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9bullet95のレビュー・評価・感想

アルスラーン戦記 / アル戦 / The Heroic Legend of Arslan / アルスラーン戦記 風塵乱舞
7

この物語の少々の紹介

この物語は中世ペルシアのファンタジーな世界です。作品名が主人公名であるパルス王国の王太子アルスラーンは蛮族ルシタニア王国との大戦争で初陣を飾ります。しかし、裏切りと霧を利用した策略に見事にハマったパルス軍は初戦で大敗し、王都まで引き下がる事になります。ここで、王太子アルスラーンは軍からはぐれてしまい、更に裏切り者に命まで追い込まれる戦いにさらされます。だが、そこにかろうじて、ダリューンと呼ばれる元万騎長(マルズバーン)がかけつけ、二人の間に入ることで事なき事を得ます。そしてアルスラーンとダリューンは戦場から離れ戦場近くのある一人の男のもとに向かいます。その男はアルスラーンの父親である王の勘気をこうむり隠棲生活を送る元宮廷秘書官ナルサスです。彼は謀臣にふさわしい能力を持ちますが、個人の武力もかなりのものであります。三国志演義で例えるなら、ダリューンは趙雲子龍、ナルサスは諸葛孔明(三国志演義の最高の智者)の智謀に武は姜維伯約の武(姜維の智だと作品で描かれるナルサスのイメージに足りなさを感じます。姜維の武は趙雲に劣るけれど、そこそこに戦えるという意味)です。まさに先程のダリューンの王太子救出は趙雲子龍の阿戸救出を彷彿します。王の勘気をこうむっているナルサスは中々、アルスラーンの仲間になりませんが、アルスラーンのある一言で仲間になりました。そしてそこでナルサスに仕えているエラムというアルスラーンに年齢に近い男性も仲間になり、裏切り者の追っ手をかわします。この間にも大戦争は一応の終結に向かい、パルス王都陥落。アルスラーンと3人の仲間は王都付近で潜伏をして、王都の情報収集を図ります。パルス国を裏切った者はまだ亡くなっていない王太子を釣り出すために、パルスの村を1つ焼き殺す事を行動に移し、そのことを近隣に触れて回ります。しかし、智謀では上をいくナルサスは当然、気が付きアルスラーンに報せます。ナルサスの助言はどこの村を焼くかを教えたことです。この後のアルスラーンや仲間の活躍、パルス国の奪還の物語は漫画をご覧になってください。先ほど、三国志演義の登場人物に例えましたが、アルスラーンこそ、劉備玄徳を想像させる気の弱い(優しい)ところがあります。ただ、孔明や趙雲を従えた劉備ですら、中国の3分の1の領土しか持ち得ませんでした。アルスラーンは更に立派に大きく成長するのでしょうか?乞うご期待!!

えんとつ町のプペル / Poupelle of Chimney Town
10

著名人が絶賛するだけある!

話題となった作品、えんとつ町のプペルはとてもおすすめの映画です。
よく、西野さんのファンの方々が10回プペったなどTwitterなどでつぶやいていたようですが、普通に忖度なしでもとても面白く、心が動かされるものがありました。
えんとつ町のプペルは、夢を諦めたり、今の自分の人生に物足りなさを感じていたり、熱くなれずに日々を淡々と過ごしている方には勇気を与えます。

簡単なあらすじはこんな感じです。
舞台となるえんとつ町は、いつどんな時も厚い雲がもくもくとかかっていて空が見えず、星の存在もまた誰もがお伽話の中の妄想だと思っていました。
主人公のルビッチという少年は、星か必ず存在していると信じていましたが、大人たちにバカにされてました。
そこで、ゴミ人間のプペルと友達になり、一緒に飛行船で雲の上に星があるのかを確認しに行き、星の存在を町中に示し、星という夢を叶えるというストーリーです。
その中で、家族、友人の絆だったり、人への優しさを思い出させてくれます。

私達が暮らすこの日本には、元気のない空気感などが何となくありますが、個人個人が何かを追い求め、熱くなっていれば、日本全体も上向きの空気になるのではないかと思っております。
この映画を夫婦で見ましたが、二人ともお互いの夢を一緒に叶えられるよう頑張ろうと誓うことができました。
是非全世代に見てほしいなと思います。

映画 ひみつのアッコちゃん
8

平成版!アッコちゃんが人間に!?

『ひみつのアッコちゃん』といえば、赤塚不二夫先生の代表的な漫画ですよね。私は平成生まれなので、連載を読んだことはありませんが、漫画は知っています。これが実写化されたのが2012年のこと。アッコちゃん役を綾瀬はるかさんが演じました。一言でいうと、「なんてドラマチックで、胸にささる映画なんだろう!」ということです。原作が少女向けに描かれているのに対して、映画ではアッコちゃんが魔法のコンパクトで大人になり、大人の問題を解決していくストーリー。アッコちゃんはコンパクトでどんな職業にもなれますから、化粧品会社に入社して早瀬さんに出会います。演じるのは岡田将生さんです。アッコちゃんの、中身が本当に純粋な子供というところにハラハラドキドキすることも多いです。でも、早瀬さんの会社でのピンチを救ってあげようと一所懸命に奮闘する姿は、「大人よりも大事なことが見えているなあ」と感心しました。これをご覧になる方で、赤塚不二夫先生の原作がファンという方もいらっしゃるでしょう。漫画のストーリー展開とのギャップを感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、映画のアッコちゃんも可愛くてオシャレでいて、素敵なヒロインです。実写化されたアッコちゃんは、漫画しか知らない方でも十分に楽しんでいただける作品になっていると思います。