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sunworld7のレビュー・評価・感想

悪役令嬢レベル99 〜私は裏ボスですが魔王ではありません〜
6

ゲーム思考な主人公と周囲の関係が面白い

RPGなどのゲームをクリアした後に挑戦可能になる裏要素ってご存知ですか?「裏ボス」とか「裏ダンジョン」とかがありますよね。
これは、自分がプレイしていた乙女ゲームの「裏ボス」に転生しちゃった女性ゲーマーの物語です。

物語の冒頭で前世の記憶を思い出した主人公は、自分がプレイしていたゲームの裏ボスであるユミエラ・ドルクネスに転生している事に気づきます。ユミエラ・ドルクネスは貴族でありながらも黒髪という容姿のため両親を含む周囲から忌避されていました。しかし前世から引き継いだゲーマ気質から「そんなことよりレベル上げ」と人間関係そっちのけでダンジョンに籠ってレベル上げに励み、15歳で学園に入学する頃にはレベル99に到達してしまいます。
ゲームのメイン舞台である学園に入学した後は、裏ボスとしてのチート体質やレベル99(おそらくカンスト)を活かして、乙女ゲームの攻略対象であるエドウィン王子やゲーム本来の主人公であるアリシアなど周囲を巻き込んで「活躍」していきます。

元々は2018年6月から「小説家になろう」で連載されている作品で、2019年5月に小説が書籍化、2020年2月からコミカライズが連載開始、2024年1月からアニメ化されています。

裏ボスであるユミエラ・ドルクネスに転生したゲーマー脳の主人公が繰り広げる、なんか一般人とズレてるシュールな擦れ違いがテンポの良いストーリーで楽しめますよ。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ / Godzilla: King of the Monsters
8

ハリウッド製ゴジラの3作目はキングギドラと死闘を演じる!

2014年に公開された『ゴジラ』の後を受けて、本作は「ゴジラ」シリーズの36作目にあたり、レジェンダリーの「モンスターバース」シリーズの第3作、ハリウッド製ゴジラの3作目です。出演はカイル・チャンドラー、ヴェラ・ファーミガ、ミリイ・ボビー・ブラウン、ブラッドリー・ウィットフォード、サリー・ホーキンス、チャールス・ダンス、トーマス・ミドルディッチ、アイシャ・ハインズ、オシェア・ジャクソンJr、渡辺謙、チャン・ツィイー。映画では、人間側がゴジラとモスラに依存してなければならなくなります。世界を破滅させるためにラドンや他の怪獣たちを覚醒させたキングギドラを倒すために、です。
続編(本作のこと)は『ゴジラ』の公開の週にはGoサインが出て、ギャレス・エドワーズが3部作の監督に復帰することが期待されたのですが、2016年の初夏にエドワーズはプロジェクトを離れ、その年の秋にドハティとシールズが脚本を書き直すために雇われました。2017年初頭にドハティが監督として発表され、ジョージア州アトランタで同年7月に撮影が開始され、9月に終わりました。映画はエクゼクティブプロデューサー坂野善光(『ゴジラ対ヘドラ』)と当初のゴジラのスーツアクター中島春雄に捧げられています。両名は2017年に永眠しました。
『ゴジラ: キングオブモンスター』の劇場公開は2019年の初春で、批評家からは特殊効果やアクション場面、映画としての美しさ、映画音楽に称賛が寄せられました。

