怒首領蜂(DoDonPachi)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『怒首領蜂』(どどんぱち)とはケイブが開発、アトラスが発売した業務用縦スクロールシューティングゲーム。1997年にアーケード版の稼働が開始した。『首領蜂』(どんぱち)の続編に当たる作品。「敵の撃った弾を避ける」というシューティングゲームの基本的な要素を極端に高めたことで大きな話題を呼び、「弾幕系シューティング」の金字塔として知られている。またプレイヤーの上司であるシュバルリッツ・ロンゲーナ大佐の決めセリフ「死ぬがよい」は本シリーズを象徴するような言葉として有名である。

『怒首領蜂』の概要

『怒首領蜂』は1997年に稼働したケイブ開発、アトラス発売の業務用縦スクロールシューティングゲーム。1997年9月18日にはセガサターン版が発売。翌年にはPlayStation版が発売した。そして2011年11月10日にはXbox 360版が発売した。
『首領蜂』の続編にあたる作品であり、「敵の撃った弾を避ける」というシューティングゲームの基本的な要素を極端に高めたことで大きな話題を呼んだ。中でも画面全体に溢れんばかりの物量を誇る敵弾と、それをかわせるほどに小さい自機の当たり判定という大胆な設定は好評で、作品は「弾幕系シューティング」の金字塔とまで言われるほどの大ヒットとなった。
また、プレイヤーキャラの上司である首領ことシュバルリッツ・ロンゲーナ大佐の決めセリフ「死ぬがよい」も本シリーズを象徴する言葉となり、続編の『怒首領蜂 大往生』でも採用された。
ストーリーは前作『首領蜂』で行われた演習戦争から始まる。演習戦争から長い年月を経たあるとき、「機械化惑星人」を名乗る未知の軍隊が来襲する。

『怒首領蜂』のあらすじ・ストーリー

前作『首領蜂』の演習戦争の後

7年に渡る、自分たちの軍隊をより強くするために行われた演習戦争。これは侵略でも紛争でもなく「自軍を鍛える演習」であり、一般人も多く巻き込まれた。そのためこの戦争に勝ち残ることのできた兵士たちを人々は「首領蜂(どんぱち)」と呼び、さげすんだ。「首領蜂」というのは首領の命令に従うだけの働き蜂という意味である。
それから長い年月が経ったあるとき、第七星団艦隊が突如連絡を絶った。それと同時に精鋭部隊「首領蜂」は「機械化惑星人」を名乗る未知の軍隊に襲われた。軍は大艦隊をもってこれに応戦するが、全く歯が立たず、多くの部隊が消息不明となっていった。

首領の反攻作戦

敵と撃ちあう主人公の乗る戦闘機

「機械化惑星人」に押される「首領蜂」の一団。そこで団のトップ「首領」ことシュバルリッツ・ロンゲーナ大佐が重い腰を上げ反攻作戦を発案する。それは新鋭機「超最強撲滅戦闘機 DO-N82」で応戦するというものだった。しかもその作戦に動員されたのはたったの2機の戦闘機だった。しかし、絶対的存在である首領の命令は拒否できない。主人公は数名の仲間と共に、戦闘機に乗り込んだ。
激しい戦闘の末、首領蜂たちは「機械化惑星人」の殲滅に成功する。しかしその直後、「機械化惑星人」の正体は姿を消した第七星団艦隊であるということが、首領の口から明かされる。首領は首領蜂たちを始末するつもりだったのだ。そして首領はさらに強力な部隊を首領蜂にけしかける。首領本人は最終鬼畜兵器」を駆って襲い掛かってきた。
首領蜂は、多大な犠牲を払い、激闘を制して首領を撃破する。しかもこの戦闘を経て、問題となっていた人口増加、環境汚染、軍備拡張などの社会問題が解決することになった。首領の計画はここまで含めたものだったのかもしれないが、確かめるすべはなかった。

『怒首領蜂』のゲームシステム

前作である『首領蜂』との違い

自機の機体を3種類の中から選ぶのは前作である『首領蜂』と同じだが、本作ではショット強化とレーザー強化が選べる。
動きの速いAタイプBタイプはレーザー強化が、動きの遅いCタイプでは攻撃範囲の広いショット強化がマッチしている。
特にCタイプのショット強化はクリア目的であればいちばんラクな機体といえる。
前作は自機選択による難度変化はさほどなかったが、『怒首領蜂』ではまるで別のゲームのように変わる。この使用感の違いも魅力のひとつである。

コンボという概念

前作の『首領蜂』同様、コンボがいちばんの重要なポイントとなる。
前作とは違い、レーザーを当て続けている間もコンボが加算されるため、ステージ中全てを繋ぎ切ることも可能である。

ステージ

本作には1面から6面、そして2周目最終面が存在する。それぞれのステージ名は明記されていない。また各面にはボスが存在する。
1面は戦艦や戦闘機が墜落した深い崖地帯が舞台のステージ。2面は月面のクレーターのような場所を進むステージ。3面は雲の上で艦隊と戦闘するステージ。4面は車の走る道路を抜け、倒壊したビル地帯を進むステージ。5面は敵戦艦の内部のような場所を突き進むステージ。6面は自機の行く手を阻むようにして大量の敵機が立ちはだかるステージとなっている。

ボーナス点

ゲットポイントシステム (GPS)

いわゆるコンボのことである。
1面、3面以外の全ステージで最初から最後までコンボを繋ぐことが可能な構成となっている。
蜂アイテムを取ると発生する「蜂ボーナス」のために隠れている蜂をレーザーで出すのだが、そのときにもコンボが発生するため、蜂を出すタイミングも重要である。

蜂ボーナス

各ステージに13個の蜂が存在する。
ステージ内の13個を全て取ると、「次ステージの蜂のスコアが増加」する。
1個100万点まで増加するため、全て取り続けることが重要であるが、コンボを繋ぐために出すだけのパターンを組むことも重要である。

マキシマムボーナス

ボムの所持数が最大の時にボムアイテムを取ると発生、それからボムを使用するか死ぬまでの間、1/60秒毎に基本倍率×220×周回数(1周目なら1、2周目なら2)点がスコアに加算される。
具体的には毎秒26,400点から加算され始め、ボムを1個使用した状態からボムを取って再び最大数とした場合は基本倍率1倍となるが、次にボムを取った状態になるとマキシマムボーナスは3倍となる。
2周ALLするまでの間には14個のボムが出現するため、ノーボムでボムアイテムを取り続けると最大の15倍となり、スコアの増加がすさまじいものになる。

弾幕消しボーナス

破壊したときに画面中の弾幕が消滅する敵が一部存在する。
消滅した敵弾の数に応じたスコアが加算されるため、稼ぎには必須のボーナスであり、また、確実に弾幕が消せるため、通常のクリアのためにも重要なファクターである。

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