HACHI 約束の犬(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『HACHI 約束の犬』とは、2009年に公開されたアメリカ映画。1987年公開の日本映画『ハチ公物語』のリメイク作品である。ある寒い冬の夜、アメリカ東海岸の郊外の駅でパーカー・ウィルソン教授は1匹の迷い犬に出会う。飼い主を探しながら保護するが、妻の反対を押し切りパーカーは自分で飼うことにするのだった。首輪のタグに「八」と刻まれていた漢字から「ハチ」と名付けられその秋田犬の子犬は、パーカーの大きな愛情を受け立派に成長して行く。そんな幸せな日々がいつまでも続くと思われたが、突然の悲劇が降りかかる。
リメイク元となる日本の『ハチ公物語』を知らなかったリチャード・ギアは、初めてこの脚本を読んだ時号泣したという。愛犬家であるリチャードは、その夜友人とのディナーの席でも、シナリオが頭から離れず泣いてしまったと話している。作品を包み込む”静けさ”に心惹かれ、出演を決めたという。
子犬のハチを演じたのは柴犬
秋田犬のトレーニングはとても難しいらしく、特にデリケートな子犬の時期は代わりに柴犬が演じていた。
撮影地にハチ公の銅像のレプリカを設置
映画の撮影地であるロードアイランド州ウーンソケット市は、東京渋谷駅にある忠犬ハチ公の銅像のレプリカを設置した。ウーンソケット市で行われたハチ公像除幕式の様子は、日本のニュースでも放映された。
『HACHI 約束の犬』の主題歌・挿入歌
主題歌:Jan A.P. Kaczmarek「To Train Together」
Related Articles関連記事
ボーン・レガシー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『ボーン・レガシー』とは『ボーンシリーズ』の4作目で、2012年公開のサスペンス・アクション映画。記憶を失くした元CIAトップ工作員ジェイソン・ボーンをめぐる陰謀を描いた前3部作の裏で同時進行していたストーリーを描くスピンオフ的作品。ボーンの存在によりCIA上層部でさえ知らない国家的極秘計画が暴かれる危機が発生。計画隠蔽のために襲われた工作員アーロン・クロスの逃避行が描かれる。『ボーンシリーズ』の世界観を継承したストーリー展開に加え、前3部作後のCIAの状況もわかるファン必見の物語である。
Read Article
ギルバート・グレイプ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『ギルバート・グレイプ』とは、原題は『What’s Eating Gilbert Grape』で、同名小説の映画化。ジョニー・デップと、レオナルド・ディカプリオが共演している、1993年のアメリカ映画である。 知的障害を抱えた弟アーニー(レオナルド・ディカプリオ)と、夫を亡くした事で過食症となり、病的な肥満になってしまった母親。 退屈な田舎町で家族を支えるギルバート(ジョニー・デップ)が、ある日ベッキーという女性と出会うことで自分自身を見つめ直し、心の揺れ動きと成長を描いた物語。
Read Article
ボーン・アルティメイタム(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『ボーン・アルティメイタム』とは『ボーンシリーズ』の3作目で、2007年公開のサスペンス・アクション映画。記憶を失くした元CIAトップ工作員ジェイソン・ボーンは、CIAの極秘計画の暴露記事を書こうとする記者と接触したことで存在が見つかり、またもやCIAに狙われる。その一方、CIA内部の人間と協力し、極秘計画に絡んだ組織の陰謀を暴き、とうとう記憶を取り戻す。その場にいるかのような臨場感溢れる映像やスピーディなストーリー展開、スリリングな逃走劇など息もつかせぬシーンの連続で観る者を引き込む最高傑作。
Read Article
ボーン・スプレマシー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『ボーン・スプレマシー』とは『ボーンシリーズ』の2作目で、2004年に公開されたサスペンス・アクション映画。記憶を失くした元CIAトップ工作員ジェイソン・ボーンの2年後を描く。インドでマリーと暮らしていたボーンの元に暗殺者が現れ代わりにマリーが殺されてしまう。自分を追う理由を知るため動き出したボーンだが、ある事件の容疑者に仕立てられる。CIAの追跡をかわしながら自分を巡る陰謀の真相を探るボーン。トンネルの中のカーチェイスなど前作以上にスピード感あるスリリングなシーンの連続で観る者を魅了する。
Read Article
シカゴ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『シカゴ』とは、監督ロブ・マーシャルメインキャストにレニー・ゼルウィガー、リチャード・ギア、キャサリン・ゼタ=ジョーンズの3人を起用したミュージカル映画。 1920年代、ショービジネスと犯罪の町シカゴを舞台に、スターを夢見る主人公が、殺人を起こし刑務所に収容されながらもスターへの道を上る様子を描いている。 キャッチコピーは「この街では、銃弾一発で有名になれる」 近年のアメリカ映画において、ミュージカル映画はヒットしないと言われていたが、そのジンクスを覆した作品ともいわれている。
