永遠の名作、萩尾望都の「ポーの一族」でヴァンパイア浪漫に浸ろう

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萩尾望都ファンからは最高峰の傑作と評され絶大なる人気を誇る作品「ポーの一族」。当時、その綿密な時代考証と豊かな情景描写は多くの人を虜にしました。ヴァンパイアを語るならば、まずはこの作品を読まなければ!と言わしめる完成度です。40年以上前の作品とは思えない素晴らしいヴァンパイアストーリーをご紹介。

少女漫画家初の紫綬褒章の受章者「萩尾望都」

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福岡県出身。「ポーの一族」「トーマの心臓」「11人いる!」など多数の人気作品を発表し、「少女漫画の神」と呼ばれる程の人気。2012年に紫綬褒章を受章しています。

あらすじ

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捨て子だった主人公の少年エドガーは妹のメリーベルと共に「ポー」と呼ばれる一族の老女ハンナに拾われ育てられます。ある日エドガーは「儀式」を見てしまい、一族が「バンパネラ(吸血鬼)」であることを知ってしまいます。殺されない代わりにエドガーは大人になったら仲間に入る約束をしますが、ハンナが村人に正体がバレて殺されるアクシデントが起き、14歳で血を吸われてポーの一族にされてしまいます。そこからエドガーの永遠のさすらいが始まります。

永遠の少年エドガー

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エドガーは元々、親に捨てられ妹のメリーベルを守るために吸血鬼にされしまい、永遠の時を生きなければならなくなってしまった幸薄い少年です。
その最愛のメリーベルを吸血鬼にしてしまった罪の意識をずっと持ち続けながらも、共に永遠の生を生きてゆきます。歳をとらない姿の二人は、ひとつの土地に長く住めず、点々と場所を変えて流れていくしかありません。そして悲劇は起こります。

メリーベルに恋をして近づくアラン

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ヴァンパイアと知らずにメリーベルに恋をして近づくアランに、エドガーは警告しますがアランは止まりません。結果、周りにバンパネラとバレてしまい、メリーベルは殺されてしまいます。
ひとりきりで生きる寂しさに耐えられないエドガーとメリーベルを失った傷心のアランは、共に冷たく凍り付いた永遠の時を生きることになります。

バンパネラの設定がオイシイ

吸血鬼と言っても「ポーの一族」のバンパネラ設定は独特です。
人間の血はもちろん吸いますが、他にも赤バラからもエネルギー供給出来るので、バラをそのまま食べたりエキスを抽出したりして摂取します。バンパネラ同士でも分け合えるので、非常に耽美な画が出来上がります。
訓練すれば鏡に映ったり、脈や体温も偽装出来るという、かなり高度な技も使います。太陽も大丈夫なので日中も普通に行動出来ます。

ラストの解釈はそれぞれ

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次々と仲間を失ってゆくエドガー、アランまでが消滅して絶望に捕らわれた少年は花園に眠っています。
このラストシーンがファンの間では長く議論されています。
ひとりで永遠を生きることに疲れ、自ら死を選んだのか。ただ単に眠っていて、再び目覚め旅立つのか。
取り方は様々です。

ポーの世界にハマろう

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熱烈な「ポーの一族」ファンの方が作成した実写ポスターです。
あの独特の世界が完璧に表現されていますね。実写映画化するのかと思ってしまいました。

永遠の時を生きる孤独な少年、ヴァンパイア、愛と憎悪、中世のヨーロッパやロンドンのシックな風景、全てが魅力的な作品です。美しくも切ないヴァンパイアの世界、一度浸ってみては如何でしょうか。

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