こみっくがーるず(第6話『丸刈りにしてきます』)のあらすじと感想・考察まとめ

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幽霊を見てしまう薫子。しかしその正体は、先輩まんが家の怖浦だった。どうしても怖浦がコワイ薫子のために、琉姫たちは、なんとかしようと部屋にこもる。担任の虹野は、コスプレのことが薫子たちに、ばれていないか心配でならなかった。そんなとき、翼がノートに描いた暗黒勇者の絵を見てしまう。問いただす虹野に、翼は暗黒勇者のどこが好きなのかと切りかえす。
今回は「こみっくがーるず」第6話『丸刈りにしてきます』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「こみっくがーるず」第6話『丸刈りにしてきます』のあらすじ・ストーリー

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萌田薫子 「あそこに、なにかいたような」

風呂でくつろいでいた薫子は、窓の外に黒い影を見る。外を確認する薫子と小夢。なにも異常はない。屋内に戻る二人。
小夢 「にしても最近、暑いね」
暑さを気にする小夢。薫子は、まだ震えている。
薫子(かおす) 「幽霊コワイです」
突然背後に、ただならぬ気配を感じた薫子が振りかえると、髪の長い少女が立っている。小夢の足元に、うずくまる薫子。
少女 「幽霊、信じてないの?」
薫子(かおす) 「あばばばばっ」
薫子は慌てて琉姫の部屋に駆け込む。
琉姫 「どうしたの、かおすちゃん」
薫子(かおす) 「幽霊さんが」
翼 「見間違いじゃないの」
薫子(かおす) 「いえ、髪が長くて真っ黒で、顔が見えないくらいで」
そのとき廊下から、小夢の悲鳴が聞こえた。見ると、少女が小夢にくっついている。
小夢 「気持ちいい」
少女 「でしょう。あたしの体、冷たくて」
琉姫 「フーラ先輩!」
琉姫は少女をそう呼んだ。
怖浦 「琉姫ちゃんと、つーちゃん」
琉姫 「わたしたちが入寮したときに、お世話してくれた先輩よ」
怖浦 「怖浦すず、高二、ホラーまんが家です」
翼 「実家に帰っていたはずじゃ」
琉姫に抱きつく怖浦。おびえる琉姫。
怖浦 「二人とは仲よしなの。ところでさっき、いい声で泣いていたのは、この子?」
小夢 「かおすちゃんです」
怖浦 「髪長くて、きれい。長い髪って霊力宿りやすいから、かおすちゃん霊に好かれそう」
翌朝、洗面所の鏡の前で歯を磨く薫子は、昨夜のことを思い出していた。
薫子(かおす) 『フーラ先輩、コワイです。会わないように、気を付けないと』
一方、部屋では琉姫と翼が、噂をしている。
琉姫 「かなり怖がってたわね、かおすちゃん」
翼 「無理ないかも。フーラ先輩、神出鬼没だし」
怖浦は、薫子の部屋を頻繁に訪ねはじめた。すっかり恐怖におちいった薫子は、琉姫に泣きつく。
翼 「るっきーも最初かなり、つきまとわれてたよね」
琉姫 「フーラ先輩をあきらめさせるには、心を鬼にしてスルーするしかないわ」
その夜、入り口をダンボールなどでふさいだ薫子たち。
琉姫 「絶対、部屋に入れちゃダメ」
雷鳴がとどろき、雨が降りだす。床がきしみ、誰かが激しく戸を叩いた。
怖浦 「かおすちゃん、いるんでしょう。開けてえ、開けてよ」
落雷の音が響く。
怖浦 「ひとりだと、さみしいの。せっかく寮に戻ってきたのに、同室だった子もいなくなっちゃって、ひとりぼっち」
雨がおさまり、強風が吹く。
怖浦 「人との接し方が、あたしよく分からないから、変だから、みんな、あたしを避けてるんだ」
その言葉を聞いた薫子は、ハッとする。
薫子(かおす) 「なんだかその気持、分かっちゃいます。わたしも、みなさんにまぜてもらえなかったら、ひとりぼっちだったので、放っておけません」
戸を開けた薫子。怖浦はニッコリと微笑むと、薫子に両腕をまわしガッチリとしがみつく。背中にあたる胸の感触に気付いた薫子は思った。
薫子(かおす) 『細身なのに結構胸がおっきくて、よく見るときれいな人。なんでしょうか、このギャップ』
怖浦 「友だちに、なってくれる?」
薫子(かおす) 「はい」

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怖浦すず 「友だちに、なってくれる?」

翌日、薫子と小夢の部屋。
薫子(かおす) 「フーラ先輩、すごく肌白くて、きれいですよね」
怖浦 「そうかな、あまり外でないから」
小夢 「いつも、カワイイワンピース着てますよね。どこで買ったんですか」
心の中で、怖浦はつぶやいた。
怖浦 『普通に扱われるの、なんか気はずかしい』

