toinsmoulfish@toinsmoulfish

toinsmoulfish
toinsmoulfish
@toinsmoulfish
23 Articles
43 Reviews
0 Contributions
0 Likes
toinsmoulfish

toinsmoulfishのレビュー・評価・感想 (2/2)

リアルアカウント
8

ネットワーク社会の闇

この漫画の世界では数あるSNSが一つになり、リアルアカウント通称「リアアカ」がネット社会の中心となっていた。
その中の一人である高校生のアタルが主人公ですが、彼を含め選ばれた多くのユーザーが突如ゲームをこなしていくという話です。
フォロワーが0人になれば死、ゲームに負けても死。

最初はよくある少年漫画かなと思い読んでいましたが、ゲームの内容が「歩きスマホ」「SNS中毒」「既読スルー」など、今やほとんどの人が持っているスマートフォンに対する問題がテーマとなっています。
常識的なところを考えてもいろいろと考えさせられるところがあります。
たくさんの登場人物が出てきますが、互いが負ければ死ぬという状況下の中、仲間となり、協力をし絆を高めていきます。
しかしやっぱりここで出てくる裏切り行為。
毎回誰が黒幕なのか、死と隣合わせのゲームにハラハラします。

そして見所は主人公だと思っていたアタルは序盤からユウマという別の人物サイドに代わります。なんとアタルとユウマは双子の兄弟であり、物語が進むにつれ、アタルには黒幕疑惑が浮上します。もつれ合う二人。
なぜアタルは黒幕サイドにいるのか。この二人の和解はあるのでしょうか。
そこに注目です‼︎

果たしてゲームを仕切る黒幕は誰なのか、そしてゲームの目的は!?
どんどんのめり込んでしまう漫画です。

The Elder Scrolls IV: オブリビオン
8

全く古さを感じさせない

恐らく何人かの人がこう思うのではないか?「広い世界を自由に旅したい」「クエストとかお使いばっか」「世界のヒーローになって有名になりたい」そう思ったなら迷わずこのゲームを遊んでみてほしい。最初のチュートリアルを含んだダンジョンを抜ければ、あとは好きなように遊ぶことができる。
およそ100箇所以上ある街や集落、洞窟や古代の遺跡などが点在。敵対する生物もオオカミやイノシシ、熊などに加えゴブリンやスケルトンなど、ファンタジーではお馴染みのモンスターも出現する。
クエストも非常に豊富で単純なお使い程度のものから、怒涛の展開を見せるメインクエストなどプレイヤーを飽きさせない作りになっている。
クエストで得る報酬も、パンやワインなどの食料から大量の金貨や貴重な宝までクエストとは思えないほど豪華である。
さらにプレイヤーの選択によってクエストが変化するものもあり場合によっては、自分が牢獄に閉じ込められることもある。今作では「名声」「悪名」といったパラメーターがあり、名声が上がると街の市民や店主が好感的になり商品が割引になることもある。逆に悪名が上がるといわゆる裏家業の人の好感度が上がり、仲間にして連れて行ったりお宝などを山分けしてくれたりする。
いかがだろうか?発売日は2007年と古いが、実際に遊んでみれば全く古さを感じさせないほど作りこまれているのが分かるはずだ。一度遊んだ後も時が経過すれば再び遊びたくなるような中毒性の高さもこのゲームの魅力であろう。

yasu / 林保徳 / Acid Black Cherry / アシッドブラックチェリー
10

幅広い世代に人気のアーティスト、Acid Black Cherry

Acid Black CherryはJanne Da Arcのボーカルであるyasuのソロプロジェクト。
ヴィジュアル系バンドマンであり、作詞作曲共に全て本人が行っている。ファンからは「yasu」と呼ばれており、面白く飾らない性格であるため、ライブDVDにはファンからの要望でMCが必ず含まれている。
曲調は激しいロックであり、歌詞はエロティックなものが中心だ。「恋愛に悩んだ女性が男を思い抱かれる姿」の描写を思い出させるような歌詞が多く、10代から50代の女性のファンが多い。ライブに足を運ぶ客は親子で来ている人が多々見られる。
2012年に発売したアルバム『2012』ではオリコンチャート一位を初めて獲得。個人的にも一番好きなアルバムであり、ロックとバラードが上手く融合し合っている。
ABCのアルバムの特徴として、自身の曲だけでなくRecreationというカバーアルバムを度々発売している。yasuが幼いころに影響を受けた曲が収録されており、工藤静香の恋一夜や井上陽水の少年時代など幅広いアーティストの曲をカバーし、懐かしさを届けてくれる。これもまた幅広い世代に愛される理由の一つであろう。
キーが男性の中でも高く透き通っているため聞きやすく、カラオケでは男女共に歌いやすく盛り上がること間違いない。中毒性があるため一度聞くとABCの魅力に気づくこと間違いないので気になった方は是非聞いてみてほしい。

