ハヤテのごとく!(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ハヤテのごとく!』とは、畑健二郎による漫画作品。2004年から2017年にかけて『少年サンデー』で連載され、幾度となくアニメ化を果たし、映画や実写作品も作られた。日本のみならず海外でも人気が高く、特にアジア地域に熱狂的なファンが多い。
失踪した両親の代わりに莫大な借金を背負わされた綾崎ハヤテは、絶望して営利誘拐に走る。しかし目を付けた富豪一族の娘・三千院ナギはハヤテの言葉を愛の告白と勘違いし、彼の借金を肩代わりする。ハヤテはナギに感謝して執事として仕え、彼女のために働き始める。

CV:田中理恵

ナギ付きのメイド。元孤児で、作中では名字については特に語られていない。メイドとしては非常に有能で、ハヤテにとっては直接の上司となる。
当初はハヤテのことを「誘拐犯の一味ではないか」と怪しんでいたが、すぐに打ち解けて「この子はナギを利用できるような悪い人間ではない」と信用するようになる。物語全体を通して女性のレギュラーとして活躍するが、ハヤテに恋心を抱かなかった珍しい人物である。

白皇学院(はくおうがくいん)

鷺ノ宮伊澄(さぎのみや いすみ)

CV:松来未祐

ナギの親友。鷺ノ宮家の長女で、いつも和服を着ている。信じがたいレベルの方向音痴で、1人では目的地まで辿り着けないほど。
若いながら強力な霊能力を持ち、幽霊や超常的な事件が発生した時は大いに活躍する。ハヤテに好意を抱くが、親友のナギが彼に想いを寄せていることにも気づいており、一歩引いた態度を取り続けた。

桂ヒナギク(かつら ヒナギク)

CV:伊藤静

白皇学院の生徒会長。学級はハヤテと同じ高校1年生で、「才色兼備のスーパー美少女」と称される文武両道の優等生。校内では問題児として名を馳せるナギの態度には頭を抱えており、たびたび釘を刺しに現れ、その過程でハヤテとも交流する。
やがてハヤテを異性として意識していくが、それをなかなか自覚できなかった上に、歩やナギが彼に恋していることも理解していたため関係を進めることに二の足を踏む。「好きになったのは自分だが、告白するのは相手からでないとなんだか負けた気がする」と意地を張り続けるが、最終的には堂々とハヤテに想いを打ち明けた。

作品を代表するほどの人気キャラクターであり、畑健二郎の次回作である『トニカクカワイイ』の主人公の造形にも多大な影響を与えたとされている。

瀬川泉(せがわ いずみ)

CV:矢作紗友里

ハヤテの白皇学院におけるクラスメイト。明るく朗らかな性格で、いつもニコニコしている。成績はあまり良くなく、たびたび補修を受けている。
転入してきたハヤテに興味を持ち、「ハヤ太くん」とあだ名をつけて何かと話しかけるようになる。気に入った相手からであれば「多少イジメられるくらいならOK」と発言したことがあり、ハヤテに呆れられつつも気軽に接することができる相手と認識されて交流を重ねていった。

その他

西沢歩(にしざわ あゆむ)

CV:高橋美佳子

ハヤテがナギに出会う前に通っていた高校のクラスメイト。登場人物のほぼ全てが上流階級か問題のある家庭の出身である本作において、唯一といっていい「普通」の少女。
転校していく前からハヤテのことが好きで、彼の周囲にナギを始めとするお金持ちでかわいい女の子が大量に現れたことにパニくっている。なんとかハヤテと仲良くなろうとアプローチを繰り返すが、ごく普通の中流家庭の娘であるだけに令嬢相手に腰が引け、「ハムスターのオーラをまとっている」と称されていた。

天王洲アテネ(てんのうす アテネ)

CV:川澄綾子

ハヤテの幼馴染。共にろくでなしの両親に苦しめられていることを知って意気投合し、幼いながらに互いを「世界で一番大切な人」だと感じるようになった。様々な擦れ違いの結果10年前に別れ、ギリシャに赴いた際に運命的な再開を果たす。
ヒナギク以上に文武両道な超人で、10代にして三千院財閥に匹敵する名家である天王洲家の当主を務める。ハヤテのことは今も大切に思っているが、10年の断絶と今の互いの立場もあって積極的にアプローチをかけようとはしなかった。

水蓮寺ルカ(すいれんじ ルカ)

CV:山崎はるか

両親に言われるまま芸能活動を続ける傍ら、自身の夢である漫画家を目指す少女。同人誌即売会でハヤテたちと出会い、同じく漫画家を目指すナギと意気投合する。やがてナギたちのアパートで暮らすようになり、ハヤテに想いを寄せていった。

『ハヤテのごとく!』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

本作はハヤテとその周囲にいる少女たちが繰り広げる傑作ドタバタコメディであり、日常的な場面からシリアスな場面まで、様々なシーンで印象的なセリフが飛び出している。
赤裸々な本音だったり、友情と愛情を謳う青臭くも爽やかな言葉であったり、あるいは誰かの運命を懸けた瞬間に放たれる真摯な想いであったり、その傾向は多種多様。いずれもが『ハヤテのごとく!』という作品を盛り上げた、珠玉の名言・名セリフである。

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