黒子のバスケ(黒バス)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『黒子のバスケ』とは、週刊少年ジャンプで連載されていた藤巻忠俊の作品である。高校のバスケットボール部を題材とした漫画で、主人公の黒子が所属する誠凛高校が高校バスケットボールの大会である『ウィンターカップ』の優勝を目指す物語。友情や努力を感じさせるアツい台詞の数々は読者の心に深く刻み込まれている。
僕がいつ気を抜いていいと言った?試合はまだ終わってない。
洛山VS秀徳戦で赤司が他の洛山高校の部員に言ったセリフである。試合の展開は、一旦は洛山高校が20点差もつけてリードしていたが、ピンチから持ち直した秀徳高校は11点差までに追い上げてきた。洛山高校の部員たちも秀徳の猛攻に焦りを見せ始める。
見兼ねた赤司は、故意に自殺点を決める。このセリフは、自殺点を決めた後に言ったセリフだ。赤司は、「一時点差をつけたことで緊張感が緩んだか。たかが数ゴール連続で決められた程度で浮足立ったのがいい証拠だ。もっと僅差であればこんな無様な姿を晒すことはなかったはずだ。ならばいっそ差など無くしてしまった方がまだマシだ。少し頭を冷やせ。」と、自殺点を入れた理由を語る。このセリフは少しの気の緩みも許さない、赤司の厳しさが現れた名台詞だ。
その後、赤司は衝撃的な言葉を口にする。「⋯だが、もし負けたら好きなだけ僕を非難しろ。敗因は僕の今のだ。全責任を負って速やかに退部する。⋯そして罪を償う証として⋯両の眼をくり抜いて、お前たちに差し出そう。」と、語った。他の部員たちは、「何言ってんだよ赤司!そこまですることねえだろ!」と反対するが、赤司は「心配などしていない。なぜなら僕は確信している。お前たちがいて負けるはずがない。」と返した。洛山のメンバーは、引き締まった表情をする。
そんな洛山高校の異様な様子を見た秀徳高校の高尾は、「おいおい!部活のスポーツだぜ、マジで眼なんてくり抜くわけねーだろ!!なのになんだよ、今の他の奴らのアクションは!」と戦慄し、試合を見学している火神は「信じらんねぇけど⋯赤司なら⋯やりかねねぇ。そういう危うさが奴には確かにある。」と、評した。
気持ちが引き締まった洛山高校に秀徳の面々は諦めずに立ち向かったが、結果は洛山の勝利となった。
(洛山高校)葉山小太郎の名言・名セリフ
出典: prcm.jp
ダイジョーブ!!ドリブルなら誰にも負けねーもんねっ!!
出典: sokuyomi.jp
洛山VS秀徳戦で、葉山が赤司に言ったセリフだ。試合中、葉山は秀徳高校の宮地にドリブルで抜かれてしまう。その後、宮地は秀徳のキャプテンである大坪にパスをし、1点を決められた。それを見た赤司は「⋯⋯小太郎⋯」と、声をかける。葉山は「わあっっ!ちゃんと返すから!怒んないで赤司!」と言うと、赤司は「⋯ならばいいが。やる気がないなら交代してもらうよ。」と返した。このセリフはそんな赤司に対して葉山が言った言葉で、自身のドリブルに対する自信やプライドが現れた名台詞である。
その後、葉山は宮地に対して、自身のドリブルを見せつける。ドリブルの直前、葉山は「⋯3本でいいかな?」と、呟く。すると葉山は、目で追えないほどの速く、力強いドリブルを披露した。葉山と対峙した宮地は、葉山のドリブルに対して「かろうじてだが見えた⋯けど⋯まさか⋯そんなこと出来るのか⋯!?今のドリブル⋯葉山の指はボールに三本しか触れていなかった⋯!!あいつのドリブルの強さは恐らく⋯全身のバネを使い、その力を指先に集約していくことだ。そして3本ってのはその力を伝える指の本数のこと⋯つまり、逆に言えば、あのドリブルにはあと二段階ある⋯!?マジかよ⋯!?」と、評した。
萩原シゲヒロの名言・名セリフ
出典: otokake.com
ガンバレ誠凛!!諦めるな!!ガンバレ黒子!!
