巨影都市(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『巨影都市』(きょえいとし)とは、グランゼーラ開発のPlayStation 4用サバイバルアドベンチャーゲーム。バンダイナムコエンターテインメントとの共同プロデュース作品。どこにでもあるような光景が広がる現代の街「宮都県・宮都市」、主人公は待ち合わせ場所に向かっていた。その時、突然謎の巨人が二体も街中に出現し、街はパニック状態に。「巨影」による街への被害が広がる中、待ち合わせていた女性、香野ユキと共に、次々と出現する「巨影」から脱出を目指すSFサバイバル。

アイレム、グランゼーラではお馴染みだが、主人公の性別に関わらずパートナーは女性のヒロインなので、女性主人公でもヒロインとの関係性で恋人が選ぶことができる。
女性主人公としては感情移入がしにくく、好きな人は良いが耐性の無い人でもそんな選択肢にひたすら付き合う事になる。
ストーリー中にヒロインと「カップル」呼ばわりされるシーンすらもあり、ニュースでも時折カップルと書かれる。

バカゲー要素あふれる選択肢

アイレム時代からの伝統の面白選択肢も健在。
女性キャラへのセクハラ発言や、バイクを見て「俺(私)にバイクを渡すとはいい度胸してるぜ」とイキった発言をしたり、現代の日本で馬で逃げたり、巨影をバックに写真を撮るなど選択肢次第でやりたい放題できる。
分岐はあるものの1つのエンディングしかないため、気楽に選択することができる。
特に、武藤から逃げる際に動物、やかん、留守録などの声モノマネで切り抜ける展開は非現実的だがユーモアにあふれ、更に声優の本気を垣間見ることができる。
随所に散りばめられた小ネタの回収をするのも一つのやり込み要素だ。

ダダの標本化エンド

STAGE11「気がつけばすぐそばに影」のダダにやられると、ゲームオーバー画面が異なる。
数秒のカットインが入り、捕まった研究員と共にミクロ化されて標本用の試験管のような物に入れられる演出がある。

『絶体絶命都市』シリーズゲストキャラクターの原作オマージュ

『絶体絶命都市』シリーズに登場するキャラクターに出会うシーンがそれぞれの原作を彷彿とさせるシチュエーションで構成されている。

・STAGE1「夜の街に現れた巨大な影」にて韮沢署の秋本と、兄殺しの女・佐伯 優子。『絶体絶命都市2』同様、手錠をされている状態で遭遇することができる。またSTAGE16「正面から向かってくる大きな影」のコンビニで隠れる佐伯 優子に再び会える。
・STAGE2「地下に蠢く影」で宝石店で火事場泥棒をしている宝石をあさっている女 ・竹辺 幸。『絶体絶命都市』でも宝石店で宝石をあさっていた。
・STAGE2「地下に蠢く影」でレギオン草体に下敷きにされてる比嘉 夏美。『絶体絶命都市3』まで登場している。
・STAGE3「橋を覆う巨大な影」で橋の下層にいる赴任初日らしい記者:須藤 真幸。『絶体絶命都市』の主人公で今作も災難に合うも、KYOEI NEWSにて橋崩落後岸まで泳ぎ切ったことが確認できる。
・STAGE4「忍び込み奪う影」でイベリスタワーの階段前で片付けをしているウェイターの男性・篠原 一弥。『絶体絶命都市2』と同様、ウェイターのアルバイトをしている時に災害に巻き込まれる。話しかけると原作での仕事中に怒られた時のモーションを行う。(原作では叫ぶアクションをウェイターの仕事中にすることで怒られる)
・STAGE4「忍び込み奪う影」で女子トイレから登場する辺見 泰造。『絶体絶命都市2』では女子高生のメインキャラクターをストーキングし同様に女子トイレから現れる高校教師。トラウマ必須。
・STAGE5「抑えきれぬ衝動が生み出す影」のコンビニで立ち読みしているタクシー運転手は柘植 明。『絶体絶命都市2』同様、タクシー運転手を継続。
・STAGE8「禍々しい金色の影」で駅前の車の上に立って撮影しているのは、陣内 晃二。『絶体絶命都市』同様、フリーのジャーナリストをしている模様。話しかけると、STAGE14「全てを踏みにじる圧倒的な影」にて出版社内で再びあった陣内晃二に、「また会ったな」といわれる。

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