Angel Beats! / エンジェル ビーツ

Angel Beats! / エンジェル ビーツ

『Angel Beats!』とは、Key所属のシナリオライター「麻枝准」が原作・脚本を手掛けたオリジナルアニメ作品である。全13話で、2010年にTBS系で放送された。
死後の世界の学園を舞台とし、「人生」をテーマとした青春アニメ。
テストや球技大会などの日常的な学園生活、銃火器や刀剣を用いた戦いを描く非日常な生活、登場人物の送った生前の理不尽な人生、この3つを柱にストーリーが展開されていく。

Arisaccc5のレビュー・評価・感想

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Angel Beats! / エンジェル ビーツ
10

死後の世界を描く、笑えて泣ける青春アニメ

舞台は死後の世界。生前の記憶がない主人公・音無は死後の世界の学校で天使と戦う組織のリーダー・ゆりと出会う。神に反逆すべく可憐な少女の姿の天使と日々戦いを繰り広げているという組織の少年少女と行動を共に過ごすことにした音無。しかし彼は次第にこの世界が存在する本当の目的に気づき始める…
全13話の青春アニメ。このアニメの最大の特徴は、登場人物たちが皆死んでおり、舞台が死後の世界であること。一見ただの青春アニメに見えるが、ギャグシーンやバトルシーンなどテンポ良く物語が進んでいくため見やすい構造となっている。話数も少ないため、アニメをあまり観ない人にも安心してオススメできる。
前半は基本的にギャグ要素メインで物語が進んでいくが、後半は登場人物たちがなぜ最期を遂げてしまったのか、死後の世界が存在する理由などが明確になっていくためにシリアスな展開が続いていく。暗い話は苦手だという人も多いかもしれない。しかし、それだけで観るのを避けてしまうのは勿体無い。最終回を見終わった後、涙を流さない人なんているのだろうか?そう思えるほど感動の展開が待っている。
また、オープニング曲やエンディング曲が人気で曲だけは知っているという人も少なくない。アニメを見始めるかどうか悩んでいる人は、まずは楽曲から聴いてみるといいかもしれない。