出典: twitter.com
誠凛VS洛山戦で、試合を見学していた萩原が誠凛高校に対して放ったセリフだ。誠凛高校は洛山高校に押され、体力が切れかけていた。しかも、洛山高校の選手には全員まだ余裕があり、実力的にも差が開いている。諦めかけた誠凛高校の面々だが、そこに応援の言葉が届く。それが今回の萩原のセリフだ。
萩原は誠凛高校とは無関係の人間だが、黒子が小学生の時からの親友である。ちなみに、黒子は萩原にバスケを教えられた。二人は小学校が同じだったが、萩原が家庭の事情で引っ越すことになり、中学は別々だった。萩原が引っ越す前、二人は「中学ではお互いにバスケ部に入り、大会で試合をする」という約束をする。
そして中学三年生のバスケの大会で、黒子が所属する帝光中学と萩原が所属する明洸中学が決勝戦を戦う事となったが、黒子は怪我が原因で試合に出れなかった。怪我のことを知った萩原は医務室にお見舞いに行くが、そこで黒子のチームメイトである赤司と対面する。萩原は赤司の冷たい態度に疑念を抱き、「バスケをやってて楽しいか?」と問うが、赤司は「負けても楽しければいいなど、弱者の言い訳だ」と返した。
当時、『キセキの世代』の赤司、青峰、紫原、黄瀬、緑間の5人は帝光バスケ部のレギュラーだった。青峰、黄瀬、紫原は周りとの圧倒的な実力差から、試合の時に手を抜いたり誰が点をたくさんとれるか競い合ったりするなど、相手に対して敬意の無い試合をしていた(青峰曰く、相手との実力差が開きすぎてしまって、バスケを楽しめなくなってしまったようだ。その為、少しでもやる気を出すためこのような試合をしている)。キャプテンの赤司は、不真面目な彼らに対して何故か静観していた。黒子はそんな『キセキの世代』たちに反感の思いを抱きつつも、それを言い出せずにいた。しかし、今回は親友である萩原のいる学校との試合のため、キャプテンの赤司に「決勝は⋯本気でやってください。お願いします。」と、懇願する。それに対し、赤司は「わかった。思い知らせてやろう。帝光の力を⋯」と、返した。
赤司がチームの元に戻ると、青峰、黄瀬、紫原が何かを話していた。赤司が「ところで、さっきは何の話をしていたんだい?」と聞くと、青峰は「あー、あれは誰が一番点をとれるか競うのも飽きてきたからだよ。」といい、紫原は「でも⋯⋯メンドくさいよそれ〜。」と返事をする。そこに黄瀬が「だから面白いんじゃないっスか!」と返した。その会話の流れを聞いた赤司は、「いいじゃないか。ただの点取りゲームよりはるかに楽しそうだ。」と賛成する。真面目だが他人に興味を示さずに内にこもっている緑間は、彼ら4人を無視して試合に挑む。
試合が開始すると、『キセキの世代』が揃う帝光中学に押され、明洸の選手たちは反撃すらも出来なかった。帝光中学は、明洸に対して圧倒的な点差をつける。明洸の選手は諦めかけていたが、萩原はただ一人「諦めるな⋯!まだ時間はある。」「けど!このまま何もせずに終わったら、癪だろ?」と仲間を鼓舞した。試合を見学していた黒子は、この試合が何かおかしいことに気がつく。そして試合終了直前、萩原が最後のシュートを放つが、シュートが外れてしまう。すると、紫原が外れたシュートを拾ってオウンゴールを決めた。黒子を含め、場の人間は騒然とするが、点数を見た時に赤司たち4人の思惑に気がつく。帝光VS明洸の試合は、111対11で帝光中学が勝利した。なんと、ただ試合の結果を『1』で揃えるためだけに、ゲームをしていたのだ。完全に遊ばれていたことに気がついた萩原はこのゲームを機に挫折し、バスケを止めてしまう。黒子もまたこの試合がきっかけでバスケを止めかけるが、萩原の励ましを受けて再びバスケと向き合うことに決める。
萩原はその後立ち直り、再びバスケを始めたようだ。萩原は試合中の黒子に対してバスケットボールを見せることで、その事を伝える。このセリフは、「俺も挫折から立ち直ったから、黒子も試合をガンバレ!」という応援の気持ちが込められた名台詞である。
『黒子のバスケ名セリフ』人気投票まとめ
出典: cripend.info
今回の記事では『黒子のバスケ』の名言・名セリフを紹介してきたが、最後に2012年に週刊少年ジャンプの28号で発表された『黒子のバスケ名セリフ人気投票』の結果を紹介する。
第1位⋯⋯黒子テツヤ「誠凛の夢を邪魔するな!」
第2位⋯⋯黄瀬涼太 「憧れるのはもう⋯やめる」
第3位⋯⋯黒子テツヤ「今勝つんだ!!」
第4位⋯⋯黒子テツヤ「だから諦めるのだけは絶対嫌だ!」
第5位⋯⋯木吉鉄平 「誠凛を守る。そのためにオレは戻ってきたんだ!!」
第6位⋯⋯青峰大輝 「オレに勝てるのはオレだけだ」
第7位⋯⋯緑間真太郎「限界などとうの昔に超えている」
第8位⋯⋯赤司征十郎「僕に逆らう奴は親でも殺す」
第9位⋯⋯黒子テツヤ「僕は影だ。でも影は光が強いほど濃くなり光の白さを際立たせる。主役の影として僕もキミを日本一にする。」
第10位⋯黄瀬涼太 「理屈で本能抑えてバスケやれるほど大人じゃねーよ!」
第11位⋯火神大我 「なりたいんじゃねーよ。なるぞ!!」
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目次 - Contents
- 『黒子のバスケ』の概要
- 『黒子のバスケ』のあらすじ・ストーリー
- 『黒子のバスケ』の登場高校
- 誠凛高校
- 海常高校
- 正邦高校
- 秀徳高校
- 桐皇学園高校
- 霧崎第一高校
- 陽泉高校
- 洛山高校
- (誠凛高校)黒子テツヤの名言・名セリフ
- ボクは影だ⋯でも、影は光が濃いほど濃くなり、光の白さを際立たせる。主役(光)の影として、ボクも主役を日本一にする。
- だから諦めるのだけは絶対嫌だ!
