまうが、ゲーム進行上のデメリットは無い。
服以外にも帽子、グローブ、眼鏡、マスク、アクセサリーなども装備可能(靴は服とセットなので個別には変えられない)。

本作では主人公の性別に応じて手に入る衣装が一部異なるが、入手した衣装は性別に関係無く装備可能であり、男装も女装も出来る。
入手した衣装はクリア後に引き継ぐ事は出来ず、後述の巨影メダルで購入できるもののみ間接的に引き継げる。また、鏡を調べると髪型の変更もできる。髪型は巨影メダルとの交換で増えていく。

乗り物

ステージに応じて、自動車、オートバイ、フォークリフト、レイバー(エイブラハム)、馬などの乗り物を操作する事がある。

KYOEI NEWS

主人公がアカウント登録している、配信型ニュース。各エピソードごとのリザルトを担当しており、作中でとった行動によって記事が増えたり変化したりする。
また、ここで本編では語られない裏の出来事や設定が明かされる事もある。ニュース以外にも広告も表示される。
一度見たニュースはセーブすることでシステムデータに保存され、すべてのセーブデータで共通して「コレクション」というメニューから閲覧することが可能。
複数ある選択肢で、それぞれ別のNEWSになる場合もある。一覧には作中の映像を使ったサムネイルが表示されるが、最初に取得した際の衣装がすべて反映される。

巨影メダル

フィールドに散らばっているメダル状のアイテム。3種類あり、それぞれ獲得できるメダルの量が異なる。リザルト画面で各種衣装と交換することができる。
衣装はストーリー進行で増えていくが、一度購入した衣装は2周目からは最初から購入可能(性別限定のものは別)。この方法で入手しないと獲得できないニュースが存在している。
当初は周回プレイでもメダルが引き継がれる事は無かったが、アップデート後は前周のメダルは使用済みのものを含めて全て引き継がれるようになった。

わらしべイベント

竹辺幸からもらえる巨大エメラルドから始まる、資産を激増させることができるイベント。ただし、トロフィーにはあまり関係しない。物々交換ではなく一旦現金を介してより高級な不動産を獲得していく。そのため、一度売り払って現金化させる必要がある。
各不動産は入手時の選択肢によって後の資産価値が変化するようになっており、主に売り主の喜ぶ選択肢だった場合は高額で売り払うことができ、後のイベントにつなげることができる。
また、選択肢ごとに獲得できるKYOEI NEWSが異なっている。

『巨影都市』の登場人物・キャラクター

主人公

本作の街に住んでいる若者。会社員・学生・テンション高めの若者・主体性の無い若者からプレイヤーは選び、髪型、見た目も選択肢に対応する。名前の変更も可能で立ち振る舞いや言動はプレイヤーの自由だが、時折自発的に発言や行動を取る事もある。
一般市民であるが、フォークリフト、馬、レイバーをも乗りこなす。苦しみながらもゴーゴーカレーの総重量2.5kgを誇るメジャーカレーワールドチャンピオンクラスを短時間で完食できるほどの大食漢。

紫色の閃光を目にしたことから、紫の怪光という謎の能力を手にする。さらに突如出現した「巨影」に狙われており、ヒロインの香野ユキと共に「巨影」の脅威から逃れようと奔走する。しかし行く先々で「巨影」が主人公の居る場所にしか出現しない事から、周りから「巨影」を呼び寄せる元凶ではないかと疑われるように。
その為、「W&Pコンサルティング」に狙われる羽目になり、連れ去られてしまったユキを柏木リサと共に救出に向かう。

実は冒頭の「紫色の閃光」を目にした瞬間から思念体に記憶を書き換えられており、会った事も無い香野ユキを近しい人として認識。誰とも待ち合わせなどしておらず、たまたま通りかかった主人公が偶然思念体に選ばれた。作中で見せる特殊能力や驚異的な回避力も思念体に力を与えられた為使えた代物だった。
最後はユキと共にヘリに乗り遅れてしまうが、思念体に真実を告げられた後に意識を失い、ヘリの中で目を覚ます。周りが皆ユキの事を忘れた中、ただ一人だけ彼女の事を覚えていた。

三崎 ケン(みさき けん)

出典: dengekionline.com

CV:佐藤拓也
男性主人公。初期装備は黒い短髪、ネクタイをつけた破れたビジネススーツの会社員。
名前やビジュアルは変更可で場合により女装もする。男性主人公のみ、香野ユキに膝枕をしてもらう選択肢が出現。

松原 ミハル(まつばら みはる)

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