映画 ひみつのアッコちゃん

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映画 ひみつのアッコちゃん
8

平成版!アッコちゃんが人間に!?

『ひみつのアッコちゃん』といえば、赤塚不二夫先生の代表的な漫画ですよね。私は平成生まれなので、連載を読んだことはありませんが、漫画は知っています。これが実写化されたのが2012年のこと。アッコちゃん役を綾瀬はるかさんが演じました。一言でいうと、「なんてドラマチックで、胸にささる映画なんだろう!」ということです。原作が少女向けに描かれているのに対して、映画ではアッコちゃんが魔法のコンパクトで大人になり、大人の問題を解決していくストーリー。アッコちゃんはコンパクトでどんな職業にもなれますから、化粧品会社に入社して早瀬さんに出会います。演じるのは岡田将生さんです。アッコちゃんの、中身が本当に純粋な子供というところにハラハラドキドキすることも多いです。でも、早瀬さんの会社でのピンチを救ってあげようと一所懸命に奮闘する姿は、「大人よりも大事なことが見えているなあ」と感心しました。これをご覧になる方で、赤塚不二夫先生の原作がファンという方もいらっしゃるでしょう。漫画のストーリー展開とのギャップを感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、映画のアッコちゃんも可愛くてオシャレでいて、素敵なヒロインです。実写化されたアッコちゃんは、漫画しか知らない方でも十分に楽しんでいただける作品になっていると思います。