- 自分のために誰かを日本一にするのではなく、火神くんと⋯みんなと一緒に日本一になりたい⋯!そのためにもっと強くなって「キセキの世代」を倒します。
- みんな(誠凛)の夢のジャマをするな!!
- 今勝つんだ!!
- (誠凛高校)火神大我の名言・名セリフ
- 「したい」じゃねーよ。日本一にすんだよ!
- 今まで黒子に助けられっぱなしだったんで、しばらく距離とりたいんす。黒子があのまま終わるはずないんで、それまでにオレ自身少しでも強くなりたいんす。
- なりたいじゃねーよ。なるぞ!
- (誠凛高校)日向順平の名言・名セリフ
- ごっそさん。うまかったけど、ちょっと辛かったから飲み物買ってくるわ。
- だから好きなもん(バスケ)で絶対負けたくねぇ。それだけだ!!
- 謝ってんじゃねーよダァホ。チームメイトだろーが。
- (誠凛高校)伊月俊の名言・名セリフ
- 冗談抜きでカッコ悪いぜ、日向。中学の時あんなにガンバって練習だって休んだことなかったじゃん。
- オレは不器用だから、一つ技を覚えるにも人の何倍も練習しなきゃならない。だったらできるまで何倍でもやるしかないだろ⋯!!
- カッとなってナイスカット!!
- (誠凛高校)木吉鉄平の名言・名セリフ
- オレらまだコーコーセーだぜ?もっと自分の可能性を信じてもいーんじゃねーの?
- 山登るなら目指すのは当然頂上だ⋯が、景色もちゃんと楽しんでこーぜ
- 味は個性的だけどイケるよ。料理に一番大事なもんは入ってる、愛情がな。けどもしかしたら、作り方がどっか間違ってるのかもな。もう一回作ってみないか?
- ただのピンチだ。終わったわけじゃない。楽しんでこーぜ!
- じゃあ創ろうぜ!一緒にバスケ部!
- 勝つためにとことん練習して少しでも上手くなって⋯好きなことに没頭する。それが楽しむってことだろ。ましてやオレたちは俺たちは学生だ。全てをかけても足りないかもしれないぜ?
- 違う。バスケを諦めることを、諦めろ。
- 誠凛を守る。そのためにオレは戻ってきたんだ!!
- (誠凛高校)小金井慎二の名言・名セリフ
- 中の選手が諦めてねーんだぞ。黙ってみててどーすんだ!
- じゃ、両方やれば?
- (誠凛高校)降旗光樹の名言・名セリフ
- けど黒子見てると思うんだ。アイツもやっぱすげぇんだけど⋯オレでも何かできることがあるんじゃないかって。もし最後までベンチだったとしても⋯オレ、やっぱみんなとバスケやっていたい。辞めたら多分後悔する。
- (誠凛高校)相田リコの名言・名セリフ
- どんだけ練習を真面目にやっても、「いつか」だの「できれば」だのじゃいつまでも弱小だからね。具体的かつ高い目標とそれを必ず達成しようとする意志が欲しいの!
- バスケはバカでもできるわ。けどバカじゃ勝てないのよ!
- うろたえるな!ちゃんと声を出して応援するのよ!これはピンチよ。けど⋯
- そのまわりがみんなどこか勝つことを諦めてる。私がイヤなのはそこよ!いくつかの部に声をかけられたけど、一番目指すぐらい本気じゃなきゃ引き受けるつもりはないわ!
- ダメよ。去年と同じ事が起こるくらいなら、恨まれた方がマシよ!
- なめんじゃないわよ!ウチの男たちだってヤワじゃないわ!