おジャ魔女どれみ / Ojamajo Doremi
10

子供向けアニメでありながら大人も感動できるアニメです。

魔法を夢見る小学3年生春風どれみが魔女見習いになり、魔女としても人間としても成長していく物語です。
最初は、好きな男の子に告白するために魔女になりたいと思っていた彼女ですが、他の魔女やクラスメイトなどと接し、子育てやお店での仕事をするうちに人間としてかなり成長していきました。
アニメは全部で4期(OVA含めて5期)あり、それぞれどれみ達のやっていることが違います。
どれみ達は魔女見習いとして修業をすること、どれみがマジョガエルに変えてしまった魔女、マジョリカのお店を手伝うこと、普段の学校生活がストーリーです。

1期は、どれみ、葉月、あいこの3人と魔法雑貨店をやり、魔女見習いの試験やライバルの瀬川おんぷとの戦いなどがメインストーリーでした。
「人の記憶や感情を変える魔法」は禁断の魔法です。ライバルでありクラスメイトの瀬川おんぷは平気で禁断の魔法を使っていました。
最終回間近、おんぷはどれみ達のために禁断の魔法を使ってしまい、「100年の眠り」についてしまいました。
どれみ達は魔女の権利を失うことも恐れず、おんぷを魔法で起こします。そこで和解し、親友となりました。
1期で魔女の資格を失ったどれみ達は魔女界を去りました。

2期では、どれみ、葉月、あいこ、おんぷが子育てをしながらお花屋さんをしています。
1期で魔女の資格を失い、魔女界との関わりもなくなってしまったどれみ達ですが、手伝いをしていたMAHO堂(お店)の店主のマジョリカが魔女界に帰るときに忘れ物をしてることに気が付きます。マジョリカが大切にしていたドライヤー、届けないと!と思ったどれみたちはMAHO堂の奥にある魔女界への扉から忘れ物を届けに行きました。
魔女はバラの花から生まれ、100年に一度とてつもない魔力を持つ子供が生まれる「ウィッチー・クイーン・ローズ」の開花が近づいていました。
どれみたちは偶然、ウィッチー・クイーン・ローズから赤ちゃんが生まれる瞬間に立ち会ってしまいました。
偶然とはいえ立ち会ってしまったどれみたち、1年間その赤ちゃんを育てる義務が課されました。
魔女の赤ちゃんを育てるため、魔女見習いに戻り、マジョリカのお店の手伝いも再開することになりました。
赤ちゃんの「ハナ」の定期的な健康診断や、小学生たちが子育てに奮闘することが見どころです。

3期では、どれみ、葉月、あいこ、おんぷ、ももが見習い修業をしながらお菓子屋さんをしています。
昔はこのシリーズが一番好きでした。
アメリカからの帰国子女「もも」、アメリカのMAHO堂で店主のマジョモンローと一緒にお菓子屋さんをやっていました。
マジョモンローの死、家の都合で日本に引っ越すことになり、どれみ達と生活するようになります。
パティシエ試験に合格し続けることで、どれみ達が魔女に戻れる、そういったストーリーです。
ストーリーの途中、「野菜嫌いの呪い」をかけられたハナに、美味しく野菜を食べてもらうために野菜を使ったスイーツを作ること、ママではないももの葛藤などが見どころです。

4期では、どれみ、葉月、あいこ、おんぷ、もも、成長したハナが魔法アイテム屋をしています。
野菜嫌いの呪いも解け、どれみたちと離れ離れになってしまったハナ。どれみ達に会いたいという一心で魔法を使い、どれみたちと同じ小学6年生になってしまいました。
多くの魔力を使い、魔法を使うための魔法玉が割れてしまい、魔法が使えなくなってしまったハナ、どれみたちがやっていた魔女見習い修業をし、試験に合格し続けることで魔女に戻れることになりました。
ハナはどれみたちと同じ小学校に通うようになり、ちょっと前まで赤ちゃんだったのでたびたびとんでもないことをやらかしてしまいます。
どれみたちはそんなハナを支え、成長させていきます。
人間ドラマが一番多いのもこのシリーズかもしれませんね。

