GARAGE ガラージュ(Bad Dream Adventure)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『GARAGE ガラージュ(Bad Dream Adventure)』とは1999年にキノトロープが開発して、東芝EMIから販売されたPC用ゲームのことである。初版数が3000枚と少なかったことから入手困難なゲームとして扱われていたが、2021年12月にスマホアプリ版がリリースされたことで話題となった。物語は精神治療装置「ガラージュ」にかけられた男性・ヤンが自身の精神世界からの脱出を目指すというものである。機械と汚水に塗れた世界、個性の強い住民たち、精神治療という独特なテーマが魅力となっている。

福寿荘2階に住む古い雄機械。機械の中でも珍しく眠ることができる機械で、さらに夢を見ることもできる。しかし、夢の内容は覚えていない。ほとんどの時間を眠って過ごしているが、起きているときに話しかけると錆蛙をツボカニと交換してくれる。交換対象が錆蛙なのは、おそらくちよの好物だからだと推測されている。

ラオ

福寿荘の地下に住む古い雄機械。技師をしていてその腕は一流で、森脇からも一目置かれている。頑固で好奇心が強い性格。その好奇心の強さは思いついたことを試さずにはいられないほどである。この性格のせいで、自分自身を実験台にした改造を行い解体寸前までいったこともある。そんなラオの様子に呆れたちよによって改造パーツを没収されてしまった。好奇心の強さは釣りにも活かされており、蛙釣り・部品釣りにて、誰も挑んだことのない大物へも挑戦した。また、釣り竿も特製のものを使用していた。

新世界

チェン

新世界に出入りしている雄機械。かつて、右目に装着したオーラスコープを用いて、カゲに干渉し消滅させるという形で「シャドーマーダーショウ」に関わっていた。主人公を見たときに、瞬時に主人公の正体に気づいた。プシケの夢日記を持ち出した犯人。
自身を使い切ることに執着しており、昔にヤンが試したという劇薬「火流液」を主人公に要求する。「火流液」を飲むと身体が壊れていき、やがて解体してしまった。

病室

ルウ

病室にいる機械。出力軸と白瓦斯生成能力を持つ両性具有と呼ばれる存在で、基本的に雌雄で協力しなければ生存が難しいガラージュ内において、単独で生存することができる稀有な機械。清流荘の管理人室奥の部屋に住んでいたが、プシケの暴走事件によって順応力が低下した結果、順応堂の病室で過ごしている。また、順応力が低下したことで解体寸前だったときにメディチによって換骨手術が行われて、自力でタンクの撹拌ができない構造にされてしまったことで、自力ですべてを賄うことが不可能になってしまった。そのため、現在は誰かの手を借りなければ生存ができない。
元々は活発な性格で行動力があり、汚水道で船に乗っていたり釣りをしていた。オルゴールが好きで、オルゴールの音色聞かせるとキーアイテムをくれる。

両性具有という特殊性のせいで誰からもありのままの自身を見てもらえないことに密かに傷ついていた。実はありのままの自身というのが、自分自身でもわからず悩んでいた。そういった悩みから誰もいない汚水道に籠もることが好きだった。
ビスの楽譜を聴かせると、ビスの気持ちを汲み取って喜んで消える。

実は、元々ジュースとはひとつの存在であった。

ベム

病室にいる雄機械。顔が無数のイボに覆われたような不気味な見た目をしている。新世界にて見世物になっていた過去を持つ。現在は病室におり、小窓から様子を覗くと錯乱している姿を見れる。ベムの夢日記を持って行くと、イボを触ってほしいと頼んでくる。これは、イボのせいで誰も自身に触れてくれなかったことがコンプレックスになっているためである。頼み通りに触れるとお礼を言って消える。

ドク

病室にいる雄機械。2つの頭部が結合した姿をしている。2つの頭部それぞれに意識があるようだが、ある程度の意識の共有が行われている。過去に新世界で見世物になっていた過去がある。見世物になる前はターサンと仲が良く、歌を一緒に歌っていた。また、ブルカニロからおもちゃのガラガラを貰っている。ガラガラはベムが寂しそうだったという理由で彼にあげている。ベムが消える際に主人公経由でガラガラが返ってきたことと、親友だったターサンが消えたため、ドクも消えた。病室の小窓を覗くと、すぐに顔を逸してしまう。

メディチ

病室手前の部屋にいる雄機械。両目にオーラスコープを嵌めている。時々ルウの病室を訪れて、彼女のタンクの撹拌を行っている。その場面を主人公に見られた際は、何故か慌てて部屋を飛び出していった。換骨手術のエキスパートであり、幾度となく施術を行ってきた。換骨手術の際には対象が苦しむように行うなど、趣味が悪い。苦しませすぎて対象を解体させてしまったこともあるが、悪びれる様子は一切ない。自室の奥に釣り場があり、そこに雌機械の部品が転がっている。これは、彼の手術の失敗で解体してしまった雌機械である。
ルウ以外にもジュースの換骨手術を行った経験があり、そのときにジュースの異様を感じて彼女をバケモノと呼ぶようになった。

実験工房

コッペル

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