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tw-12858855510363832339のレビュー・評価・感想

望み
8

もしも自分の家族の身に起こったら…

たとえ加害者であっても生きていてほしいと望む母親。たとえ被害者であっても、無実だと信じる父親。
それぞれの「望み」の対峙の描き方がとてもリアルでとにかく苦しかった。
自分が親の立場ならどう思うのか。何を望むのか。
誰にでも起こりうる、他人事ではないことだからこそ、色々と考えさせられる作品。
ストーリのテンポも良いので、ストレスなく見ることができた。

そして俳優陣の演技が自然でとても良い。中でも息子役の岡田健史さんは、登場シーンは少なくセリフもあまりないものの存在感が凄かった。
男子高校生ならではのギスギスした親との距離感、しかし本当は家族のことを大切に思っている心優しい青年をうまく表現している。
娘役の清原果耶さんも、葛藤の表現の仕方が素晴らしかった。

子供がいない私の個人的な意見は、この映画の父親の望みに共感した。
たとえ被害者であっても、生きて会えなかったとしても、無実であってほしい。
子供の名誉と、今後の家族の生活のためにも。
しかし、自分に子供ができたらまた違った見え方になるのだろうと思う。
そんなことを考えながら見ていたら、涙が止まらなくなった。
子供がいるひとにもいないひとにも、是非見てほしい映画。

アサシン クリード シンジケート / Assassin's Creed Syndicate
8

まるでロンドン観光。壮大な世界観。

アサシンシリーズはブラックフラッグに引き続き2作品目のプレイでした。今回のシンジケートの舞台は「産業革命期のロンドン」。実際に昔ロンドンに滞在していたのもあって、精密で細部にまでこだわったロンドンの作りこみにおどろきました。産業革命時代のロンドンは、労働問題や蒸気機関の導入、そしてヴィクトリア女王、マルクス、ベル(電話を発明した歴史上の人物)など、歴史的にみても時代の大きな変革期にありました。今回の「アサシンクリード シンジケート」では、その歴史上のリアルな世界にまるで本当に自分がタイムスリップしたかのような気持ちになります。特に、マルクスの資本主義社会に対して反旗をあげるミッションには、胸があつくなりました。今回の作品では、機動性が増しており、建物から建物へ、ロープランチャーで自由気ままに移動できます。ビックベンの上空から、空を切って降りるアクションは壮大で、とても気持ちの良いものです。作品自体のボリュームとしても、一部ミッションが単調という欠点はありつつもおおむね満足です。たまーにバグが発生しますが、オートセーブ機能が搭載されているので、問題なく途中からプレイできるためそれほど気になりませんでした。

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!
8

ハマります

この作品は、喪女の主人公『もこっち』の高校生活を描いたマンガです。
最初のうちは、学校でいつも一人ぼっちで空気の読めないもこっちが学校で痛々しい行動をとって後悔するという展開で、もこっちの喪女ぶりがとにかくいたたまれなくて読んでいて心がギュッとしていたのですが、もこっち自身の絶妙なグズっぷりがギャグになっていて、読み進めて行くうちにどんどんハマっていってしまいました。
後半は修学旅行をきっかけに、学校でも少しずつもこっちの行動を受け止めてくれる友達が増えていき、もこっちを含め周りの友達も少しずつ変わって行く感じがとても癒されます。
一人ぼっちだった頃と比べて友達ができはじめた頃のもこっちは精神的にも微妙に成長していて、そういう側面に気づけるとなんとなくほっこりします。
もこっちのキャラクターはもちろん最高に面白いですが、このマンガは主人公の周りのキャラクターも個性的で独特なキャラクターが多いです。
学校の友達のほか、中学時代からの親友や先生、先輩後輩、弟などのやりとりは、どれも非常に楽しめます。
巻が進むごとに面白くなっていっているので、もこっちが高校を卒業するときにはどんな感じになっているのか今からとても楽しみです。