INFAMOUS ~悪名高き男~(インファマス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『INFAMOUS ~悪名高き男~』とは、ソニー・コンピュータエンタテインメントにより2009年に発売されたPlayStation 3専用のサードパーソンアクションゲーム。
荒廃した街を舞台に、電気を操る能力を持った主人公「コール・マグラス」が派手な戦闘を繰り広げるゲームで、プレイヤーの選択によるストーリーの分岐とオープンワールドのマップが生み出す、高い自由度が特徴的。主人公が善人か悪人かで扱う特殊能力が異なり、ミッションも変化する。

コールの同僚で運び屋。コールが街の人々から事故の首謀者であると疑われても、彼を一切疑うことなく協力する姿勢を見せる。コールを避難させるため街の外への脱出を試みるが失敗し、モイヤの交渉によって彼女の夫ジョンを探す手伝いをする。プレイ中は頻繁に登場したり、電話をかけたりすることでコールに進むべき道を示すガイド役も勤めている。物語中盤でレイ・スフィアを手にしたジークは、間近で超能力を使うコールを見てきたせいか、多くの犠牲を払ってでも超能力を得ようとする。しかし、その影響で結果的にコールの恋人であったトリッシュを犯罪組織に捕らえられてしまい、命を奪われてしまう。このことから、ゲーム終盤からは改心しており、以前よりも積極的にコールのサポートに徹するようになる。

トリッシュ

コールの恋人であり、医者を目指している女性。レイ・スフィアの大爆発が起こった事故により妹を亡くした。その荷物を運んでいたコールに妹の死について責め立て、彼のもとを離れる。実はコールを責めることは間違っていると理解している。しかし、妹の死や街の急速な退廃に気持ちが追いつかず、コールを責め立ててしまう。

事故の後は、傷病者を助けて回っている。コールがタールのような物質に毒されて困っている時などに治療をしてくれたり、傷病者の周りの武装勢力を討伐する依頼を持ちかけたりなどと、プレイ中に何度かコールと助け合う姿が見られる。プレイ時の選択によっては物語中盤にかけて和解し仲を深めることができる。しかし、物語終盤で犯罪組織メンタリストたちに捕らえられてしまい、そのまま命を奪われる。

モイヤ

自称FBIエージェントの女性。レイ・スフィアが入った荷物を運んでいるコールの映像を流して、彼を街の外に繋がる橋におびき寄せることに成功し、超能力をもつ彼に取引を持ちかける。彼女は、夫であるジョン・ホワイトが犯罪組織の潜入調査中に疾走してしまったことを気にかけて、彼を探してもらう代わりにコールを街の外へ逃すと約束する。実はジョンとはあまり深い関係ではなく、レイ・スフィアを手に入れるためにコールを利用していたと思われている。

ジョン・ホワイト

FBIエージェントの男性。同じくFBIの捜査官を名乗る女性モイヤから夫であると紹介されたが実際には婚姻関係などないという。犯罪組織メンタリストが開発する装置を調査するため、組織内部に潜入していた彼は、アンテナを用いて上官と連絡をとっていたが、連絡が途絶えてしまった。物語終盤にコールと協力してレイ・スフィアを見つけるが、その強大なパワーに巻き込まれて命を落とす。

ビースト

コールの宿敵。未来の世界で破壊の限りを尽くす。コールとの戦闘は続編で描かれる。

メンタリスト

歴史地区を支配する武装集団。超能力に関しての研究を行なっており、ケスラーを指導者として活動している。かつてはサーシャやオールデンも所属していた。

ケスラー

コールと同じような超能力を用いるが、明らかにコールよりも一枚上手な超能力者。メンタリストの指導者として、元々のリーダーであったオールデンを制して犯罪組織のトップに君臨している。度々コールに接触しては、見透かしたような態度で彼を困惑させつつも導く。

物語終盤で未来から来たコールであることが発覚する。この世界から何十年か後の世界で暮らす彼は、世界中を破壊して回った宿敵ビーストに立ち向かわず、家族と共に逃げ回っていたことをひどく後悔し、過去の自分が情に惑わされてビーストとの戦闘を避けることがないよう導くために身の危険を承知で過去にやってきた。そして膨大なエネルギーを秘める装置レイ・スフィアの開発を急ぐため、メンタリストの指導者になった。最終決戦ではこのことを過去の自分に打ち明け、最後の力を振り絞って宿敵ビーストに立ち向かうように促す。

ダストマン

スラム街を支配する武装集団。ボロ布とガラクタを身に纏っている。リーパーとは対立している模様。上位個体であるコンジットは小規模の特殊能力を用いて、ガラクタでできた蟹やゴーレムを操ることが可能。

オールデン・デイト

ダストマンたちを率いる老人。強力なサイコキネシスを用いて瓦礫やガラクタを操る。これらをかき集めて作り上げた塔でレイ・スフィアを管理していた。コールの存在を知ったオールデンは、彼の相棒であるジークを人質にとり、彼を自らの用意した罠の元へ誘い込もうとしたが、コールによって阻止されジークも救出されてしまう。その後警察に捕まることがあったが、部下であるダストマンたちのはたらきにより脱獄することができた。レイ・スフィアを求めて塔にやってきたコールとジークを相手に戦闘を繰り広げていると、自分の地位を奪った男ケスラーがやってくる。結果的にジークとケスラーの手によってレイ・スフィアを持ち去られたオールデンは憤慨し、無我夢中で彼らを追いかけたがその道中でコールと戦闘し、海の中に沈んでいく。

リーパー

ネオン街で暴れ回る武装集団。赤いパーカーを着用しており、口からはタールのような物質を垂れ流している。上位個体であるコンジットは白いパーカーを着用し、瞬間移動や衝撃波を用いて攻撃する。

サーシャ

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