ある朝。ネームを考えていて徹夜だった翼は、眠そうにしていた。
小夢 「翼さん、読者アンケートの順位、上がったんですね」
翼 「嬉しいけど、プレッシャー。それに、どうして上がったのかナマの声を聞きたい」
琉姫 「つーちゃん、今日は授業中、寝ちゃいそうね」
新作のキャラクターをみんなに見せる薫子。担任の虹野がモデルだ。
琉姫 「このままじゃ、キャラクターにギャップがないわね」
このあいだ、遊園地でした暗黒勇者のコスプレを、薫子たちに見られていないか心配な虹野は、ずっと考えていた。
虹野 『あの子たちが、なぜあそこにいたのか……。もしかして、ファン?』
机につっぷして、寝ている翼。

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学校で寝てしまう、勝木翼(ウイング・V)

虹野 「なぜ、そんなに眠いのですか。夜ふかし、してるんじゃないですか」
まんがを描いているとは言えず、翼は黙り込んでしまう。昼休み、屋上に集まった四人。
薫子(かおす) 「翼さん、目を付けられてしまいましたね」
小夢 「思い切って本当のこと、虹野先生にだけは言った方が、いいんじゃ」
琉姫 「受け入れてもらえるかしら、すごくマジメだし、説教される可能性も」
翼 「どっちにしても、わたしは口止めされてる。女子高生が作者だと、少年まんがのイメージに似合わないって」
授業中、翼の様子をうかがう琉姫。翼は、ノートに絵を描いていた。
琉姫 「寝なければ、なにしてもいいわけじゃないのよ」
翼 「こうでもしないと、寝そうで」
つかつかと翼のところにやってきた虹野は、ノートを取り上げ、翼の腕をつかむと屋上へ向かった。薫子たちは、離れたところから見守っている。
虹野 「勝木さん、聞きたいことがあります。もしかして、あなたも好きなんですか? 暗黒勇者」
翼 「知ってるんですか」
虹野 「ウイング・V先生の大ファンです。勝木さんのイラストも、すごく公式のツボをおさえてます」
翼 「ええ、まあ。先生は、暗黒勇者のどこが好きなんですか」
虹野 「それはですね。絵もストーリーも、いいですけど。とにかく主人公が、カワイイじゃないですか」
翼 「カワイイ……、カッコイイじゃなくて」
虹野 「ナマイキで、半ズボンが、カワイイんです。ひざこぞう、最高です」
翼 「そういう意見も、あるんですね」
いたたまれない気持ちになった薫子は、翼の正体を虹野に打ち明ける。だが虹野は、信じようとしない。
虹野 「あなたがたに、だまされるほど、わたしは甘くないですよ」
翼 「証明になるかどうか、分からないけど。今朝上げた原稿です」
封筒から取り出したナマ原稿を翼が見せると、虹野は衝撃を受け、ひれ伏した。

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衝撃を受けた虹野美晴は、勝木翼の前にひれ伏した。

虹野 「もしかしてこの前、遊園地で行なわれたアニメイベントに、行かれましたか」
翼 「いえ。偶然その日、あそこに遊びに行ってはいたんですけど」
コスプレがばれていないことが分かって、虹野は安心する。
翼 「ウイング・Vを男だと思ってる読者が多いので、イベントとかサイン会とか、公式の場には参加できないんです。ですから、わたしがウイング・Vだってことは、秘密にしておいてください」
虹野 「もちろんです」
翼 「嬉しかったです。はじめてファンの人の、ナマの声を聞けて。応援ありがとうございます」
本当のことを告白した薫子たち。
虹野 「四人とも、まんが家ですって? それでいつも眠そうだったり、居眠りしていたんですね」
琉姫 「みんなで一緒に、寮生活をおくっているんです」
虹野 『まんが家寮。そういえばそんなの、誰かから聞いたことがあるような』
そう思った虹野は、花園に電話する。
虹野 「じゃあ、寮母さんて」
花園 「そう、わたし。うちの寮の子たち、そっちの学校に通ってるのよ」
後日。美人教師が実は少年まんが好き、という見た目と中身のギャップを元に描いた原稿を用意した薫子。
編沢 「で、今日のテーマは」
薫子(かおす) 「ギャップです」
編沢 「その着目点は、いいと思います。で、肝心のストーリーは」
薫子が描いたのは、キャラクター設定だけだった。
編沢 「ボツ以前ですね」

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編沢まゆ 「ボツ以前ですね」

「こみっくがーるず」第6話『丸刈りにしてきます』の感想・考察

「こみっくがーるず」アニメ全話のネタバレ解説まとめ

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