目次

  1. 『モチモチの木』
  2. 『かみなりむすめ』
  3. 『花さき山』
  4. 『ベロ出しチョンマ』
  5. 『三コ』
  6. 『火の鳥』

『モチモチの木』

比較的初心者向けかと思います。「自己犠牲」といっても小さな勇気を奮い立たせるお話です。「ちょっとしたご褒美」など、随所にみられる斉藤氏の優しい目を感じます。

51vebhj1cyl

表紙で敬遠している人も多いようですが。

爺様、表紙だと悪人面に見えますが、読んでみると優しいおじいちゃんですのでご安心を。

『かみなりむすめ』

雷様の一人娘が遊び相手欲しさに勝手に地上に降りて、というお話。軽く「女の嫉妬」「子供の残酷さ」みたいなものを感じさせる部分もありますが、温かくも切ないお話です。

Images

『花さき山』

優しいことをすれば花が咲く、というお話。山姥が出てきますが、怖いキャラではなく語り部です。何気ないことで、ここの花は咲くようです。

49a86838

『ベロ出しチョンマ』

作中、『ベロ出しチョンマ』は人形として売られているという設定ですが、実在はしていません。個人等で作られたものはありますが。身分制度について、そして家族を思うがための行為が、誰かを悲しませも喜ばせもするんだと考えさせる・・・そんな一作です。

Img 0

何故両手を広げているのか?ベロを出しているのか?読んでください。主人公長松、12歳なのに強いです、この子。ただ「トラウマになった」という声、かなりショッキングなシーンもあるのでご注意を。

『三コ』

長いこと生きている大男、「三コ」とオンチャ(家を継げない次男や三男など)たちとの交流をはじめに描き、山や海が怖がって泣く様などをユーモラスに描いたかと思えば・・・。

Img 2

個人的には挿絵がトラウマです。

笑って死ぬ。中々できないですよね。それでも誰かのために「あきらめなければ大丈夫」と、励ましの言葉を送って・・・。

『火の鳥』

「火の鳥が飛ぶと凶作になる」という伝説のある村。母親の形見であるかんざし一つで火の鳥退治に向かう少女の話。アクション映画張りの戦闘シーンは読みごたえがあるかと。

Vivitam696976 img600x450 1406901713dhdhzs10718

目が「戦う女」の目です。

ここに挙げたのはほんの一部ですが、中には中編もあります。すべてが自己犠牲ものではないし、ユニークな一遍もあるので、読み聞かせしてあげてください。そして、一緒に色々と考えてみてください。ほぼすべての作品の挿絵を、滝平二郎さんが手がけています。この人の絵は実に芸術性が高く、物語に花を添えています。

5108pp3n7bl. sx258 bo1 204 203 200

ソメコとオニなんかはトラウマになる率はほぼゼロかと。