エンター・ザ・ボイド / Enter the Void

エンター・ザ・ボイド / Enter the Void

『エンター・ザ・ボイド』は2009年に公開されたギャスパー・ノエ監督によるフランス映画。ギャスパー・ノエにとっては、『アレックス』以来、7年ぶりとなる長編作品である。日本では2010年に公開された。
物語冒頭は歌舞伎町に住むオスカーの視点で描かれる。オスカーが死んだ後はオスカーを俯瞰する映像に移行し、精神となったオスカーの視点で映像が構築される。シナリオには薬物のDMTと、「チベット死者の書」という輪廻転生について記されたチベット仏教の書物が大きく関わっている。
本作は第62回カンヌ国際映画祭にノミネートされた。また第42回シッチェス・カタロニア国際映画祭にもノミネートされ、撮影監督のブノワ・デビエが撮影賞を、監督のギャスパー・ノエが特別審査員賞を受賞した。

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