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shunta2115のレビュー・評価・感想

リカ 〜自称28歳の純愛モンスター~
6

高岡早紀の演技に釘付け

今まで見た中でもかなりの猟奇的なストーカーだった。高岡早紀さん演じるストーカー・リカが目的を達成する仕方に寒気がした。現場を見た刑事が発狂して病院送りになったのもうなずける。大体、顔のパーツをくり抜いた状態で生かしておくなんて、いくら看護師でもすごすぎる。そして相手が死んだあとの切り替えも早すぎる。そんな恐怖のストーカーにマッチングアプリで誘い出し逮捕しようとした市原隼人さんは、いかに刑事でも無謀だと思う。結婚間近の恋人がいたら、普通そんなことはしないと思う。
愛に飢えた幼少期のトラウマが響き合ったリカとのキスシーンはちょっと悲しかった。
純愛モンスターとあるとおり、騙されたと知っても裏切られたと知っても揺るがない狂気が、高岡早紀さんのきれいな顔の下に透けて見えるようで恐ろしさが増す。それにリカは時々まともなことを言うからさらに怖い。
ただ1つ違和感を持ったのは、警察に追われたリカが壁をよじ登るシーン。道具を何も使わず昆虫のように壁を這い上がる場面は、スパイダーマンとは程遠い不気味さで、でもあまりに唐突すぎてぽかんとしてしまった。とにかく、相手が誰であれ主人公のリカがどういう行動に出るのか終始ドキドキさせられ、高岡早紀さんの表情の微妙な変化にも釘付けの映画だった。

back number / バックナンバー
7

世の恋愛不器用たちの代弁者

群馬県出身の3ピースロックバンドであるback number。2011年にメジャーデビューを果たすと、耳に残るキャッチーなメロディーラインと爽やかな歌声で急速にファンを増やしていった。このバンドの特徴と言えるのが、清水依与吏(Vo/G)が手がける歌詞だ。彼の歌詞の多くが男女の恋模様を描いているが、それぞれの曲に登場する主人公は決まって不器用であり、本音を口に出す勇気もなく、いつも片隅から意中の相手を眺めているような人物である。そのもどかしさと未練や後悔の気持ちを繊細な言葉や視点で表現することで多くのリスナーの共感を得ている。
また、日本のヒットソングを振り返っても、切ない歌詞は切なげなメロディーに乗せられて歌われることが多いが、彼らの場合は切ない歌詞であっても軽快かつ明るいメロディーに乗せてしまう。それでも不思議と楽曲を聴いていて歌詞とメロディーがマッチしていないなどの違和感を抱くことはない。清水の稀有なメロディーセンスと高い歌唱力によって、その異端さを心地良さに変えてしまっているとさえ感じる。むしろ、そのような作風が彼らの武器となっているのは間違いないだろう。

それから、アップテンポな曲だけでなく、もちろん切ない歌詞を切なく聴かせることもできる。曲によってはしっかり涙を誘うことができるところも大きな魅力である。1つ気になることとしては、メジャーデビューから時間が経つが、発表した楽曲のほとんどが恋愛をテーマにしており、若干マンネリ化している印象も受ける点。歌詞の幅を広げ、新たな一面を見せることができれば、さらに躍進していくのではないかと感じる。

BEYOOOOONDS / ビヨーンズ
10

歌って踊って、すすす寸劇!?アイドルとトンデモパフォーマンスを両立させる”アイドリッド”グループ・BEYOOOOONDS

とあるアイドルのステージ。スポットライトが点いて音楽が聞こえてくると思いきや「あ、さてさて、今日はある女の子の恋のお話!」なんて台詞。様々な人物が登場し目の前で繰り広げられる寸劇。あれ?演劇観賞に来たんだっけ?と不思議に思っていたら、歌って踊って一気にアイドルのステージへ早変わり!そんな新感覚パフォーマンスを武器にアイドル界を駆け上がっているグループがBEYOOOOONDSです。
寸劇に加え、ピアノの生演奏、エクササイズ、未成年の主張、カスタネットで疑似音ゲー、とパフォーマンスの幅は良い意味でおかしな方向にどんどん広がり、コンサートはさながらびっくり箱!
アイドル界の老舗、ハロー!プロジェクト所属なので、アイドルとしてルックスもスキルもハイレベル。まさにアイドルとトンデモパフォーマンスを両立させたハイブリッドならぬアイドリッドグループなんです!
まずはBEYOOOOONDSの公式YouTubeチャンネルを見てみよう!ミュージックビデオもとても面白く、気が付けばスキップせずに全曲見てしまうこと間違いなし!気になったメンバーがいたら、個々にスポットを当てた動画満載のサブチャンネルへ!曲やパフォーマンスに劣らず個性的で魅力いっぱいのメンバーを見て一気に推しになっちゃうかも!?さあアナタもびっくり箱へLet’sgo BEYOOOOONDS!

