千年女優(アニメ映画)のネタバレ解説まとめ

千年女優とは今敏監督によるオリジナルアニメーション映画で、2002年9月14日に劇場公開された。
主人公である藤原千代子は小さい頃から女優業を続けていた大ベテラン。お世話になっていた映画会社「銀映」の撮影所が老朽化によって壊されることになり、それに際して映像制作会社の立花源也と井田恭二からインタビューを受けることになる。

CVは鈴置洋孝。「銀映」専務の甥であり、後に映画監督となる。立花の元上司であり、立花には少し苦手意識を持たれていた。
千代子と結婚するため、島尾詠子とともに千代子の持っていた鍵を隠していた。

『千年女優』の名シーン・名場面

「だって私、あの人を追いかけてる私が好きなんだもの」

ラストシーンでロケットに打ち上げられた千代子が放ったセリフ。千代子によって重要なことは「鍵の君」と再会することではなく、「鍵の君」を求めた自身の人生や思い出なのだということがこの一言でわかる。

「いつか、きっと」

「鍵の君」が千代子の家の蔵で千代子の似顔絵とともに残したメッセージ。この絵によって千代子は再起し、女優としての道を再び歩むこととなる。

映画の演技と「鍵の君」の捜索が入り乱れるシーン

出典: blogimg.goo.ne.jp

序盤で女優として活動を始めた千代子がさまざまな映画に出演しながら「鍵の君」の消息を辿っていく場面。低予算の中で滑らかに動くキャラクターは今敏監督の特徴の1つである。

『千年女優』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

あまり知られていないが、第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門において大賞をスタジオジブリの「千と千尋の神隠し」と同時受賞している。
また、本編での千代子が過去を振り返ったり、現代のインタビューの場面へと戻る部分は現在・過去・未来の時空を越えた入れ子構造となっており、生まれ変わりをモチーフにしている。

『千年女優』の主題歌

ED(エンディング):ロタティオン[LOTUS-2]

作詞・作曲・編曲:平沢進

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