- (誠凛高校)テツヤ2号の名言・名セリフ
- わふっ⋯ハフー⋯
- (海常高校)黄瀬涼太の名言・名セリフ
- 理屈で本能抑えてバスケやれるほど大人じゃねーよ!
- 憧れてしまえば越えられない。勝ちたいと思いつつ、心の底では負けてほしくないとねがうから⋯だから⋯憧れるのはもう⋯やめる。
- 女だの肩書きだのが欲しけりゃやるよ、いくらでも!んなことより大事な約束があるんスよ、オレには!必ずそこへ行く⋯ジャマすんじゃねーよ⋯!
- 試合前に火神っちが言ってたことで一つ心外があったんスわ。誰がいつ丸くなったって?
- (海常高校)笠松幸男の名言・名セリフ
- 上手い下手の前に、ここは海常高校バスケットボール部だ。ここにいる二、三年はみんなお前より長くこのチームで努力し貢献してきた。そのことに対する敬意を持てっつってんだ。キセキの世代だろーがなんだろーが、カンケーねんだよ。
- お前はウチのエースだろ。チームを勝たせるのがエースの仕事だ。けど、負けた時の責任まで負うな。それは主将(オレ)の仕事だ。お前(エース)は前だけ見てりゃいい。
- (海常高校)森山由孝の名言・名セリフ
- やる気?バカ言え。この日をどれだけ待ち望んだと思っている。ありすぎてさっきから女子が目に入らん。まいったな。
- (秀徳高校)緑間真太郎の名言・名セリフ
- オレが倒す前にそう何度も負けてもらっては困るな。来い。その安直な結論を正してやる。
- オマエが飛べなくなるまで撃てばいいだけの話だ。たとえそれが万でも億でもな⋯!!
- 限界など、とうの昔に超えている。
- ⋯黒子。ウインターカップでまた、やろう。
- 来い、赤司。約束通り教えてやる、敗北を!
- このチームで足手まといなど、俺は知らない。
- このチームに人事を尽くしていない者などいない⋯⋯!!
- 諦めるな⋯!倒れることなど何も恥ではない⋯⋯!そこから起きあがらないことこそ恥⋯!
- 人事を尽くさん奴となど、どちらにせよ仲良くなど出来んな。
- (秀徳高校)高尾和成の名言・名セリフ
- こうなると思ったんだわ 。ま、真ちゃん風に言うなら運命なのだよ、オレとオマエがやりあうのは 。
- 帰ったらどーせアイツはまた一人⋯黙々と撃ち続ける。飽きもせずにいつまでも。けどその姿を見てると、変な奴だけど、ムカつく奴だけど 、やっぱりみんなアイツのことを嫌いになれないんだ 。いや⋯でも、変わったこともあるか 。たまーにだけどみんなでバスケしてる時も笑うようになった 。それはやっぱりアイツのおかげなのかもな⋯
- しがみついてでも止めてやる。
- そんなつもりじゃねーだろーけどむしろまだ認めんなよ!オレはただお前より練習するって自分で決めたことをやってるだけだ。
- (秀徳高校)大坪泰介の名言・名セリフ
- 決して才能がないわけじゃない⋯それでも。血が滲むような努力をしてここまで来たのさ。
- 諦めるな!まだ時間はある。まずは一本だ!
- (秀徳高校)宮地清志の名言・名セリフ
- いつまで座ってんだバカ、撲殺すんぞ。
- (秀徳高校)木村信介の名言・名セリフ
- あの字が見えねーのか?シャキッとしろや!
- (桐皇学園)青峰大輝の名言・名セリフ
- オレに勝てるのはオレだけだ。
- バスケだったら何しようが文句はねぇよ。けどな、それ以外のくだらねぇやり方であいつらの戦いにチャチャ入れんじゃねーよ。
- 黄瀬とやんだろーが。合わねーバッシュでなめた試合したらブっ殺すぞ。
- (桐皇学園)桃井さつきの名言・名セリフ
- そこがいいんですよ〜。でも試合になると別人みたく凛々しくなるとことかぐっと来ません?
- (陽泉高校)紫原敦の名言・名セリフ
- つーか、初めてだよ!ウザ過ぎて逆にスゲェと思うのは
- (陽泉高校)氷室辰也の名言・名セリフ
- Let me see you become that No.1 player. Bro.
- (洛山高校)赤司征十郎の名言・名セリフ
- 僕に逆らう奴は親でも殺す。
- すべてに勝つ僕はすべて正しい。
- 頭が高いぞ。
- 僕がいつ気を抜いていいと言った?試合はまだ終わってない。
- (洛山高校)葉山小太郎の名言・名セリフ
- ダイジョーブ!!ドリブルなら誰にも負けねーもんねっ!!
- 萩原シゲヒロの名言・名セリフ
- ガンバレ誠凛!!諦めるな!!ガンバレ黒子!!
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