あの / ano
10

「中指をたてている天使、あのちゃん」

みなさん、推しのアイドルはいますか?
アラサーになってからは最近のアイドルに関心がなかったのですが、酒屋にも行けずに居場所を失っていたある夜、今までより人と関わる時間が減り家にいる時間が増えて一人Youtubeを見ていたら、まるで昭和アイドルのような可愛い姿・癒し声の「あのちゃん」を見つけました。
よく観ていると可愛い風貌とはうって代わり、楽器をもった時の激しいパフォーマンス、いきなり白目になる表情。。
嘘やお世辞を言えないストレートなキャラクターに惹き込まれていったのです。
■あのちゃんとは
2019年まで「ゆるめるモ!」というアイドルグループの元メンバー。
在籍時のメンバーカラーは水色。
現在は音楽活動だけに留まらず女優やモデルとマルチに活動していて、2020/10からはテレビ朝日にて初の冠番組「あのちゃんねる」もオンエアしています。
楽曲は、あのちゃん自身が歌詞作詞、ラップのようなリズムとメッセージ性があり聴いていると共感・勇気が湧いてくる。
MV映像は、寿司くんや木村太一といった気鋭の監督が手がけていて、彼女の世界観が満載です。
「F Wonderful World」のMUSIC VIDEOは電子音楽とクセになるリズム、あのちゃんの可愛い声でシャウトする歌詞がとても中毒性があります。
後ろ向いた時だって後ろ指さされたって 親指立てて正解。世界、今に見ておけば良いさ。
という歌詞が最高です 。
「Peek a boo」 のMUSIC VIDEOは映画のような壮大な世界観と、あのちゃんらしさが融合している映像作品。
シリアスなようで、彼女の軽快でかわいい歌声で不思議な感覚になる作品です。
■惹き込まれる魅力
デビュー前引きこもりの時期があり人と関わることが得意ではなかったと言う過去を経て、普通に生きられる社会性や居場所を探すこをときっかけに、アイドルになったというルーツがありながら、今も彼女らしく「普通」という枠組みの中でなく「自分のルール」に従って生きている姿から目を話せなくなる依存性があります。
私もまだ「あのちゃん」の沼にのめり込んだばかりなのですが、男女問わず誰かが決めたルール上だけで生きてしまっている人、この時代に凝り固まってしまった人々に知って是非オススメのアーティストです!

アフガン(映画)
6

アフガニスタン戦争末期、最前線でのソ連軍部隊の壊滅を描いた作品、ロシア国防軍全面協力の大作戦争映画『アフガン』

『アフガン』は2005年公開のロシアの戦争映画で、監督はセルゲイ・ボンダルチュクの息子のフョードル・ボンダルチュク。ソビエト軍によるアフガニスタン侵攻を舞台にしています。映画は実話を脚色したもので、1988年初頭に3234高地で実際に起きた戦闘をモチーフにしています。その戦いはアフガニスタンでのソビエト軍最後の大規模な戦闘でした。本作品は総じて批評家から好意的な評価を得ています。ソ連軍が1979年にアフガニスタンに侵攻した9年後にあたる1988年、リュタエフを含む若い志願兵はクラスノヤルスクを離れて、アフガニスタン領内の補給拠点であるバグラム空軍基地に送られます。彼らはそこで第345独立親衛空挺連隊第9中隊の兵士として配属されます。第9中隊は前哨拠点アナヴァ基地に食料を供給して最後のパトロールに進出後、イスラム武装勢力の急襲を受けてしまいました。第9中隊は最前線の3234高地の守備を命令されますが、イスラム武装勢力ムジャヒディンはこの3234高地を奪取することを目的にして最後の総攻撃を開始しました。第9中隊の絶望的な抵抗を繰り返すのですが、ムジャヒディンに対して多勢に無勢、最後の7名が残るのみとなります。まさにそのとき、Mi24P攻撃ヘリコプターが現れてムジャヒディンを殲滅するのですが…。

ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 / The Legend of Zelda: Majora's Mask
10

