はるかなレシーブ(Harukana Receive)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『はるかなレシーブ』とは2015年より『まんがタイムきららフォワード』で連載された、如意自在の漫画。2018年にはテレビアニメ化されている。沖縄を舞台として、女子高校生たちがビーチバレーに情熱を捧げる姿が描かれている。主人公はビーチバレー初心者でありながら長身の大空遥と、小柄でビーチバレーの挫折経験がある比嘉かなたの2人。従姉妹同士であるこの2人が、遥の母親の仕事の都合で、沖縄で同居生活をはじめるところから物語がスタートする。

「なるあや」ペアとのリベンジマッチに向けて練習する遥のもとを、彩紗が訪れる。そこで遥は改めてかなたと成美の関係を聞いた。
以前ペアを組んでいたという2人。しかしかなたの身長が伸び悩み、高身長を活かして戦っていたのにその戦法が通じなくなっていった。そして成美の足を引っ張ってしまうようになり、自分からペアを解消したという。さらに遥のビーチバレー競技者としての可能性を見た彩紗は、本気でビーチバレーをやりたいなら逃げ出したかなたと組べきではないと苦言を呈す。
それを聞いた遥は「かなたちゃん本当にビーチバレーが好きって感じだし、この一週間、一緒に練習してきて私もすっごく楽しかったんだよね。だから私、かなたちゃんを信じたいんだ」と言った。リベンジマッチに向けてかなたと一緒に練習してきた遥は、かなたの中にあるビーチバレーに対する思いを感じ取っていたのだ。

プレイスタイルを変えるかなた

トーマス・紅愛とトーマス・恵美理が所属する、うるま高校バレーボール部ビーチバレー支部に入部する遥とかなた。そこで「エクレア」ペアと練習試合することになるが、かなたはパワープレーに固執し、全く点を取る事が出来なかった。小学校時代には高身長を活かしたパワープレーで「エクレア」ペアを破ったこともあるのに、今は全然うまくいかない。恵美理にプレースタイルについて言われるが、かなたは自分を変えることができずにいた。
しかし点を取る為ならどんな戦い方でもする遥のプレースタイルを見て、かつて自分がパワープレーが好きだった理由が、単に得点が多く取れるだけであったということを思い出し、トリック系のショットを多用していくことになる。かなたが自分の殻を破った名場面である。

『はるかなレシーブ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

影響を受けた作品は『ハナヤマタ』

作者の如意自在は本作について、影響を受けた作品として浜弓場双の漫画『ハナヤマタ』を挙げている。『ハナヤマタ』も『はるかなレシーブ』と同じく『まんがタイムきららフォワード』連載の漫画で、一時期両作品がともに雑誌に掲載されていた。

ミカサとのコラボ

原作漫画やアニメで使用されているビーチバレーのボールは実在のスポーツ用品メーカーであるミカサの製品という設定で、ロゴもしっかりと描かれている。これはカサが様々な漫画作品との間で行っている正式なコラボレーションの一環によるもの。

『はるかなレシーブ』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):大空遥(優木かな)、比嘉かなた(宮下早紀)「FLY two BLUE」

主題歌「FLY two BLUE」
作詞・作曲・編曲 - 西川マコト /
歌 - 大空遥(優木かな)、比嘉かなた(宮下早紀)

OP(オープニング):大城あかり(木村千咲)「前を向いて!」(第7話)

大城あかりが、妄想の中で人気アイドルになってライブで歌う曲という体裁で流れる、第7話の特殊オープニングテーマ。

ED(エンディング):大空遥(優木かな)、比嘉かなた(宮下早紀)、トーマス・紅愛(種﨑敦美)、トーマス・恵美理(末柄里恵)「Wish me luck!!!!」

エンディング「Wish me luck!!!!」
作詞 - 小坂りゆ / 作曲・編曲 - NAOKI MAEDA /
歌 - 大空遥(優木かな)、比嘉かなた(宮下早紀)、トーマス・紅愛(種﨑敦美)、トーマス・恵美理(末柄里恵)

挿入歌:大城あかり(木村千咲)「ワクワクシークヮーサー」(第7話)

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