目次

  1. 夕凪の街 桜の国
  2. 虹色のトロツキー
  3. cocoon
  4. 総員玉砕せよ!
  5. 南京路に花吹雪
  6. 凍りの掌

夕凪の街 桜の国

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この作品を読んだときの衝撃は、今も忘れられません。
原爆の恐ろしい記憶を胸の奥深くに押し込め、懸命に
生きていた1人の女性。悲劇を乗り越えささやかな
幸福を見いだそうとしていた矢先、その小さな幸せ
すらもぎ取られてしまいます。

2004年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、
2005年手塚治虫文化賞新生賞受賞。

虹色のトロツキー

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幼い頃に両親と自らの記憶を失った日蒙ハーフの青年ウムボルト。
憲兵に捕まり拷問を受けますが、関東軍の辻政信に助けられ
日本統治下の満州に立てられた建国大学に入学します。
第二次大戦下の旧満州を舞台に、日本軍の政治的策略に
巻き込まれる青年の運命を描きます。

cocoon

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憧れも、初恋も、爆撃も、死も。

シマいちばんの女学校に通う主人公・サンらは、
クラスメイトとともに学徒隊として戦地に赴く。
戦況の悪化とともに、ひとり、またひとりと仲間を喪っていく中、
世界の凄惨さと自己の少女性との狭間でサンは……。

酸鼻を極めた沖縄戦が舞台になっています。
ふんわりと優しい絵柄なのに、描かれる世界はどれもみな残酷で
哀しい。

総員玉砕せよ!

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「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な、水木しげるの従軍記です。

昭和20年3月3日、南太平洋・ニューブリテン島の
バイエンを死守する、日本軍将兵に残された道は何か。
アメリカ軍の上陸を迎えて、500人の運命は玉砕しかないのか
。聖ジョージ岬の悲劇を、自らの戦争体験に重ねて活写する。
戦争の無意味さ、悲惨さを迫真のタッチで、
生々しく訴える感動の長篇コミック。

南京路に花吹雪

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舞台は1930年代半ばの上海。日本人の青年・本郷と
日中ハーフの少年・黄子満との運命的な出会いとその後の
二人に訪れる葛藤の物語。80年代の少女雑誌「LaLa」の
黄金期に連載された戦争アクションの最高傑作です。
中国を侵略した日本と、利権を狙う諸外国。
描かれるのは単純な勧善懲悪ではありません。
「本当の敵」とは何なのか?何のために人は
戦うのか?続編の「Shang‐hai l945」と併せて
今こそ読んで欲しい名作です。

凍りの掌

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著者の実父のシベリア抑留体験と、同じ経験をした人々の取材記録を
元にして同人誌として出版されたマンガです。口コミで評判を呼び、
1冊に纏められたのが本書。2015年に、新装版も発行予定です。

小澤昌一は東洋大学予科生。東京・本郷の下宿先で銃後の
暮らしの中にいた。戦況が悪化する昭和20年1月末、
突然名古屋から父が上京し、直接手渡された臨時召集令状。
北満州へ送られた後、上官から停戦命令の通達、
すなわち終戦を知らされる。
実弾を撃つことなく終わった戦争だったが、
その後ソ連領の大地を北に向かわされ、ついにシベリアの荒野へ。
待っていたのは粗末な収容所と、地獄のような重労働だった。