ラストは感動して泣いてしまうほどでした。
シリーズも話数も多く、手が出しずらい作品かもしれませんが、絶対に得るものがあります。
一度見てみることをおすすめしたいです。

オリエント急行殺人事件
9

今までにないアクティブで共感しやすいポアロ

1974年のA・フィニー主演作品のリメイク版です。
今作では監督・主演のポアロをケネス・ブラナーが演じています。
有名なアガサ・クリスティーの原作で、豪華なオリエント急行を舞台に起こる殺人事件を名探偵ポアロが捜査する、というものです。

まずは、美しい映像に目を奪われます。
広大な雪山や雪崩、豪華な列車内の様子や調度品など「非日常」が伝わってきます。
出演陣も豪華スターが揃っており、見せ場は短くても印象的で「あの人誰だっけ」ということになりません。
殺人事件が起こって捜査を始めると、人間関係がこんがらがることが多いので、ひと目ですぐわかる俳優が演じていると分かりやすいです。

名探偵ポアロは、これまで何人かの俳優が演じていますが、今作のポアロは彼らよりも若々しさを感じます。
もちろん特徴的な口ひげや秩序を好むこと、美食家であることなどの「ポアロ像」は共通していますが、今までにないコミカルさや走るポアロなどが見られます。

ポアロの優れたひらめきにより事件を調べていくうちに判明したのは、「被害者が加害者になる」というどうしようもないやるせなさです。
ポアロは善と悪にくっきりと線引きをしています。しかし、この事件は今までのポアロにはない判断を下すことになるのです。
ブラナー演じるポアロは犯人を糾弾しながらも、悲しみや絶望に理解を示します。
このクライマックスでは、豪華な俳優陣の演技力が存分に発揮され、少ない言葉ながら観ているこちらまで苦しくなるほどでした。

決して後味のいいラストではありませんが、それこそが現実なのだと感じます。
仇を討っても爽やかにはなれない、けれどもこのまま絶望と苦しみを抱えては生きていけないという様子が全員から伝わってきます。

なんだかしょんぼりした感じのポアロが、最後にエジプトの事件に向かうところで終わりですが、再びの事件がポアロに生気を取り戻したかのように
「ネクタイが曲がっている」といつものポアロ節になっているのが救いです。

ストーリーは良く知られているので、ブラナー版ポアロを楽しめるかどうかが重要なカギのようです。
意外とチャーミングで、やっぱり変で、だけど頼りになる感じの新しいポアロをおすすめします。

スロウスタート
8

最近アニメ化されたまんがタイムきらら系の作品の中では一番だと思います。

2018年冬アニメ放映されたアニメの中で、ゆるふわ日常系のアニメとして放映されたスロウスタートが一番だと思いました。
今回まんがタイムきららが原作の作品はゆるキャンとスロウスタートの2作品をアニメ化、本来1クールにつき1作品のペースでアニメ化してきたようですが2018年冬は2作品を投入してきました。「ごちうさ」や「きんいろモザイク」といったゆるふわ系の日常アニメが好きで毎クールまんがタイムきらら系の作品はすべて視聴してきましたが、今回だけは特別に感じました。同時期に放映されたゆるキャンも悪くはなかったのですが同じまんがタイムきらら系の作品のスロウスタートにどうしても惹かれました。一目惚れではありませんがとにかく出で来るキャラクターが可愛いなあ、個人的に好きだったのは主人公の一ノ瀬花ちゃんと万年大会さんです。自分もさまざまな形で挫折し引きこもりになってしまったこともあってこれらのキャラクターに特別に感情移入してしまいました。タイトルのスロウスタートにもあるように一ノ瀬花ちゃんは中学浪人していることが1話の最後で分かります。最初はなんでスロウスタートというタイトルなのかよく分からなかったのですが1話の最後の一ノ瀬花ちゃんのコメントを聞いて驚きとともに納得しました。自分が周りよりも「年上」だということに負い目のようなものを感じ中々友達とも打ち解けられずにいる花ちゃん。実は自分も高校の時留年を経験しているため花ちゃんの気持ちが痛いほどよく分かります。特に3話で玉手ちゃんと一緒に誕生日を祝ってもらったときに「同い年ですね!花ちゃん。」と玉手ちゃんに言われ突然涙をポロポロとこぼす花ちゃん。直接的なセリフは無かったけど「自分も同年齢ならよかったのに…。」そういった切ない気持ちが伝わってきます。現実でもなにげない日常でも「ほんとはこうならこんな思いをすることはなかったかも」またそれを親しい人にに正直に打ち解けられないことは普通の人でもあると思います。他のキャラクターもそれぞれの人間描写が描かれており単純にそこらのゆるふわ系な萌えアニメとは一線を画すと思います。失敗や挫折はだれにでもある、スロウスタートはそこをアニメでよく表現しています。キャラデザはとてもかわいいです。でもただのゆるふわ系の萌えアニメではない魅力があるそんな作品だと思います。

