私の推しは悪役令嬢。(わたおし。・わた推し)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『私の推しは悪役令嬢。』とは、2018年1月から2021年2月まで小説家になろうなどの小説投稿サイトで連載された、いのり。による異世界転生かつ悪役令嬢ものの作品である。 乙女ゲーム『Revolution』の世界に、ヒロインのレイ=テイラーとして転生した社畜OL・大橋零が、ゲームの推しキャラである悪役令嬢・クレア=フランソワを射止めるために奮闘するのが内容。 2023年からTOKYO MXほかで放送されたアニメも公開されている。魅力は、キャラクターの成長や恋愛要素、軽快な展開が楽しめることである。

「教会」ともいう。精霊を信仰する一大宗教で、国の一大勢力となっている。現王妃は教会の枢機卿で、王家と近づいたことでかなり力をつけた。支部もたくさんあり、総本山はバウワーの王都にある。

学園騎士団

ロイヤルアカデミー内の自律組織であり、現在の騎士団長であるロレック・クグレットによって率いられている。この組織は、学生間の紛争の処理やモンスターの討伐などを担当しており、学園内で非常に重要な役割を果たす。学園騎士団への入団を希望する学生は、選抜試験に参加する必要があり、この試験は筆記試験と実技試験の一対一の戦いから構成されている。この選抜試験は、学生たちの能力と適性を評価するために実施され、学園騎士団への入団は非常に名誉なこととされているのだ。

『私の推しは悪役令嬢。』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

レイ「私はクレア様が大好きです!」

第1話「異世界生活は猪突猛進。」における学園内でのセリフ。
大橋澪がレイに異世界転生した先にクレアがいて、クレアの手を取り真っ先に「私はクレア様が大好きです!」と発する言葉。いきなりの名セリフである。

レイ「私は近くにいられれば幸せだし」

第3話「私の恋は七転八起。」におけるお茶会におけるセリフ。
クレア・レイ・ミシャ・レーネのお茶会で、レイがレーネに「クレア様のことが好きではないの?」と聞かれた際、レイは「セイン様が好きなクレア様を応援したい。『私は近くにいられれば幸せだし』」と言い切る。レイが本音をストレートに言った、名セリフである。

レイ「何があっても諦めないでください」

第5話「騎士団試験は波瀾万丈。」における学園内でのセリフ。
騎士団試験で勝負に勝ったレイがクレアになんでも一つお願いを聞かせる内容は、「何があっても諦めないでください」だった。学期試験でもしたお願いに、クレアは再び諦めないと誓う。レイの隠された意図が見え隠れする名セリフ。

クレア「つまりあなたは最高の平民ですのよ。プライドをお持ちなさい」

第7話「学祭の決め手は逆転喫茶。」における馬車内でのセリフ。
まだクレアとレーネが幼い頃、クレアと共に行った店で異人であるロロ皇国人に「平民のくせにこんなところに来るな」とぞんざいに扱われてしまう。そこにクレアが「これは国の政策でテストケースなのです」と機転を働かせることでその場を取りなした。帰りの馬車の中で「あなたはこのクレアの使用人。『つまりあなたは最高の平民ですのよ。プライドをお持ちなさい』」とこの上ない名セリフでレーネを慰めた。

レイ「あなたに心を救われたからです」

レイ(右)がクレア(左)に心の内を打ち明ける。

第7話「学祭の決め手は逆転喫茶。」における学園内のベンチでのセリフ。
レイとクレアは学祭を見て回っていたが、クレアが疲れてベンチで休むことにする。その際に、レイは屋台で売っていた恋愛成就のネックレスをクレアに渡し、セイン様とうまくいくようにと言い添える。クレアが「あなたは私が好きなのでしょう?なのになぜわたくしの恋の応援をするの?」と問うと、レイは「クレア様には幸せになってほしい。私は『あなたに心を救われたからです』」と心を込めて言う名セリフ。

クレア「いつまでも健やかで。またいつか会いましょう」

第9話「私の主人は永遠不変。」における国境沿いでのセリフ。
騒動を起こし、クレアとレイの嘆願で国外追放となったレーネに対し、レーネが国から出ていくところでついにクレアが「いつまでも健やかで。またいつか会いましょう」と心を込めて言う名セリフ。

『私の推しは悪役令嬢。』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ファンの反応

物語の展開やキャラクターの心情が丁寧に描かれていることから、ファンからは「泣いた」「レイの気持ちがしっかり伝わり、クレアの心もかなり開いてきたようだ...真剣からハッピーエンドは本当に良いものだ」といった感想が寄せられている 。

『私の推しは悪役令嬢。』の受賞歴とランキング成績

『私の推しは悪役令嬢。』は、その魅力的なストーリーとキャラクターで、多くの読者や視聴者から高い評価を受けている。以下に、その受賞歴やランキングでの成績をまとめた。

・電子書籍版の第2巻は、発売翌日にAmazon日本ストアの「ライトノベル売れ筋ランキング」で2位にランクインする。
・同じく電子書籍版の第3巻も、発売翌日に「ライトノベル売れ筋ランキング」で6位にランクインした。
・『私の推しは悪役令嬢。-Revolution-』第1巻が 「好きラノ2021下」で総合10位、新作1位を受賞。
・2023年9月時点で、電子書籍を含めたシリーズ累計発行部数が50万部を超える。
・2021年、AnimeJapan主催の第4回「アニメ化してほしいマンガランキング」で漫画版が5位を受賞した。
・2021年11月、漫画版が第5回「百合漫画総選挙」のストーリー部門で6位を受賞した。
・「次にくるマンガ大賞 2021」のコミックス部門で17位を、2022年では8位を受賞する。
・2022年、第6回「TSUTAYAコミック大賞」で9位を受賞した。
・「RIDI BOOKS AWARD 2020」のベストGL部門でノミネートされ、2021年にはベストGL賞を受賞した。
・英語の漫画版の第1巻は、2021年6月にBOOKWALKERグローバル・ストアのマンガ週間ランキングで2週連続でトップ10位にランクインする。

韓国版が好評で人気が再燃

作品は日本国内外で多言語に翻訳されている。特に韓国語版は人気で、韓国の読者に愛されている。韓国語版の出版に伴い、初めて紙媒体の書籍化が実現した。

Fuku10104
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@Fuku10104

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