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azuma16649のレビュー・評価・感想

アンフェア / UNFAIR
7

正義が暴走した警察によるクーデター

篠原涼子主演のドラマが映画化。今回の舞台は主人公の娘が警察病院で立て篭もり人質テロ事件が発生。ネタバレになるが病院を占拠したテロリスト制圧及び人質救出に向かった初動のSAT特殊部隊が裏をかかれて全滅した。と思えば実は一番最初に突入したSAT特殊部隊こそが実は全員、現職の隊員。合流した部隊の元にとある男が君臨した。男の名前は後藤国明で元SAT隊員でかつては警察学校の教官であったものの警察内部の不正を告発しようとして無実の罪で8年間刑務所に服役していたことがあった。そんな男が要求した内容は警察が不正に流用した裏金を世間に公表することという流れになります。その他には警察が隠し持っていた生物兵器を強奪してもし、要求に応じないのであればその生物兵器を東京全土にばら撒くと言う強迫をしていく様とかハラハラしました。警察側もそりゃあ裏金の存在を世間に知られる訳にはいかないですからそこならではの頭脳戦。長官が人質に取られ、殺害されれば自分が後継者になれるという目が眩んだ幹部の出世欲がクォリティ高くポリスアクションにしては上出来だと思いました。この警察の悪事が実際に起こると考えると私たちの生活が脅かされることになると思うとゾッとしました。

踊る大捜査線 THE MOVIE / 湾岸署史上最悪の3日間!
10

現場で働く兵隊とその上に立つ指揮官の警察という組織を舞台にした友情

もう語り尽くされた感があるが、仕事をしたことがある人間なら誰でも味わう思い、社会の矛盾や世の中というものがコミカルに、また鋭く描かれている作品である。とにかく現場は忙しい。これが仕事かと思うような雑用が次から次へと降ってくる。それらをこなしていくうちに仕事ができるようになっていくのだが、最初から大きな仕事などは任せてもらえない。下積みを3年、5年と続けてやっと一人前になってゆくのだ。これは刑事や警察という物語ではなく働くすべての人へのメッセージではないだろうか。警察でさえキャリア、ノンキャリアで進む進路は違ってくる。室井がこぼす「正しいことができないんだ、自分のポリシーも貫けない」というのは管理職になったものなら誰もが味わう板挟みや上司からの圧力だろう。
結局仕事で一番の功労者も兵隊であるがゆえに事件解決ですべて終わりになり、その身は誰にも心配されない。そうあってはならないという社会の希望が室井という存在なんだと思う。組織は大きくなってゆくといつの間にかその本来の存在意義や理想のあるべき姿とは別の所で物事が決められ動いてしまうようになる。その地位や権威がどう機能するかや何のためにあるかよりも、それらが存続することが目的になってしまうのだ。つくづく仕事のできる人というのは必ずしもその待遇や地位には比例しないという真理が私の中で強くなった。たかが仕事、されど仕事である。

RADWIMPS / ラッドウィンプス
10

この歌声、一生のファンになる!

RADWIMPS(ラッドウィンプス)といえば、2年前に大ヒットした映画「君の名は。」の主題歌を歌ったアーティストで一躍有名になった4人組バンドです。
それまで、あまりメディアには顔を出さなかったため、隠れファンの間での人気が高いバンドでした。
そんな、通称「RAD」の魅力はたくさんあります。
まず、圧倒的な演奏力。音源の高さに歌声の透明さ、ライブで1度聞くとその素晴らしさに感動させられます。
その中でもボーカルである野田洋二郎さんが作詞・作曲している歌詞は独特の世界観、そして人生を考えさせられることもあります。
恋愛に関する曲が多いのですが、そのほとんどの歌詞は野田洋二郎さんの実体験のもとに書かれた詩だそうです。
楽しかったことも、辛かったこともたくさん経験しているからこんな人生観が広がるのだなと感心します。
彼の作詞のセンスは本当に素晴らしいものです。
最近はよくテレビで、モノマネタレントさんが野田さんの歌マネを披露されていますが、RADをよく知るファンにとっては「あの声は洋二郎にしか出せないんだ!」と思っていると思います。
それほど、他とは違う声を持っているのが野田さんだと思います。
CMなどで曲が流れてきて、初めて聞いた曲でも「RADだ!」と分かってしまうほどです。
1度聞いてみてください、必ずその世界観、歌声の虜になってしまうはずです。