Green Day(グリーン・デイ)とは【徹底解説まとめ】

Green Day(グリーン・デイ)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身、ビリー・ジョーアームストロング(Gt.Vo.)、トレ・クール(Dr.)、マイク・ダーント(Ba.)によるスリーピース構成のパンク・ロックバンド。1994年にメジャーデビューを果たす。3コードによるメロディアスかつキャッチーな楽曲、社会情勢を風刺した皮肉の効いた歌詞、70年代のパンク・シーンを引き継ぎポップ・パンクへと昇華したサウンドを武器に活動する、米国をはじめ世界中で根強いファンをもつロックバンド。

グリーン・デイのメジャー・デビュー・アルバム、通算3作目のスタジオ・アルバムである。アメリカのビルボード200チャートでは2位になった。グリーン・デイ自身最大のヒット作である。「ロングヴュー」「ウェルカム・トゥ・ザ・パラダイス」「バスケット・ケース」「SHE」「ホェン・アイ・カム・アラウンド」の5曲がシングル・カットされた。タイトルは、アメリカの俗語で「うんち」という意味。後にビリー・ジョーは「これは明らかにラリった勢いでつけたもんだよね。マジで。あの頃の俺たちってすげえ勢いで大麻キメてたから。そのノリで『こんなことしたら面白くね?』って感じだったんだ」と回想している。『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』には193位にランクインするなど、評価は高い。作詞はビリー・ジョー・アームストロング。作曲はグリーン・デイ。ただし、エムニアス・スリーパスはマイク・ダーント、グリーン・デイのクレジット。

収録曲
Burnout
Having a Blast
Chump
Longview
Welcome to Paradise
Pulling Teeth
Basket Case
She
Sassafras Roots
When I Come Around
Coming Clean
Emenius Sleepus
In the End
F.O.D.
隠しトラックとして、トレ・クールによる曲、「All By Myself」が収録されている。

Insomniac

通算では4枚目のアルバム作品。1995年10月10日に発売され、アメリカのビルボード200チャートでは、前作『ドゥーキー』と同じ2位となり、『ドゥーキー』、『アメリカン・イディオット』に次ぐ700万枚のセールスを持つ。タイトルは不眠症の人をさす。作詞はビリー・ジョー・アームストロング。作曲はグリーン・デイ。ただし、「パニック・ソング」は作詞マイク・ダーント、ビリー・ジョー・アームストロング、作曲グリーン・デイのクレジット。
収録曲
Armatage Shanks
Brat
Stuck with Me
Geek Stink Breath
No Pride
Bab's Uvula Who?
86
Panic Song
Stuart and the Ave.
Brain Stew
Jaded
Westbound Sign
Tight Wad Hill
Walking Contradiction

Nimrod

通算で5枚目のアルバム作品。1997年10月14日に発売され、アメリカのビルボード200チャートでは10位にランクした。本作は500万枚のセールスがある。作詞はビリー・ジョー・アームストロング。作曲はグリーン・デイ。
収録曲
Nice Guys Finish Last
Hitchin' a Ride
The Grouch
Redundant
Scattered
All the Time
Worry Rock
Platypus (I Hate You)
Uptight
Last Ride In
Jinx
Haushinka
Walking Alone
Reject
Take Back
King for a Day
Good Riddance (Time of Your Life)
Prosthetic Head
Desensitized

WARNING:

グリーン・デイの6thアルバムである。グリーン・デイ第1章の終わりを告げる作品となった。「マイノリティ」、「ウォーニング」、「ウェイティング」、「メイシーズ・デイ・パレード」の4曲がシングルカットされた。
収録曲
Warning
Blood, Sex And Booze
Church On Sunday
Fashion Victim
Castaway
Misery
Deadbeat Holiday
Hold On
Jackass
Waiting
Minority
Macy's Day Parade
Brat (Live) ※日本盤・オーストラリア盤のみ収録
86 (Live)※日本盤・オーストラリア盤のみ収録

