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twoteruwoのレビュー・評価・感想

スプラトゥーン2 / Splatoon 2
10

はじめれば沼

とにかく楽しい!
4vs4でインクを塗り合うオンラインゲームなのですが、様々なルールがあり、子供から大人まで時間を忘れてプレイしてしまいます!
最初は全然敵を倒せなくて悔しいですが、一回倒せるともう沼。
私も800時間ほどプレイしていますし、これからもまだまだプレイする時間が増えると思います!
「ガチマッチ」という4つのルールで戦うモードもあり、「ウデマエ」というランクを上げていきます。
「ウデマエ」はCマイナス→C→Cプラス→Bマイナス→B→Bプラス→Aマイナス→A→Aプラス→S→S+1〜S +9→X と、もの凄い段階を踏まないとウデマエXには到達しないのです!
これが大変でもあり、楽しくもあるのですが、「沼」の原因です。
しかもこの「ガチマッチ」、負けが続いてしまうと前のランクに落とされてしまう制度があるので、順調に勝ち続けないといけないのです!
負けが続くとムキになり、永遠とスプラトゥーンをプレイしてしまいます。
もちろん、楽しくインクを塗り合い、制限時間内に広い範囲を塗れば勝ち!というルールも存在します!
他にも、アルバイトという、4人で協力してシャケの大群を倒していくルールもあります。
私はこのアルバイトが大好きです!

どろろ
7

人体カスタマイズの元祖

手塚治虫氏原作漫画の「どろろ」は百鬼丸とどろろの冒険活劇である。アニメのリメイクや舞台化もされており知っている人もいるだろう。この話は「体を取り戻すこと」が主題でありそれに関わる人の業もまた作品の描くテーマである。腕に刀を仕込んで戦うさまは「鋼の錬金術師」の主人公を想起させ、ダークファンタジーが好きな人にはオススメだが結末は決してハッピーエンドではない。鬼神を倒して体を取り戻すが倒すのは妖怪・獣の類だけではない。時代も相まって人がやたらと死ぬ。死ぬからこそ生きるとは何かを考えさせられる。どろろはその「生」を体現するようなキャラクターで生きるためには盗みや悪さも厭わない。気丈にふるまってはいるが百鬼丸とは別に秘密を抱えている。二人の関係は序盤は百鬼丸にどろろが付きまとうかたちだが、徐々に百鬼丸がどろろを気に掛けるようにになるところは必見である。原作は打ち切りのように二人の離別を描き、アニメもそれに則る形でありもともと住む世界の異なる人間なのかもしれない。二人の物語はずっと続くように思えたが続かないからこそ百鬼丸の物語をどろろが進行するからタイトルが「どろろ」のように思える(本当は手塚氏がどろろを気に入っていたからタイトルにつけている)。人間に関わる諸悪のエピソードがつまっているので是非見てほしい。

りゅうおうのおしごと! / The Ryuo's Work is Never Done!
7

厳しい将棋の世界を生きる燃え萌えな物語

中学生にしてプロの将棋棋士になった主人公と、その主人公に憧れて内弟子となったヒロインの物語。ライトノベル原作でアニメ化もされた知る人ぞ知る人気作品だ。なんとヒロインは小学生、主人公とヒロインが同じアパートで暮らすラブコメディ、可愛い小学生と危ない恋愛に落ちてしまうのか…と思いきや中身は結構エグいのがこの作品の面白いところ。プロ棋士になる為には大切な友達や仲間を蹴落とさなければならない、ライバルを倒して倒して上を目指す…そんな厳しい世界で生きる覚悟が有るのかと悩む生々しい描写。プロになるには死ぬほど努力しなければならない、そしてその努力以上に必要なものが将棋の才能だ。ヒロインにはもちろん才能が備わっているが、共にプロを目指す大切な人にはその才能が無く、そんな人間を負かして上へ登っていくなど、厳しい将棋の世界を描いていく。また本作品には実際に将棋の世界で起こった出来事や珍エピソードも面白く散りばめられており、作者の将棋愛を感じたし、将棋界を知っている人は一層楽しめると思う。可愛らしく魅力的なキャラクター達が将棋という厳しい世界で戦っていく、感動・笑い・燃え・萌えを兼ね備えた、将棋を知っている人はもちろん、知らない人にもおすすめの作品です。

愛唄 ー約束のナクヒトー
10

何度も見たい

横浜流星さんにハマり、もう何回かU-NEXTやTSUTAYA DISCASで借りて見ています。原作や曲も、映画「キセキ ーあの日のソビトー」と同じ方が作っています。
実在の話を元にして作られていて、それを演じる若手の演技がとても良かったです。仮面ライダーで見たことのある役者さんもまたひと味違う演技でとても良かったです。カメレオン俳優と言われる横浜流星さんは空手をしており、普段は筋肉でカチカチになるくらい鍛えていますが、この映画では余命3ヶ月と言われた弱々しい役を演じ切っていました。この愛唄は一見歌詞はさり気ないようですが、この映画を見てから再度歌詞を見ると心に迫ってくるものがあります。こういう映画を見ると、何気なく普段を過ごしている自分も背筋が伸びる気がしました。私は母親なので財前直見さん演じる母親の立場で見てしまいました。この母親は一人息子が亡くなった後、この愛唄を聞けませんでした。でも時間が経ち、子供が残した一生懸命に生きた愛のあかしとして愛唄を聞いたことで母親と共に私の心も温かくなりました。GReeeeNの方々は、これからもこういう温かい歌を本業の合間に作り続けてほしいです。

