恋愛カタログ(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『恋愛カタログ』とは永田正実(ながた まさみ)による漫画作品。1995年1月から集英社『別冊マーガレット』で連載。2013年には同誌で読み切り作品が発表されている。コミックは全34巻。
主人公の花本実果(はなもと みか)は優柔不断だが優しい性格の女子高生。コンパで高田修司(たかだ しゅうじ)に一目惚れし、一大決心して告白し付き合うことに。実果の妹・種(たね)と修司の弟・隆司(りゅうじ)との兄弟姉妹カップルを中心に、実果と修司の成長、そして仲間たちの恋愛を描くストーリー。

実果たちが通う私立大学。幼児教育科、英米文学科などがある。学園祭の目玉企画として「ビューティー計画」が行われている。

ビューティー計画

実果たちの通うK大学の学園祭で行われる企画。容姿にコンプレックスを持つ人がヘアメイクなどで変身し、ステージ上から好きな人に告白するというもの。

Summy.n(さみーながたま)

笹錦が愛用している高級アパレルブランド。越光の彼女だった由香里もリングを欲しがっていた。

佳月のプリン(かげつのプリン)

実果の大好きなプリン。美味しいことで有名。

少年の船(しょうねんのふね)

小学校5〜6年生300人と学生ボランティアが船に乗り、1週間かけて日本を一周する旅の企画。子供達に集団生活を通して自主性や協調性を育てることを目的としている。実果と修司、不破が学生ボランティアとして参加した。

『恋愛カタログ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

花本種「後悔しないのはどっちだーって悩むよりさぁ、どっちにしても選んだ道で後悔しないように頑張ればいいだけのことじゃん!!幸せになりたいんならなまけちゃダメって事だよ!!」

最終回で世界を放浪する旅に出る種が実果に言った言葉が「後悔しないのはどっちだーって悩むよりさぁ、どっちにしても選んだ道で後悔しないように頑張ればいいだけのことじゃん!!幸せになりたいんならなまけちゃダメって事だよ!!」である。このセリフが悩む実果の背中を後押しした。
後悔することを恐れるのではなく、後悔しないように進めばいいというポジティブな言葉。名言を集めたWebサイトでも紹介されている。

高田隆司「俺は種に失望なんかしない!」

隆司が父親に対して言った言葉。若者の交際など軽いもので、いつか相手に失望する時が来ると言われ怒った隆司が「俺は種に失望なんかしない!」と返す。
隆司の種への強い信頼と思いが表現されており、普段はビビりでやり込められる事も多い隆司の決めシーンである。

修司が実果の両親を訪ねるシーン

過干渉な両親とケンカした実果が家出し、修司の家に転がり込んだ後のシーン。1人で花本家に赴き、実果が頭を冷やす期間として1週間ほど同棲期間として認めて欲しい、と話した。真面目に実果との交際を考えている修司らしいシーンである。

『恋愛カタログ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

高田修司のモデルは小沢健二

作者の永田正実は修司を描く際に、ファンであるアーティストの小沢健二をモデルにしたとしている。

主人公が霞むほど人気のサブキャラクター

主人公の実果は比較的平凡なキャラクターであるためか、強烈な個性を持った妹の種や笹錦の方が人気が高かった。作者も認識していたようで、単行本8巻の表紙では種が大きく描かれ、主人公であるはずの実果は端の方に小さく描かれており「頑張れ実果!GoGo実果!」と書き添えられている。

作品中に登場する作者「永田正実」の名前

作品中には作者「永田正実」をもじった名前が登場している。
笹錦や由香里の好きなブランドとして登場する「Summy.n(サミーナガタマ)」や、修司の中学3年のクラス替え発表のシーンで生徒名の中に「永玉砂美(ながたま さみ)」という名前が出ている。

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