「宇宙戦艦ヤマト2199」の第11話「いつか見た世界」を旧作と比較!相違点まとめ
『宇宙戦艦ヤマト2199』の第11話「いつか見た世界」の旧作との相違点を比較してみました。古代進の中学時代の回想の有無、ガミラス人捕虜釈放の流れなどが異なっているようですね。
[ガミラス人捕虜の検査]
●旧作:佐渡先生がヤマト搭乗員の見守る中検査した。肌の色以外は地球人類と変わらないことが判明。(旧13話)
●2199:正確には捕虜ではない。また女性である点が旧作と違う。佐渡が検査し肌の色以外は地球人と変わらないという結果については旧作と同じ。付け加えられた点はDNA検査でも地球人と変わらないという表現。
[艦内のガミラス人に対する処置]
●旧作:もともと捕虜でありガミラス人に対する扱いに関して議論は無い。(旧13話)
●2199:次元断層を抜けるために一時休戦し協力したいわば仲間であり即時の解放すべきと主張する古代、尋問方法を変えてでも有益なガミラスの情報を引き出すべきとする新見、ワープ機能を持たない戦闘機を解放してもガミラス陣営にたどり着く可能性は極めて低く殺すために開放することになる、また艦内にガミラス人への憎しみをつのらす者から守る意味でも営倉に隔離拘束すべきという真田。ガミラス人の処置をめぐってヤマト幹部の間で議論が交わされた。
[2191年のニュース映像の艦内での視聴]
●旧作:無し。
●2199:ニュースは2191年4月1日天王星の監視ステーションが地球外文明の太陽系侵入から防衛行動発令、そして最初に接触したのが極東方面空間戦闘群・連合宇宙艦隊・第一艦隊所属の巡洋艦ムラサメであり『ムラサメはガミラス艦隊の問答無用の先制攻撃によって撃沈され、一名(山崎奨)を除き乗員は全員戦死したという内容。
しかし実際には中央司令部の命令を受けたムラサメが先制攻撃を仕掛けガミラス艦隊に撃沈された。この件に関して箝口令が敷かれいたが生存者の山崎からムラサメ艦長の長男の島に語られた。
[捕虜からのガミラスに関する情報]
●旧作:末端の兵士はガミラスの実体を知らず重要な情報は得られなかった。(旧13話)
●2199:リメイク版10話にて地球とガミラスの開戦のきっかけとなったファーストコンタクトの真相のみ語られたまま。古代が尋問に当たるも重要な情報は得られなかった。※旧作と違い重要な情報を持っていなかったのではなくメルダ少尉は官姓名しか語らなかった。
[ガミラス開戦の真相]
●旧作:『21世紀のはじめ以来、宇宙侵略を着々と進めてきた謎の宇宙艦隊は、遂に太陽系へその魔の手を伸ばし、地球に対して遊星爆弾による無差別攻撃を加え続けているのだ。地球人は地下都市を築き必死に生き延びたが地球防衛軍の懸命の努力にもかかわらず謎の宇宙艦隊は圧倒的に強力であり、地球人の絶滅か奴隷かを要求して情け容赦のない攻撃を繰り返してきた。』…とナレーションで語られるように一方的にガミラスが攻撃をしてきたような印象を受けるが戦端を開いたのがどちらなのかは明確に語られていない。
●2199:2191年に宣戦布告も無しに先に攻撃を仕掛けたのは地球側であったが箝口令がしかれ真実は隠蔽されている。先制攻撃に反対する沖田司令を解任した芹沢(国連宇宙軍極東管区軍務局長)は島の父が艦長務める巡洋艦ムラサメに先制攻撃をさせたのであった。
[森と山本の入浴シーン]
●旧作:無し。旧作にはパイロットで且つ女性の山本という名の乗員はいない。
●2199:山本の悩みを聞く形で森が風呂に誘う。
重力制御のできるヤマト艦内とはいえ大規模な風呂が存在することに驚かされる。これもイスカンダルから供与された技術かw
[ガミラス機とヤマト搭載機による戦闘]
●旧作:無し。ガミラス人捕虜を目の前にした古代が憎しみから錯乱しメス(形状はメスと言うよりナイフ)でガミラス人を殺そうとする。(旧13話)
●2199:無許可で発艦した山本機(コスモファルコン)とメルダ機(ツヴォルケ)の戦闘(ドッグファイト)がある。リメイク版10話「大宇宙の墓場」ではガミラスのけん引ビーム切断の報を聞いた山本玲とガミラスパイロットのメルダ・ディッツとの間で格闘(キャットファイト(笑))がある。
ドッグファイトとキャットファイト…偶然だろうかw
[ガミラス機とヤマト搭載機による戦闘の結果]
●旧作:無し。
●2199:山本機(コスモファルコン)はメルダ機(ツヴォルケ)にバックを取られロックオンされる。山本機(コスモファルコン)は回避をするも機がオーバーロードし炎上。メルダは山本に脱出を呼び掛け救出に向かう。この行動で山本は営倉入りとなる。
一騎討ちを申し込んだ山本は6日間の営倉入り。脱出の際、意識を失った山本をヤマト連れ帰ったのはメルダだった。山本はこれで心の整理がついた模様。
[古代進の中学時代の回想]
●旧作:西暦2192年の回想。遊星爆弾によって両親を殺され古代はガミラスへ憎しみを抱く。22世紀末期であるにもかかわらずまるで1970年代の日本のような風景であった。(旧13話)
●2199:無し。リメイク版14話「魔女はささやく」でまるで1970年代のような古代の家庭の描写あり。
[ガミラス人捕虜の自殺未遂]
●旧作:古代の落としたメスで自殺を図るガミラス兵を古代はガミラス兵を殴り「命の大事さを知れ!」と叫ぶ。(旧13話)
●2199:無し。
[ガミラス人捕虜の釈放]
●旧作:ヤマトで戦闘艇を修理しガミラス人を解放した。その際、食料も与えた。(旧13話)
●2199:敵前哨基地近くまでヤマトは進み4日分の食料を与えメルダを解放する。メルダは『君はなかなか良い腕をしている」と山本宛の伝言を古代に頼み、ヤマトから去っていく。古代はガミラス人も地球人とメンタリティが同じだと感じた。
※旧作を意識してか食料を詰めた袋はボクサーが持つようなズタ袋(ボンサック)であった。
※またメルダ機はヤマト前方でバンクする。ガミラス人もバンクをするのか?!
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