ハンサム★スーツ

ハンサム★スーツのレビュー・評価・感想

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ハンサム★スーツ
9

ハンサムスーツ着てみたいですが……

タイトル通り「ハンサムスーツ」とはどんな人でもハンサムになれる!というスーツ。
食堂の亭主でコンプレックスを持った主人公(ドランクドラゴン:塚地)は美人アルバイト(北川景子)に恋心を抱きハンサムスーツを着てアピールしていきます。
と、同時に主人公に恋心を抱いているブサイクアルバイト女性(森三中:大島)。いつも懸命に働き頼もしい彼女には心を安らげている主人公。
果たしてハンサムスーツを着て、主人公の恋の行方はどうなるのか!?

という三角関係の恋愛のストーリーは笑いあり、涙ありです。芸人の塚地や大島がでているとだけありコメディーありで面白いです。人情ある街・仲間達の様子や、愛されキャラの主人公を見ていると終始心温まります。哀愁溢れる食堂の雰囲気も主人公とマッチしています。

ハンサムスーツを装着したり脱いだりハラハラ・ケラケラ。なんせブス(塚地)はハンサムスーツ装着すると→ハンサム(谷原章介)になるんです。谷原さんのギャグ満載の演技にも笑えます。

温かい仲間に囲まれて、まさかの結末でしたがもちろん最後まで幸せなオチなのでほっこりして見終われました。

ただ、私ならハンサムスーツを着て生きる選択をするかもしれません。(笑)

ハンサム★スーツ
1

オチがひどい

塚地武雅がハンサムスーツを着て、谷原章介になるという話です。美醜の問題に切り込んだ作品なのですが、なんかひどかったです。まず、美人の人が嫌なやつではないので、美人より醜い人の方が性格はいいというわけではないし、それなら綺麗な人の方がモテても当たり前だし、ブス役の大島美幸の役の子は人の姿を勝手に写真に収めたりして全然失礼なやつだしでまったくなにがいいたいのかわかりません。それに入れ替わりものとしての面白さもなくて、ただ、谷原章介さんがおとぼけてるだけという感じです。谷原さんは面白い人なのでまあ可愛らしいなと思いますが、それだけです。塚地さんにしたって、変な顔で笑わせようとしていて、それはどうなの?と思います。そしてこの映画の最大のダメなところはオチです。話の肝は、塚地が美人の北川景子を選ぶのか、それとも大島美幸かなのですが、なんと、大島美幸さんはブススーツをつけた北川景子だったのです。まず、ブススーツて何?だし、結局、人間は顔じゃないとか言いながら、ブスと美人を分けてるし、北川景子は自分は美人だから、顔以外を見て欲しくてブスになったという、性格の悪い女だし、そんな、女が幸せになって、誰がスッキリするんだという感じです。結局、監督はブサイクをバカにしていると思います。