Banished(バニッシュド)のネタバレ解説まとめ

「Banished(バニッシュド)」は、Shining Rock Softwareが開発した都市経営シミュレーションゲーム。
プレイヤーは、Banished=追放された人々を生存させるため、あらゆる生存戦略を駆使して住民たちを導いていく。
「シムシティ」など類似の都市経営シミュレーションに比べ、ややシビアな難易度となっている。

『Banished』の概要

「Banished(バニッシュド)」は、Shining Rock Softwareが開発した都市経営シミュレーションゲーム。
タイトルである「Banished」は「追放された(人々)」という意味である。
発音としては「バニッシュト」が近いが、プレイヤーの間でよく用いられるカタカナ表記は「バニッシュド」である。

ゲームの目的は、追放された人々を生存させ、発展を継承していくこと。
シナリオはなく、一定期間内に何かを達成しなければならないという目標もない。
ひたすら住民を生存させ、集落を存続させていくゲーム内容である。
「シムシティ」や類似の都市経営シミュレーションゲームに比べ、ややシビアな難易度となっており、環境を整えればあとは放っておいても発展するということはなく、こまめに手を入れていかなければ住民はあっという間に全滅する。
食料自給や人口増減などのバランスの調整をしくじると大規模な飢餓や凍死などを起こしてしまう。他にも、火事や竜巻といった天災、住民の疫病、畑の虫害や家畜の病気などの災害が発生することにより、思わぬ壊滅を招くこともある。

購入はShining Rock Software社の公式ホームページか、Steamから購入できる。
値段は19USDである。Steamからならば日本円での決済が可能、かつ購入の手続きも日本語で行えるので購入へのハードルは低い。
2017年時点ではWindows版のみであるが、将来的にはMac版、Linux版、SteamOS版の製作が予定されている。
その他アップデートについては予定されておらず、機能増設などはMOD(ゲームの機能を拡張するためのデータファイル)でユーザー各自が追加をしてほしいとのShining Rock Software社の姿勢である。

ゲームは全文英語。といっても短い平易なテキストであり、アイコンでおおよその意味はわかるようになっている。
「The reserve of Fire Wood is low」(ゲーム中より、薪が不足している警告文)程度の文章が読めればプレイには不足しない。
チュートリアルは英語での文章が続くためやや難を感じるが、それはYouTubeやニコニコ動画などの動画配信サイトにある実況プレイなどを見ておおよそを掴んでおけば十分である。

MODについて

MODとは、ゲームデータの改造や追加を行うユーザー製のデータファイルのこと。
ゲーム内のテクスチャー、モデルの差し替えをはじめ、マップやアイテムなどの新規追加、ゲームバランスの調整やバグ修正、言語ローカライズなど、内容は多岐にわたる。

BanishedはMODに対して寛容な姿勢であり、ゲームプログラムのソースを公開し、ユーザーがMODを作りやすい環境を提供している。
それを受けて、ソース公開時から国内外を問わず様々なMODが作られている。
とはいえ、MODを導入しなければ遊べないゲームバランスというわけではなく、バニラ版(MODを何も導入していない状態)でも十分に遊ぶことは可能。

Banishedで主に使われているMODは各国の言語ローカライズ用のMOD、そしてColonial Charter(通称CC)と呼ばれるMODである。
言語ローカライズMODはゲーム中の英文を各国語に翻訳したものである。ユーザー個人の翻訳であるため、同じ「日本語化MOD」でもものによって表現が違っていたりする。
CCはMega MODと呼ばれる大規模なMODで、「バニラ版には慣れたので何かMODを導入して遊びたい」というならば、あれこれMODを入れずCCさえ入れておけば十分と言われるほどである。
CCでできることは地形(平地か山か)、気温・天候の設定といったゲームの難易度に関わるもの、資源やそれらを加工する施設の追加、食料・工芸品・嗜好品の追加などが行える。
これらは他のユーザーが作ったMODも同様のことができるが、CCはその量が段違いであり、それゆえに「MODはCCさえあれば十分」と言われる所以である。

『Banished』のシステム

住民

住民は男女それぞれ、0歳から最高80歳までの寿命を持っている。
10歳以上になると男女が結婚し、1人から3人の子供をもうける。
ここに家系図の概念はなく、AとBの夫婦の間の子供であるCとDの兄妹が結婚し、Eという子供を出産する、という近親姦状態も起きる。