ドリフターズ / Drifters
8

各時代の猛者と破天荒が混在した最高の世界観

黒ベタを多く駆使した独特の作画や特徴的なキャラクターの表現、予期しないタイミングで放り込まれるギャグの嵐に定評のある、平野耕太(通称ヒラコー)が作者の漫画です。
この作品に登場する人物は、各時代に登場する謎の死や、晩年に諸説がある実在の人物が異世界に移動させられ、戦争を繰り広げられる言わば「時代のオールスター対戦」と言えるアクション漫画となっております。
登場人物のアクの強さは言うまでもなく、その人物像に引き込まれることは間違いなしで、作者特有の人物のポージングや一度聴いたら頭から離れないセリフの数々、また、ストーリーの流れからできてきた人物のイメージを容赦なく壊す怒涛のギャグが待ち構えています。シリアスとギャグが予期しないタイミングで同居する独特の世界観はくぎ付けになること必至です。
また、絵のほうもより特徴的で、黒ベタを多用する傾向が強く、最初は見る人を選ぶことも考えられます。しかし、それに慣れてしまえば、迫力あるバトルシーンも必見です。より臨場感があり、時代を超えた武将や戦士たちの戦いが未だ見ぬ発想のもと繰り広げられ、それに胸を躍らせること間違いなしです。
作者の多忙等で執筆ペースはお世辞にも早いとは言えないものの、これだけのクオリティの作品は必見でありますので、ぜひこの機会にご覧ください。

インターステラー / Interstellar
10

男子はインターステラー観ましょう

私は今まで見たSF映画の中ではこの映画が一番好きです。
相対性理論の話とか、ブラックホールの話とかはっきり言って一度見ただけでは全部は理解できませんが、全部内容が理解できなくても十分に楽しめる内容になっております。
特に科学が好きな男子におすすめかも。
ストーリーを簡単に説明しますと、人類滅亡の近未来の地球でトウモロコシ農場を営む元宇宙飛行士のクーパーは、昔の仕事仲間だったブランド教授と地下組織となったNASAで再会し、人類救済のためのプロジェクト「ラザロ計画」を聞かされます。
娘の反対を押し切り、人類が移住出来る惑星を探しに宇宙にクーパーは旅立っていきます。
移住先の惑星はみつかるのか?何年掛かるのかも判らない答えのない壮絶な旅です。
全部話すと大変なことになりますから、エピソードを1つだけお話します。
旅は困難を乗り越えながらなんとか進むのですが、調査の為にブラックホール・ガルガンチュアの周りを回っている水の惑星に着陸します。
この惑星ではブラックホールの重力の影響で1時間が地球時間の7年に相当していました。
クーパーたちはここで大津波に巻き込まれ、30分で終わらせるはずのミッションが4時間弱も掛かってしまいます。
1時間が7年ですから、実に23年分もの時間を無駄にしてしまったのです。
この映画で出てくる難解な科学の話は作り話ではなく、現代の科学的根拠に基づいて作られています。
見たあとに色々調べて検証してみるのも面白いでしょう。
あとはそうですね、色々な伏線が最後には全部つながってくる爽快感がたまりません。
ぜひ御覧になってください。

ゆるキャン△ / Laid-Back Camp / Yuru Camp
8

ほのぼの系キャンプ少女アニメ

今まで自分が観てきたアニメは、起承転結が明確で登場人物個々にスポットライトを当てて、過去を振り替り、現在に繋がるというような作品を多く観てきましたが、このアニメは良い意味で違いました。

とにかく「ゆるい」です。キャンプ好きな女子高校生がまったりとした情景の中でキャンプをする。
たまに動物が出てきて目が合って微笑む。暖かい飲み物を啜り、ホッと一息をつく。(寒い時期のキャンプの為)
拠点へ向かう道中で売られているご当地産の食べ物を幸せそうに食べ、拠点でもキャンプ飯を美味しそうに味わう。

終始これだけで他のアニメにはない「ゆるさ」を感じますよね。
別に女子高生同士の小競り合いがあるわけでもなく、恋愛があるわけでもなく。

ただただ、ほのぼのしたシーンを魅せられるわけですが、不思議と中毒性があるのです。
特徴もない面白味のない作品であれば、続編やドラマ化はしないでしょうがこの作品は実際に実績を出しています。
それはこの物語特有の中毒性とアニメならではの自由な世界観をしっかりと採り入れているからこそできる芸当だと感じました。

キャンプには特段、興味のない自分がアウトドアやキャンプに興味を見いだせたのは、この作品に出会ったからと言っても過言では無いです。
是非、心を休ませたい。リラックスしたいという方はこの作品を観ることをお薦めします。