Read Article
心が疲れた時見てほしい 後味爽やかな洋画5選
「後味が悪い映画」の紹介はけっこうあるのに、その逆はあまりない。自分的には進んで後味が悪いものは見たくないので、心が萎えたり、癒しが欲しい時に見たくなるとびきり後味がさわやかな洋画を5本選んでみました。
Read Article
【ギルバート・グレイプ】心温まるヒューマンドラマを描いた映画10選【サイダーハウス・ルール】
この記事では見終わった後に心がすっきりと澄み渡るように爽快な気持ちになれる、心温まるヒューマンドラマを描いた映画をまとめた。どの映画でも様々な苦難を前にして成長していく主人公の姿が描かれており、家族や友人との絆、愛情が大切なものだと改めて感じさせてくれる。
Read Article
【アベンジャーズ】俳優ジェレミー・レナーについて徹底紹介【ハート・ロッカー】
俳優ジェレミー・レナーについてまとめました。「アベンジャーズ」シリーズのホークアイでお馴染みの彼。「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」や「ボーン・レガシー」では華麗なアクションを、また「ハート・ロッカー」ではアカデミー賞主演男優賞にノミネートされるなど、人気も実力も兼ね備えた俳優です。ここでは彼の出演作品やプライベートに関するニュースなどを紹介していきます。
Read Article
【シカゴ】元気を出したい時に観たくなる映画まとめ(女性向け)【美女と野獣】
仕事や日常にちょっと疲れてしまう時や、嫌なことがあって落ち込んでしまうことって、人間なら誰にでもあることですよね。そんな時は映画でも観てまったりゆっくり過ごしましょう。この記事では、元気を出したい時に観たくなるおすすめ映画についてまとめました。笑いあり、涙あり、胸キュンありの作品で、心を癒してあげてくださいね。
Read Article
【それでも夜は明ける】絶対観るべき!アカデミー作品賞受賞映画まとめ【シカゴ】
アカデミー賞といえば、日本も含め世界が注目する一大映画イベントですよね。この記事では、その中で作品賞を受賞したものについてまとめました。ジャンルは様々ですが、アカデミー作品賞を受賞しているだけあってどれも一見の価値がある素晴らしいものばかりです。観る映画に迷った際は、ぜひ当記事で紹介しているものを観てみてくださいね!
Read Article
家族の強い絆がテーマの映画5選!号泣間違いなし【ギルバート・グレイプ】
家族の絆をテーマにした映画をまとめました。ここに掲載しているのは『ファミリー・ツリー』『おばあちゃんの家』『ギルバート・グレイプ』『幸せへのキセキ』『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』の5作品。どれもハートフルな物語が描かれており、涙なしでは観られません。各作品のあらすじ・ストーリーや見どころを紹介していきます。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『HACHI 約束の犬』の概要
- 『HACHI 約束の犬』のあらすじ・ストーリー
- ハチとの出会い
- ハチを引き取るパーカー
- パーカーとハチの毎日
- 突然の別れ
- 天国へ旅立つハチ
- 『HACHI 約束の犬』の登場人物・キャラクター
- パーカー・ウィルソン(演:リチャード・ギア)
- ハチ(演:レイラ/フォレスト/チコ)
- ケイト・ウィルソン(演:ジョーン・アレン)
- ケン(演:ケイリー=ヒロユキ・タガワ)
- アンディ(演:サラ・ローマー)
- カール(演:ジェイソン・アレクサンダー)
- ジェス・シャビール(演:エリック・アヴァリ)
- メアリー・アン(演:ダヴェニア・マクファデン)
- マイケル(演:ロビー・コリアー・サブレット)
- ロニー(演:ケビン・デ・コステ)
- 『HACHI 約束の犬』の用語
- 秋田犬
- ベッドリッジ駅
- 午後5時
- 『HACHI 約束の犬』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- パーカー「どんな時もその気持を忘れるなよ」
- ケン「特別の意味がある時だけ物を取って来る」
- 家に帰ろうとしないハチと電車に乗れないパーカー
- 戻らないパーカーを待つハチ
- ハチの最期
- 『HACHI 約束の犬』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 脚本を読み号泣したというリチャード・ギア
- 子犬のハチを演じたのは柴犬
- 撮影地にハチ公の銅像のレプリカを設置
- 『HACHI 約束の犬』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:Jan A.P. Kaczmarek「To Train Together」