住民には健康度と幸福度が各自ひとりひとりに設定されている。
健康度は病気の発生にかかわるパラメーター。これが低いと病気になりやすい。
幸福度は住民の行動にかかわるパラメーター。これが低いと仕事を放棄したり(=生産性の低下)、結婚や出産をしなくなる(=少子化による人口減につながる)。
どちらのパラメーターも影響はかなり顕著で、半分以下になると頻繁に病気をしたり仕事を放棄したりする。

住民はそれぞれ職業につき、それぞれ割り振られた施設で労働をする。
空腹や疲労を感じたら家に帰り、食事と休憩を取る。家のインベントリに食料や衣服、暖を取るための薪や仕事をするための道具がなければ納屋もしくは市場に取りに行く。というルーチンになっている。
家、職場、納屋もしくは市場の位置が遠いと移動の途中で餓死や凍死を引き起こすため、各建物の配置が重要となる。

住民の職業

住民の職はプレイヤーが市民を何らかの職に指定することで就労できる。
特定の職に任命されていない市民は、自動的にLaborer(労働者)になる。
この職業は自由なタイミングで変更することが可能である。

職業はBuilder(大工)、Farmer(農民)、Herdsman(畜産家)、Gatherer(山菜採り)、Fisherman(漁師)、Hunter(狩人)、Woodcutter(薪割り)、Forester(木こり)、Herbalist(薬草商)、Blacksmith(鍛冶屋)、Brewer(醸造屋)、Tailor(仕立屋)、Vendor(行商人)、Trader(交易商)、Miner(炭鉱夫)、Stonecutter(石工)、Teacher(教師)、Physician(医者)、Cleric(聖職者)があり、成人した住民はまずLaborer(労働者)に分類される。そこからプレイヤーがそれぞれの専門職に割り振っていくかたちとなる。
Laborer(労働者)以外の専門職についている住民は病気や事故、寿命などで死亡すると自動的にLaborer(労働者)から補充される。

Laborer(労働者)

木・石・鉄の採取、原料の保管所への移動、原料を建設場所に運搬したりする役割を持つ。
成人した住民、流浪の民、何らの理由で職をなくしたものなどが、ここにカテゴライズされる。
Laborer以外の職業の住民も、本業がない時(冬季の農民など)は自動的にLaborerの役割をする。

Builder(大工)

新しい建物の建設を行う役割を持つ。
建築場所に資源を運ぶのはLaborerの役目だが、そこから施設を建築するのはBuilderの仕事となる。
建築する建物がマップ全域の何処にもなければLaborerと同じ仕事をする。

Farmer(農民)

畑、果樹園を耕し、食糧を製造する役割を持つ。畑で働く。
春になったら作物を植え、世話をし、早秋から晩秋にかけて収穫、近くの倉庫に運搬する。冬の間は農閑期となり、Laborerと同じ仕事をする。
畑は春~秋にかけて稼働する施設であり、秋の収穫期にならなければ食料を得ることはできない。その代わり、生産量は他の食料生産施設と比べて段違いになる。

Herdsman(畜産家)

放牧地で家畜の育成・屠殺を担当する職業。放牧地で働く。
バニラ版では牛・羊・鶏が飼育でき、それらから食糧・資源が生産できる。MODを導入すればラマやカモなどを飼育できるようになる。
家畜は食肉の他に、鶏から卵、羊からウール、牛から皮革といった副産物が入手できる。卵は食料になり、ウールや皮革は服を作るための素材になる。
副産物が入手できるため食肉の生産量はそれほどでもないが、畑のように天候に左右されず安定した生産が可能。

Gatherer(山菜商、山菜採り)

森の中で木苺や山菜を採取し、市民に食料を提供する職業。Gatherers hut(山菜商の小屋)で働く。
木苺や山菜は何もせずとも再出現するものなので、種が必要なFarmerや家畜が必要なHerdsmanと違って初期投資なしで住民の食料をまかなえる。
とはいえ生産量は少ないため、これだけで住民すべての食料をまかなうのは難しい。

Fisherman(漁師)

河川や湖で魚を採り、市民に食糧を提供する職業。Fishing dock(釣り小屋)で働く。
Gathererと同じく初期投資は必要なく、Fishing dock(釣り小屋)を建築するだけで食料生産を始める。
1年中安定した食料生産を行え、また単位面積あたりの食料生産量は食料生産施設の中では一番多い。

Hunter(狩人)

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