ドラマチックすぎるゼルダの伝説最高峰の作品

子供の頃に64版をプレイし、大人になってからは3DSのリメイク版もプレイしました。どちらもおまけ要素も全てコンプリート済みです。
タルミナという世界に迷い込んでしまった主人公・リンク。巨大な月の落下により、3日後にはこの世界が滅びてしまいます。もうこの時点で既に半端じゃない絶望感です。この運命を変えるべく、小鬼のスタルキッドからムジュラの仮面を取り返すというのが一連のストーリーです。
ゼルダシリーズの中でも異端とされるこの作品、私は子供の頃からその魔物のような魅力に取り憑かれていました。
前作、時のオカリナの続編にあたる今作は、前作以上にリンクの持っている時のオカリナが活躍します。
時のオカリナを使い、月が落ちるまでの3日間をループし続けて世界を救う、という映画のタイムリープもののような設定です。今では「ループもの」と総称されますが、64版発売当初はこういう設定は珍しかったです。
時のオカリナ以上にゲーム内の自由度が高く、箱庭的な世界ですが、どこから冒険していこうかといつも悩んでしまいます。それもまたゼルダシリーズの醍醐味ですね。
前作の時のオカリナは、リンクが1人で平和を取り戻すためにあくせく働くような感じでしたが、今作はその辺を歩いているモブキャラにも人格のようなものがキチンと設定されていて、ものすごくドラマチックです。
ストーリーのクリアに関与するのは、ほぼひと握りのキャラクターだけなのですが、それ以外のキャラクターを幸せにするというサブミッションが山のようにあり、やることが尽きません。
特に3日間をフルに使わないとクリア不可能なとあるサブミッションは涙無しには語れません。あれは面倒と思っても人生で1度は体験した方がいいストーリーだと思っています。
滅亡へ向かう3日間をどう過ごすか、どう駆け抜けるか、プレイヤーの手に世界の全てが委ねられた作品です。

Nirvana / ニルヴァーナ
9

圧倒的な才能をこの世から失った無念

ニルヴァーナの曲を聴くたびに、リードボーカルのカート・コバーンが自らこの世を去ったことに対して憤りを感じます。
素晴らしいソングライティング、素晴らしい歌唱(と叫び)。
類稀なるミュージシャンだったことを思い知らされるからです。
何がカートを追い詰めてしまったのか。
そんな今さら考えても仕方ないことに、いつも思いを馳せてしまいます。

田舎町で生まれ、家庭環境に恵まれず、橋の下で暮らしていたような少年だったカートはロックスターになってしまうことには葛藤を抱え、有名になってからもボロボロの古着を着ていました。
しかし、どんなにカートがスターに祭り上げられることを拒否しようとも、その才能が、世界のど真ん中に彼を押し出してしまったのです。
そして、薄暗いグランジロックのバンドシーンを愛し、世界を拒絶する態度が皮肉にもカリスマ性を増す結果となります。
ボロボロの古着もクールなファッションとして映えてしまいました。

体の痛みを抱えていたことや、時代背景などを考えると、ドラッグを常用していたカートを責めることは安易にはできません。
しかし、ドラッグから離れることができていたら、行方をくらませた末に銃で自分の頭を撃ち抜くという、最悪の事態は避けることができたのではないかと思います。

Charlotte / シャーロット
10

『Charlotte』これは見るべきアニメ。

『Charlotte』は、簡単にまとめると特殊能力系学園アニメです。
主人公、乙坂有宇(おとさか ゆう)が他人の体に5秒間だけ乗り移れるという特殊能力を悪用しているところから始まる物語なのですが、ここまでだけでも面白そうな展開が想像できるではありませんか!
そして一見、日常アニメかと思うのですが、想像の斜め上をいくような展開が沢山巻き起こるのです。
私は、その変わりゆく展開をドキドキしながら見ていました。ついには主人公に感情移入してしまい、ボロボロ泣き出してしまうこともありました。
でも、主人公の乙坂有宇くんの不意の一言に笑ってしまったりすることもあって、笑いあり涙ありで家族の大切さも分かる素晴らしいアニメだと思います。
主人公のゲスな部分がどんどん良いふうに変わっていくところも是非とも注目して欲しいです。
『Charlotte』は、ふとした時に思い出してまた見たくなるアニメで、合計4回は見たと思います。そのぐらい夢中になってしまうアニメなので、是非まず1話だけでも見てみてください。そこから、2話3話とどんどん見たくなってしまうと思います。
私は今まで数多くのジャンルの漫画やアニメを見てきましたが、この作品は皆さんに見てみて欲しいアニメTOP10には入っています。