ヘレディタリー/継承(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ヘレディタリー/継承』とは、2018年に公開されたアメリカのホラー映画である。監督のアリ・アスターは本作が長編映画デビュー作である。主演のアニー役をトニ・コレットが務めた。サンダンス映画祭で「ホラー常識を覆した最高傑作」「現代ホラーの頂点」と批評家から最高の評価を受けた。家長である祖母エレンの死をきっかけにグラハム家に奇妙な出来事が頻発し、家族が崩壊していく。緻密に張り巡らされた恐怖の伏線。タイトルの「継承」の意味がわかったときには、逃れられない仕組まれた最悪の運命に恐怖する。製作はA24。

エンドロールで流れる曲。
「Both Sides,Now」(邦題「青春の光と影」)1968年
作詞作曲:ジョニ・ミッチェル / 歌:ジョディ・コリンズ
ジュディ・コリンズのアルバム『Wildflowers』に収録されている。
その後、フランク・シナトラ、エミリア・ジョーンズ、ハービー・ハンコック、原田知世など数多くのミュージシャンがカバーしている。
映画『コーダ あいのうた』でも使われている。

「ヘレディタリーオリジナルサウンドトラックアルバム」 作曲:コリン・ステットソン

コリン・ステットソンは、本作の音楽を担当しているサックス奏者である。
超絶技巧で実験的、アヴァンギャルドなサックス演奏でも知られてる。
全23曲。

Funeral

オープニングからグラハム家が葬儀に向かうシーンで流れる。

Mothers & Daughters

葬儀から帰った夜、アニーとチャーリーの会話からアニーがエレンの私物の箱を開けるシーンで流れる。

Brother & Sister

ピーターとチャーリーの教室のシーンから、その後、チャーリーがハトの首をハサミで切るシーンで流れる。

Charlie

謎の光に導かれて、チャーリーがハトを持って外に出るシーンで流れる。

Party, Crash

パーティーからチャーリーを車に乗せて病院に急ぐピーター。その後、最悪の事故が起こるシーンで流れる。

Mourning

アニーは首のないチャーリーを見て泣き叫ぶ。事故現場からチャーリーが埋葬されるシーンで流れる。

Aftermath

チャーリーの死後、グラハム家に起こる余波。ピーターは学校で急に息ができなくなり苦しみだす。

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@tobe0or0nottobe9

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