アサシン クリード シンジケート

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アサシン クリード シンジケートのレビュー・評価・感想

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アサシン クリード シンジケート
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【PS4】アサシンクリードシンジケート ~驚愕のオープンワールド~

UBIソフトが手掛ける「アサシンクリード」シリーズの作品。
"闇に紛れて悪を討つ"をテーマに、プレイヤーはアサシン(暗殺者)となり、敵対組織の陰謀を阻止する為に刺客を倒しながら巨悪の真相へと迫っていく、某メタル〇ア風のステルスアクションゲームです。
PS3にて第1作が登場して以来大ヒットを記録し続けては新作を出し続けている作品ですが、私がプレイしたのはPS4より発売されたアサシンクリードシンジケートが初です。
この作品をプレイした理由は2つあります。
「オープンワールドゲーム」を体験してみたかったことと、そのジャンルにおいて知名度(および評価)の高い作品を探していたからです。
そしてプレイ後の感想ですが、驚愕の一言に尽きます。

まずは、オープンワールドの醍醐味とも言えるマップ移動の自由度の高さ。ほぼ行き止まりがなく、どこまでも好き勝手に走り回れる感動は、従来のゲームと一線を画すものがあります。
そして、本作の舞台である産業革命時代のイギリスを史実に基づいて作られたマップは圧巻で、ただ街中を歩いているだけで当時の世界に一瞬で入り込めるほどリアルです。本作におけるマップ完成度の高さが、オープンワールドの醍醐味と非常にマッチしており、没入感の高いゲームになっています。
またアクション性も高く、敵の後ろを取ってステルスキルに臨むのは勿論、正面切っての戦闘も可能です。比較的単調なボタン連打でも華麗なコンボを決めることができるほか、ゲームを進めていく中で手に入るスキルと組み合わせることで実に多彩な攻撃を繰り出すことができます。
リアルタイムで動く人混みの中で標的をいかに効率よく倒していくかを考えながらキャラクターを操作していく楽しさは、さらにゲームの世界にシンクロすることでしょう。「オープンワールドゲーム」の決定版と言っても過言ではありません。まだオープンワールドをプレイしたことのない方や、クオリティの高いオープンワールドゲームを求めている方には特に手に取ってもらいたい作品です。

アサシン クリード シンジケート
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まるでロンドン観光。壮大な世界観。

アサシンシリーズはブラックフラッグに引き続き2作品目のプレイでした。今回のシンジケートの舞台は「産業革命期のロンドン」。実際に昔ロンドンに滞在していたのもあって、精密で細部にまでこだわったロンドンの作りこみにおどろきました。産業革命時代のロンドンは、労働問題や蒸気機関の導入、そしてヴィクトリア女王、マルクス、ベル(電話を発明した歴史上の人物)など、歴史的にみても時代の大きな変革期にありました。今回の「アサシンクリード シンジケート」では、その歴史上のリアルな世界にまるで本当に自分がタイムスリップしたかのような気持ちになります。特に、マルクスの資本主義社会に対して反旗をあげるミッションには、胸があつくなりました。今回の作品では、機動性が増しており、建物から建物へ、ロープランチャーで自由気ままに移動できます。ビックベンの上空から、空を切って降りるアクションは壮大で、とても気持ちの良いものです。作品自体のボリュームとしても、一部ミッションが単調という欠点はありつつもおおむね満足です。たまーにバグが発生しますが、オートセーブ機能が搭載されているので、問題なく途中からプレイできるためそれほど気になりませんでした。