Vaundy(バウンディ)とは【徹底解説まとめ】

Vaundy(バウンディ)とは、楽曲の作詞・作曲・アレンジからデザイン、映像に至るまで全てをセルフプロデュースをするマルチアーティスト。2019年に初のオリジナル楽曲「pain」を自身のYouTubeチャンネルに投稿。わずか4ヶ月後に投稿された「東京フラッシュ」という楽曲で、多くの人にその名を知られることとなった。他アーティストとのコラボレーションや、海外での活動も活発に行う。天性の声とジャンルに囚われない幅広い楽曲センスを持ち、ティーンエイジャーを中心に人気を博している。

「世に言われている天才って、だいたい秀才だと思っています。」

Vaundyは、以前インタビューでこのような発言をしていた。

世に言われている天才って、だいたい秀才だと思っています。

出典: news.1242.com

彼は世に出ている天才と呼ばれている人たちは何かしらをやってきた秀才と語っている。何もやらないでできる人はいないというメッセージは心にくるものがある。実際に努力を積み重ねてデビューを果たしたから言えることなのだろう。また、彼は秀才と呼ばれるのが一番嬉しいと語っている。彼の実力は努力の末手に入れたものというのがこのインタビューだけでも伝わる。

Vaundyの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

「東京フラッシュ」は試しに作られた楽曲

彼の代表曲である「東京フラッシュ」は試しに作成されたものだ。この曲は世間のニーズを吸収し、解読をしながら作成したと彼は振り返っている。レコメンドで出てくる流行のサウンドを分析し、この曲に反映をさせていったのだ。彼は曲を多くの人に知ってもらうためにはMVも拘る必要があると考えているため、力を入れて作成されたMVも「東京フラッシュ」を代表曲にさせた要因の一つだろう。さらに驚くべきことは「東京フラッシュ」のMVを手掛けたのは彼と同年齢の監督ということだ。彼らは10代にして歴史的な作品を世に出したのだ。

「東京フラッシュ」で彼は初のPV撮影を行った。深夜に6時間ほど歩き続け、「東京フラッシュ」のPVを完成させた。東京の街がテーマとなっていて、シティポップな曲風と映像がとてもマッチしておりこの楽曲をより魅力的なものとした。また、MVの中で残像が残るエフェクトが使用されていてより印象深い作品となっている。

「Vaundy」という名前の由来

「Vaundy」という名前は学生時代のあだ名をそのまま英語表記して使用されている。中学時代の時、彼が壁にぶつかって跳ね返った様子から友人に「バウンドボール」とういあだ名をつけられたという。その後「バウンディ」に変化し、アーティスト活動をするにあたり、より印象的にするために英語表記のスペルを「Baundy」から「Vaundy」に変更した。BをVに変化させただけでここまで頭に残るような文字列になるとは考えもしなかった。芸術家としての才能を自らの芸名にまで発揮しているのだ。

ニコニコ動画にカバーを投稿していた

彼は一時期動画投稿サイトのニコニコ動画で歌い手として活動していた時期があった。主にボーカロイドの曲をカバーしていた。「シャルル」などの有名曲をカバーしてニコニコ動画に載せていたようだ。ニコニコ動画で検索をすれば彼の投稿した歌い手時代の歌声は視聴可能だ。後に彼は「シンガーソングライターの俺は、歌い手時代がなかったら成立していない」と語っている。歌い手時代に彼の圧倒的な歌唱力は磨かれていったのだろう。歌い手としての活動中に彼は「音楽塾ヴォイス」に入塾し、さらに歌唱力を上げた。

「Don't Look Back In Anger」を「音楽塾ヴォイス」のレッスンでカバー

2020年5月に音楽塾ヴォイス東京校の公式YouTubeチャンネルに練習生だった当時のVaundyの歌声がアップロードされた。彼はレッスンの中で「Don't Look Back In Anger」をカバーしていた。この歌声を聞くとデビュー前とは思えないほどの迫力とセンスを感じることができる。初めて「Don't Look Back In Anger」を聴くのが彼のこのカバー動画だとしたらその人はこの曲は彼の曲だと勘違いしてしまうだろう。それほどまでに彼は他人の曲を自分の色に変えてしまっている。魅力的な声、歌い方がそうさせているのだろう。

音楽塾ヴォイスに入塾前はバンドサウンドを作っていた

彼は入塾前は主にボーカロイドの曲を聴いていた。しかし、入塾後に洋楽に触れる機会が増えて感覚的に変化が訪れたのだ。彼は洋楽を聞き始めたことは転換の時期だったと語っている。洋楽に触れることで作曲方法にも変化を与えたのだ。以前まではパワーコードとドラムで感覚的に作曲を行なっていたが、リズムから作曲を行うようになった。この変化した作曲方法が顕著に現れているのが「不可幸力」だという。イントロから独特なリズムのこの楽曲は音楽塾ヴォイスで学んだことを存分に発揮をして作成されていたのだ。彼の作る楽曲の基礎は努力の末に身につけられたのだ。

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