不条理すぎて賛否両論な映画まとめ!『ミスティック・リバー』など
ここでは不条理な結末が賛否両論を巻き起こした映画をまとめた。幼馴染が殺人事件の容疑者・担当刑事・被害者の父という立場で再会する『ミスティック・リバー』、ギャングから金を盗んだ男・ギャング・保安官がお互いを追跡する『ノーカントリー』などを紹介している。
▼『ミスティック・リバー』
出典: www.amazon.co.jp
中盤とは対照的に、ラストはあっけない上、観客は不条理さに納得できずに終わるんですね。そこが狙いなんでしょう。しかしそれでいいのかと考えさせられる。
極めて原作に忠実だが、ラストちょっと違う。「現実は闇に葬られ、表面に出てこないこともある」「真実は皆が知っている現実とは違う」という人間世界の悲しい不条理を強く打ち出している。
出典: ameblo.jp
原作者や監督の言いたい事なんて実際はどうでも良くて、どれだけその映画に引きずり込まれたか、というのが大事だと思うわけです。そういう点では、ガッツリ引きずれ込まれましたし、その後も引きずりました。
イーストウッド監督『ミスティック・リバー』、こんな辛くて残酷で悲しい映画はしばらく観たくない。しかし傑作だった。
— かな (@kana27601) 2013.03.12 21:17
@kay10k あら、残念ですねー。 ちょっと遅れたけど、後味悪いけど『ミスティック・リバー』は大好きです。
— はいろ (@A2hyro) March 10, 2013
「ミスティック・リバー」鑑賞。
— はまじBWの作品記録 (@HamaziBWR) March 9, 2013
サスペンス。
主演のショーン・ペンのにこういう役をやらせると本当にうまい。またショーシャンクの空にの、Tロビンスの狂気じみた演技も見もの。ただただ虚しく哀しい。良かれと思ってやったことやが全て裏目に出てしまう。この哀愁は監督が創り出しているのか。
土曜の朝から「ミスティック・リバー」見てたなう。面白かったけど暗い…。しなくていい贖罪をすればするほど救いがなくなってく話だなあー いろんな人の短期的な心の安寧のためにどんどん泥沼に。°(°nn°)° 。デイブまじ可哀想
— あび沢@101号室 (@momomo7momomo) 2013.03.09 09:53
▼ノーカントリー
出典: www.amazon.co.jp
あまりに影響を受けてハッとすることがあるくらい衝撃的な映画だ。ラストシーンは賛否があるだろうが、はっきり言ってここまで来るとどんな終わり方をしたっていいのだ。
出典: www.tcp-ip.or.jp
絶望ばかりが詰め込まれた本編のラストで老保安官が語る「昨日みた夢」。昔に亡くなった父との、愛情溢れるやりとりを夢にみた彼の心にだけは、少しの平穏が訪れたのだと願いたいです。
彼らにとっての意図が一種難解だったとしても、知識のない観客にも近い解釈にたどり着けるようにしてあるのが、さすがです。
略されると意味不明になるやつだな。「ノーカントリー」だと意味不明だけど「No Country for Old Men」だとなるほどみたいな。
— 吉井宏 (@hiroshiyoshii) March 13, 2013
アカデミー賞はアカデミー賞でも、第80回アカデミー賞作品賞を受賞したノーカントリーを見ております。地の色が鮮やかでいいね!
— momocky (@mo_mo_mo_mo_ki) March 8, 2013
▼カフカの「城」
出典: www.amazon.co.jp
全編を通して息詰まるような閉塞感を感じる。また、いかに原作に忠実だからといって、映画的解釈を放棄したのはいかがなものかと思う。
登場人物の配役の魅力やストーリー展開のわかりやすさからいえばハネケ版は良いと思う。ラストは、カフカが未完に終わらせている為だけれど、ハネケらしい終わり方によく合ってた。
出典: voldenuit.org
ラストカットも通常の映画ではあり得ない終わり方で、衝撃的である…が、これも原作に忠実であるらしい。
出典: www.dpa.co.jp