American Idiot

7作目のスタジオ・アルバム。テーマは「反戦」。アルバム製作中に起こったイラク戦争に対するメンバーの激怒がオペラという形で表現されている。本来は、全く別のコンセプトで作られる予定であったが、マスターテープの盗難に遭った。しかし、それらは再録せず一から作り直している。全米(Billboard 200など)・全英(UK Albums Chartなど)、ともに1位を獲得。また、全米、全英で大きな売上をあげた。『ウォーニング』以来4年ぶりとなる、バンド史上最長のインターバルを挟んで発表され、グリーン・デイの第二章の始まりを告げるアルバムとされる。短い曲を繋ぎ合わせた組曲形式の楽曲が2曲収録され、グリーン・デイの新境地を開いたアルバム。今作は、アルバム全体がひとつのコンセプトを帯びて制作されている「パンクオペラ」として、今まで批判的だった人達を脱帽させる形となった。2005年には、グラミー賞のロック部門で最優秀賞を受賞している。また、2006年にはアルバムからの2ndシングル「ブールヴァード・オブ・ブロークン・ドリームス」でパンク史上初のグラミー賞の最高賞「最優秀レコード賞」を受賞した。『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』に於いて、225位にランクイン。また、『ローリング・ストーン誌が選ぶ 2000s・ベストアルバム』では、22位にランクイン。夢を見て故郷を飛び出した主人公、ジーザス・オブ・サバービア(Jesus of Suburbia)と彼のもうひとつの人格、セイント・ジミー(St.Jimmy)との葛藤の日々を描く。収録曲「ジーザス・オブ・サバービア」「ホームカミング」は複数の曲を繋げて構成される形式の組曲となっており、これらは「パンクオペラ」と称されることがある。本作収録の2曲は、それぞれ5部の構成を持った組曲となっている。作詞はビリー・ジョー・アームストロング、作曲はグリーン・デイ。ただし、組曲、ホームカミングのうち、「Nobody Likes You」はマイク・ダーント作詞、「Rock and Roll Girlfriend」はトレ・クール作詞。
収録曲
American Idiot
Jesus of Suburbia
I. Jesus of Suburbia
II. City of the Damned
III. I Don't Care
IV. Dearly Beloved
V. Tales of Another Broken Home
Holiday
Boulevard of Broken Dreams
Are We the Waiting
St. Jimmy
Give Me Novacaine
She's a Rebel
Extraordinary Girl
Letter Bomb
Wake Me Up When September Ends
Homecoming
I. The Death of St. Jimmy
II. East 12th St.
III. Nobody Likes You (ベーシストのマイク・ダーントがボーカル)
IV. Rock and Roll Girlfriend (ドラムスのトレ・クールがボーカル)
V. We're Coming Home Again
Whatsername
Favorite Son

21st Century Breakdown

グリーン・デイにとっては、通算で8枚目のアルバム作品。 2009年5月15日に全世界(一部を除く)で同時発売され、アメリカのビルボード200チャートでは堂々1位にランクした。前作7thアルバム『アメリカン・イディオット』に続くコンセプト・アルバム。2人の若者が主人公の3部構成のストーリーで、第1幕「ヒーローとペテン師」、第2幕「いかさま師と聖人」、第3幕「馬蹄と手榴弾」から成っている。「経済危機」や「環境問題」など「21世紀最初の大きな危機」がテーマである。本作にも、前作アメリカン・イディオット同様に組曲が収録されているが、今回は2部構成のアメリカン・ユーロジーの1曲のみとなっている。そのうち「Modern World」はマイク・ダーントがリード・ボーカルをとっている。なお、トレ・クールは本作にボーカルとしては参加していない。第52回グラミー賞のロック部門にて、本作で「最優秀ロック・アルバム賞」を受賞した。作詞はビリー・ジョー・アームストロング、作曲はグリーン・デイ。
収録曲
Song of the Century
第1幕Heroes and Cons
21st Century Breakdown
Know Your Enemy
Viva la Gloria!
Before the Lobotomy
Christian's Inferno
Last Night on Earth7
第2幕Charlatans and Saints
East Jesus Nowhere
Peacemaker
Last of the American Girls
Murder City
Viva la Gloria? (Little Girl)
Restless Heart Syndrome
第3幕Horseshoes and Handgrenades
Horseshoes and Handgrenades
The Static Age
21 Guns
American Eulogy
A.Mass Hysteria
B.Modern World(ベーシストのマイク・ダーントがボーカルをとっている)
See the Light
Lights Out※日本盤ボーナス・トラック

Uno!

3部作の第1作目。ジャケットにはビリー・ジョー・アームストロングが写っている。オリコン・アルバムチャートでは3位(洋楽1位)を記録した。全英アルバムチャート、全米アルバムチャートではともに2位を記録している。『ウノ!』からは、「オー・ラヴ」、「キル・ザ・ディージェイ」、「レット・ユアセルフ・ゴー」の3曲がシングルカットされた。
収録曲
Nuclear Family
Stay the Night
Carpe Diem
Let Yourself Go
Kill the DJ
Fell for You
Loss of Control
Troublemaker
Angel Blue
Sweet 16
Rusty James
Oh Love

Dos!

3部作の第2作目で、ジャケットにはマイク・ダーントが描かれている。オリコン・アルバムチャートでは8位(洋楽2位)を獲得。全英では10位、全米では9位を記録した。
収録曲
See You Tonight
Fuck Time
Stop When the Red Lights Flash
Lazy Bones
Wild One
Makeout Party
Stray Heart
Ashley
Baby Eyes
Lady Cobra
Nightlife
Wow! That's Loud
Amy

Tre!

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