重版出来!(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『重版出来!』とは2012年から松田奈緒子が小学館『月刊!スピリッツ』に連載中の青年漫画。週刊コミック誌『バイブス』の編集部を舞台に、主人公の漫画編集者・黒沢心が一癖も二癖もある漫画家たちや出版業界に関わる様々な業種の人々と一冊の本を生み出すため奮闘するお仕事漫画。2016年には黒木華主演でTBS系列にてドラマも放映。脚本は映画『図書館戦争』シリーズなどで知られる野木亜紀子。後に『逃げるは恥だが役に立つ』、『アンナチュラル』などのヒット作も手掛ける。

単行本(たんこうぼん)

単独で刊行される本のこと。

取次(とりつぎ)

出版物を卸す販売会社のこと。

コマ割り

枠線などで区切り、その中に絵を描いてレイアウトしていくこと。漫画ではコマからはみ出して描くこともある。

ネーム

漫画を描くときにセリフやコマ割りを大まかに描いたもの。作者によってきっちり描く人や本人にしか分からないほどのネームも存在。編集者のチェック後、ペン入れに進むことができる。

アオリ(あおり文句)

漫画編集者が漫画雑誌の余白部分に書く文言のこと。その時の漫画の内容に合わせて書く。

台割(だいわり)

書物を出版する際に作られえる本の設計図のようなもの。加筆修正をする場合もあり。

持ち込み(もちこみ)

出版社に直接原稿を持ち込むこと。担当者に原稿のチェックをしてもらうことができる。

コミカライズ

小説などの書籍をコミック(漫画)化すること。和製英語。

棚さし(たなさし)

書店の棚に置かれる本の状態のこと。棚さしの本は読者の手に取ってもらいにくく、売れるにくい。

平台(ひらだい)

書店の陳列台に書籍を平置きにして積むこと。人気作品や新刊本などがこの形態で置かれることが多い。読者も手に取りやすい。

『重版出来!』の名シーン・名場面

出張編集部にて心が初めて中田伯の作品を見た時、拙い絵なのに恐ろしく惹かれていく

出張編集部で初めて中田の作品を見た心

漫画の持ち込みを受け付けるため、同人誌即売会で「コミックバザール出張編集部」を実施した『バイブス』編集部。新人漫画家を発掘しようと意気込んでいた心は、漫画を持ち込んできた中田伯の作品を見て驚きを隠せなかった。絵の拙さはあったものの、その漫画から溢れ出る不穏な雰囲気に引き込まれてしまう。

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