ヴァルキリープロファイル / Valkyrie Profile
8

北欧神話と戦乙女を元にしたオリジナルストーリー

キャラクター4人がコントローラー4つのボタンそれぞれに対応し、1人最大3回の攻撃行動を組み合わせてコンボゲージを100まで上昇させると、奥義が発動できます。
発動によってゲージを消費しますが、奥義のヒットでまたゲージが上昇、100に達すれば次の仲間が奥義を使用でき、最大で4人が同ターンに奥義を発動できます。
攻撃可能回数は装備武器によって異なり、奥義によるゲージの上昇量はキャラクターごとに固定です。
つながるコンボと最後まで発動できる奥義の組み合わせを自分で見つけるのが楽しく、見つけた後は飽きずにひたすら戦闘をしていました。
Bエンディングとバッドエンドを見たときは、あまりにあっさりとした終わり方に驚きましたが、Aエンディングではしっかりと語られていてギャップがあります。
とにかくフリーズバグが多くレベルアップ時や奥義・大魔法の発動時に止まるため、1時間苦戦したボスを倒した時のレベルアップでフリーズした時は私がフリーズしました。リメイク版ではバグが解消されているとのことです。
キャラクターイラストは絵画のような印象で、北欧神話を舞台としている本作にとても合っています。
クリア後は高難易度ダンジョンに挑むことができ、そこでしか手に入らない強力な武器はキャラクターたちのレベルがカンストするまで遊ぶこともできます。大魔法詠唱や奥義もキャラクターの個性と魅力がよく表されています。
大好きな本作で残念だったのは、ドット・立ち絵と比較して3D演出がチープに見えてしまうこと。
他にも、最終決戦まで最高潮に盛り上がったAエンディングにて流れるアニメーションムービーと立ち絵の雰囲気が大きく異なることや、決戦時まで消滅していた仲間のルシオが駆け寄り、二人がキスをするのが唐突すぎて戸惑ったことが挙げられます。
クリア後に聞ける重要キャラクターたちの専用セリフは続編を期待させられるもので、それはとても良いものでした。
欲を言えば、強くてニューゲームでの全仲間が最初から加わっている状態でのスタート、オープニングのスキップが欲しかったところですが、それらを残念に感じてしまうのは何周もするほどこのゲームが好きであったため。
記憶に残る愛すべきRPGです。

キルラキル / KILL la KILL
9

熱いアニメ「キルラキル」 キルカ、キラレルカ

アニメ「キルラキル」は天元突破グレンラガンやプレメアでも知られるTRIGGERが制作するオリジナルアニメーション。

主人公、纏流子(まといりゅうこ)は父の仇を探し、形見である片太刀鋏(かたたちばさみ)、父の家で出会った喋る制服、鮮血(せんけつ)を身にまとい、そこで出会った独特ハイテンション少女、満艦飾マコ(まんかんしょくまこ)と友人になり本能寺学園へ転校します。
そこは鬼龍院皐月(きりゅういんさつき)が治める完全実力主義学園。優秀な者には戦闘服にして制服、極制服(ごくせいふく)が与えられ、さらに強力な能力を得ます。

この作品の魅力は挙げればキリがないほど多くあり、キルラキルを見たことのある人ならばその文字を見ただけで「キルラキルで使われてた文字では?」と感じるほど特徴的な文字デザインが随所に登場する点や、多種多様な言葉遊び、個性が豊かすぎるキャラクターに駆け足にも程があるテンポの良さがあります。

物語は全25話に渡って展開し、前半は本能寺学園のシステムと生徒会四天王&鬼龍院皐月へ挑みます。

極制服とは?
父はなぜ殺されたのか?
鬼龍院皐月の目的は?
そして、纏流子とは何者なのか…?

後半は大きく物語が動き、様々な真相が発覚していきます。

男の自画像
7

まだ勝負は終ってない

プロ野球で投手として活躍し怪我で引退。男は、その後サラリーマンとして平和で平穏に何不自由なく暮らしています。幸せなはずなのに「何かが不完全燃焼している」との拭えぬ思い、ただ過ぎていく時間。
そんな時、プロ野球時代の同僚が死にます。そこで男は「老いたとき人は後悔しても、もう間に合わないんだ。」と悟るのです。そして、引退から6年が経過し36歳になっているのにもかかわらず、プロ野球選手としての復帰を目指して過酷で無謀な戦いをはじめました。
ひろってくれた会社を辞め、本格的なトレーニングを開始。衰え太ってしまった身体、離れていく妻、落ちていくかつての仲間、運と不運、新しい出会いと別れ、焦燥、執念、後悔…非常に通俗的でよくある物語です。
しかし、いくつもの小話がそれぞれ意味を持って上手に構成されてメインテーマにつながっています。読んでいると引き込まれてしまい最終話まで止まりません。
歳をとれば誰でも肉体は衰え、若い時にはできたことができなくなるもの。それでも戦うにはいったい何が必要なのか、何をしたらよいのか。頭脳や心を鍛えるのか、技術を磨くのか、運なのか、それとも、そのすべてが必要なのか。作者の深い問いかけに考えさせられます。
まだ間に合う人にも、もう間に合わない人にもお勧めです。