テレビ史上最も悪質で残忍な事件「フジテレビ老人火あぶり致死事件」の詳細まとめ

ここでは日本のテレビ史上最も悪質で残忍な事件と言われている、「フジテレビ老人火あぶり致死事件」についてまとめた。『退屈貴族』という番組の中である老人に火の上を歩かせ、その様子を放送したという事件だ。老人はそのときの怪我が原因で亡くなったと言われており、2012年の『週刊文春』にこの事件が掲載された。

フジテレビは2003年に番組中に出演者の老人を見殺しにした

番組で″火渡り″させ、老人が歩行不能の大火傷

「老人火あぶり致死事件」

フジテレビのバラエティ番組 「退屈貴族」 で、面白映像の撮影を企画。 6年前、日本テレビの番組で放映された投稿画像で火渡りをしていた老人に、同様の火渡りを撮影させて欲しいと出演を依頼する

出典: tokyo8823.com

問題の番組 「退屈貴族」 とは

「退屈貴族」とは、フジテレビで2003年10月~2004年3月の毎週月曜深夜24:58~25:28に放送された深夜番組

退屈な貴族達 (お笑いタレント・ココリコ2人とゲスト2人の計4人) が「退屈をしのぐVTR」を 1つずつ鑑賞する。 退屈な貴族たちは「世界のありとあらゆるものに飽きてしまった」ので、どんなVTRにも無表情を維持しなくてはならない。笑ったり驚いたりなどの顔を変えることをしてしまったら、罰を受けるという内容

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日本テレビで放映されていた「投稿!特ホウ王国」を見たリサーチャーが、「火渡りと幽体離脱ができる老人がいる」とネタを上げてきた

企画会議では、まず老人の言う幽体離脱をさせ、答えられない質問をして老人が困るところを撮り、視聴者を笑わせる。 その後で、火渡りをさせ、凄いと驚かせる、という構成を決めた

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日本テレビで放映されていた投稿画像では、ミカン箱をばらした木の板に火をつけ、くすぶる板の上を同老人が歩くものだった。 しかし、「楽しくなければテレビじゃない」 のフジテレビは、スタッフが灯油 3リットルとライターを持参して、老人が持参したダンボールを芯に灯油を燃やし、ディレクターの金子傑が、「お願いします」 と老人に猛火の中を歩かせた。

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灯油 3リットル、約1000度の火の上をはだしで渡らせた
高さ 1メートル以上の火炎が長さ10メートルほど続いた
白いパンツで裸足の老人は、燃えさかる灯油 1,000度の猛火に飛び込み、火の上を歩くが、数メートルを歩いて、熱さに耐えられず途中で脇に抜ける

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老人の表情は青ざめており、下肢には広範囲に及ぶ火傷を負っていた

持参したオロナインを真っ赤にただれた両足に塗ったが、足の裏の皮はめくれ、歩くことは出来ないほどだった

番組の担当者は、老人の足の皮が火傷でめくれ上がっている状態を見ているにも関わらず、病院に連れて行くこともせずにビデオを回し続けた

撮影後、大火傷を負った老人はフジテレビのスタッフに独居に置き去りにされた
5日後に、老人の兄が見つけて救急搬送、意識不明の重体
老人が生死の境をさまよう中、フジテレビは一切連絡を取ることもなく、老人を笑いものにして放送

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判明した火傷は、足裏から太ももにかけて、表面積の三割近くに最重度の三度という重篤なもので、多臓器不全に陥っていた

呼吸の一時停止、胃の複数ヵ所からの出血、吐血。 肺には水が溜まり、臓器不全に陥るなど、重篤な症状が続いていた

老人はその後、死亡した

番組放送当時、この番組を見た視聴者は

番組はそのまま放送されており、ネット掲示板上では「ひどい…これって犯罪じゃないの? 番組関係者の逮捕とかしないの?」「人殺しのテレビ局」「老人も老人だけど、生死に関わる火傷を負うのは、普通火を見て分かるだろ。なんで止めなかったんだよ」「普通に放送されてるところに狂気を感じるな」など、フジテレビへの批判が殺到していた

出典: news.livedoor.com

悪質な事故対応

灯油 3リットルに対して、消火用に用意したのは、バケツの水 1杯だけ。 消火器等の用意はなく、消防署への届け出もしなかった

管理する府中市にも許可を取っていなかった

当初は「該当するロケはない」 と否定

chika7777
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@chika7777

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