ハクメイとミコチ(第2話『ふたりの歌姫 と ガラスの灯 と 一服の珈琲』)のあらすじと感想・考察まとめ

『ハクメイとミコチ』とは樫木祐人による漫画作品、及びそれを原作としたアニメ作品である。
収獲祭に参加していたミコチは、エントリーしていないにも関わらず収穫祭の舞台で歌う歌姫に選ばれてしまう。始めは嫌がっていたものの収穫祭の歌が、付喪神を讃えるものだと知り共に歌姫に選ばれたコンジュと舞台に上がった。
今回は「ハクメイとミコチ」第2話『ふたりの歌姫 と ガラスの灯 と 一服の珈琲』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「ハクメイとミコチ」第2話『ふたりの歌姫 と ガラスの灯 と 一服の珈琲』のあらすじ・ストーリー

「ふたりの歌姫」

屋台料理の手伝いを終わらせてハクメイと合流したミコチ

屋台料理の手伝いが終わりハクメイと合流したミコチ。収獲祭の時期に出店される人気の露店「夢品商店」の梨ジャムはミコチが作っているために、ミコチは「梨の皮むきが永遠に終わらないと思った」と愚痴を零した。
ハクメイは「お疲れさん。まぁ間に合ってよかった。丁度今年の歌姫が決まるところだ」と声をかけた。

収獲祭で歌を披露する歌姫に選ばれたコンジュ

毎年収獲祭では投票で歌姫が決まり、歌を披露することになっているのだった。
司会者「エントリーナンバー14、コンジュ」
今年の歌姫に選ばれたのは吟遊詩人のコンジュだった。彼女が舞台に登場するものの、司会者はまだ司会を続ける。
司会者「……と、同票の方がもう一人。ノーエントリーではありますが、ミコチ」
ミコチはどうゆう訳か歌姫に選ばれてしまう。収獲祭で歌を披露して貰うと聞いたミコチは、「めでたいな」と祝うハクメイに対して、「めでたくないわよ!」と反論する。
一方でコンジュも自分以外にも歌姫が出来てしまったことに納得がいかないようだった。

歌姫に選ばれてしまい落ち込むミコチ

ハクメイ「ミコチの歌は評判いいからな」
ミコチ「どこでよ?」
ハクメイ「ほら、家事や風呂の最中によく歌ってるだろ?あれ目当てで頼んでもない新聞や行商が来てるんだぞ。知らなかったのか?」
ミコチ「知らなかった。そもそも歌姫が二人なんて聞いたことないわよ。心底間違いであってほしい」
そう零したミコチの前に「同感ですわ」と言いながらコンジュが現れた。
コンジュ「非常に不服ですけど、決まったものは仕方ありませんわ。ミコチ、私の足を引っ張ら……」
ミコチ「あぁ、大丈夫。私は辞退するから。私はいいわよ。人前で歌うの恥ずかしいし。そもそもエントリーしてなかったわけで」
歌姫が二人ということに納得出来なかったものの譲歩して共に歌おうとしたコンジュは、あっさりと歌うことを辞めてしまうミコチに腹を立てる。
コンジュ「それを聞いて安心しましたわ。明日の舞台、楽しみにしてて、くださいな!」
コンジュはそう言うと去っていく。
ミコチ「なんか、怒ってたわね」
ハクメイ「まぁな」
ミコチ「なによ。あんたまで歌えっていうの?」
ハクメイ「いや、無理強いはしないけど……。よし!ちょっと、街はずれのネムの木まで付き合え」

付喪神達を眺めるハクメイとミコチ

ハクメイに連れてこられたネムの木の上で、空に浮かぶきらきらと光るものを見てミコチは驚く。
ハクメイ「元々今日の収穫祭は、古道具の付喪神を讃えるものだったんだ。それがいつしか忘れ去られてただの収獲祭になったんだけど、今でもああやって歌姫の歌を聞きに来てるのさ」
それを聞いたミコチは、付喪神の為に歌おうと決心する。
ミコチ「客席で笑ったりしたら承知しないわよ」
ハクメイ「それは無理だ。私は真面目な顔が出来ん」

歌を披露する当日だと言うのに風邪を引くコンジュ

次の日、舞台に訪れたハクメイとミコチだったがもう一人の歌姫であるコンジュは風邪を引いていた。前日、お風呂上りに二時間発声練習をしたのが原因だった。
そんなコンジュに、喉にいいと言う夢品商店の梨ジャムを直前まで食べるように渡すミコチ。
ミコチ「流石に高い声は出ないと思うけど、行ける?」
コンジュ「私の売りはこの竪琴と、艶やかなアルトでしてよ」
ハクメイ「じゃあ丁度いいな」
ミコチ「私の売りはソプラノよ」

歌うコンジュとミコチと騒ぎ出した付喪神達

コンジュとミコチは舞台に上がると歌を披露する。
そんな二人の歌に空で聞いていた付喪神や、町中の付喪神達が騒ぎだし、街中の至るところで勝手に道具が動きだしてしまう。
ハクメイ「こりゃまた賑やかな」
ミコチ「どうすんのよ……これ」
ハクメイ「まぁ遊び疲れたら、帰るだろ」

「ガラスの灯」

日の暮れた沼で釣りをするハクメイとミコチ

ハクメイとミコチは日が暮れた沼で魚釣りをしていた。しかし、ミコチは早く帰りたがる。最近、その沼では魚の幽霊が出るという噂があるらしくミコチは怖がっていたのだった。
ハクメイ「大丈夫、醤油はある」
ミコチ「幽霊を食べる気?」
その時、ハクメイの竿に魚が喰いつく。水面から飛び跳ね姿を現したのは骨だけの魚だった。

飛び跳ねた骨の魚

ハクメイ「ありゃ、喰うところなさそうだな」
冗談を言うハクメイに対して、ミコチは骨だけで動く魚に驚き気絶してしまう。
そんな二人の元に一人の小人が現れる。
セン「すまない、うちの子が驚かせてしまって。その子を連れて来たまえ。うちで介抱しよう」

センの研究所でもある骨だけの亀ジョージ

ミコチが目を覚ました場所は、研究者であるセンの研究所だった。研究所は、骨だけになった亀のジョージの甲羅の中でもあった。
センの研究は音ランプという音に反応するガラス玉のランプを心臓として骨を動かす、というもので亀のジョージや骨の魚も同じ音ランプを使った研究成果の一つだった。
骨の魚は他のものと違い音を伝えるためのコードを必要とせず、生物に取り付けた子機で音を拾い無線で音ランプに音を伝えるという方法によって動いていた。しかし、その子機を取り付けた魚を逃がしてしまった為に動きを止められなくなってしまったのだとセンは言う。
ハクメイ「職務怠慢だな」
セン「だ、だってすごく元気な魚だったんだよ。そのおかげか骨の方も大変素晴らしい動きを……」
その瞬間、骨の魚がハクメイに飛びつき沼の中に連れ込んでしまう。

沼から助け出されたハクメイ

助けられて研究所で休むハクメイは、気持ち悪そうにするとなにかを吐き出す。
セン「これは……子機だ」
ハクメイ「そういや一昨日、ここで釣った魚を食べた時……」
ハクメイは一昨日のことを回想する。
ハクメイ「なんか変なの噛んだ」
ミコチ「出しなさい」
ハクメイ「飲んだ」
ミコチ「……え」
ハクメイが子機を飲み込んでいたことを知り、二人は納得する。
セン「君の鼓動だったのか」
ミコチ「どうりで元気なわけだわ」

後日センから送られてきた魚についていた音ランプの子機

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