GLIM SPANKY / グリムスパンキー
8

近代ロックとブルースの共鳴

近代ロックとブルースが合わさったような楽曲を手がけるアーティスト。
ボーカルの松尾レミの独特なハスキーボイスがリードギターの亀本のブルージーなサウンドが合わさって他に類を見ない、オリジナルへと発展したアーティストです。
若者から30代~40代の方々にもかっこいいと言わせる実力を持っています。また、松尾レミの歌声は松任谷由実と似ており、ひこうき雲を焦燥のシングルに盛り込んでいます。それ以外にもRoling in the Deepなどもカバーしているので、是非聞いてほしいと思います。
最近はワンピースの映画の主題歌を手がけるなど、着々とその存在感を示しています。
ライブツアーなどでは早期でソウルドアウトしてしまうのでチケットを購入する際は早い段階でないと手に入らないものになってしまいました。閃光ライオット出身ということもあり、昔は同じ出身のバンドとライブを開催していましたが、最近はメジャーになってきたこともあり見かけなくなってきました。個人的には様々なアーティストと関わり、より広く存在感を示してほしいと思います。
おすすめは映画「不能犯」の主題歌、愚か者たちです。以前からそうでしたが、GLIMSPANKYは、非常に暗い局を歌う事が得意だと思います。(ブルースの側面を出そうとすると必然的にそうなると思いますが)今回の楽曲も暗い歌です(笑)ただ、GLIMらしさと最近の音楽の傾向にあわせた非常にバランスの取れた作品だと思います。何はともあれ聞いてみるとそのよさがわかるかもしれません。

RAVE
10

タイトルなし

既に完結している真島ヒロさんの「RAVE」について紹介します。
真島ヒロさんの代表作品ではないでしょうか。
冒険アクションストーリーの部類になると思いますが、友情・愛情での感動的部分がありつつ
序盤からでも十分楽しめるストーリーとなっていると思います。
ただし、この漫画で一番おすすめのポイントは物語の中に数多くの伏線が散りばめられいることです。
真島ヒロさんがすごいと言われているのは、この伏線の回収が予想外であり、綺麗に回収しているところだと思います。物語のキーとなるジーク・ハルトというキャラクターの物語の伏線回収では当時鳥肌が立ち、涙しました。
このシーンですが、当時JanneDaArcが「月光花」というCDを発売した時期と重なり、そのプロモーションビデオの情景・歌詞がまさにこのRAVEでのシーンと重なるため、この部分を読んだ際は是非とも、この曲を聴いていただきたいです。
この漫画の為に作られた曲ではないので、知らない人もかなり多くいるかと思います。
そんなRAVEですが、それ以外にも数多くの仲間同士の絆、家族の絆など王道ストーリーの中に
真島ヒロさんなりの表現が楽しめる作品になっていますので、是非読んでみてください。

UNISON SQUARE GARDEN / ユニゾン・スクエア・ガーデン
10

もっとも個人的におすすめしたいアーティスト

自分は男性ボーカルの曲を好んで普段聴くのですが、その中でも最もおすすめしたいのがUNISON SQUARE GARDENというスリーピースのバンドです!
まずこのバンドの魅力の一つはボーカルの声です。ボーカルの斎藤宏介さんは、ただ声が高いだけでなく、激しいロック調の曲からバラードまで、様々な曲にマッチする独特な声の持ち主なのです。大ヒットした『シュガーソングとビターステップ』の他にも、『オリオンをなぞる』など、様々な曲を歌いこなします。外見が整っているのもイイです。
もうひとつの魅力は、純粋に曲自体の良さです。作詞作曲は、ベースの田淵智也さんがほとんどを手がけ、その突拍子もない歌詞には始めのうちこそは驚き、少し抵抗を覚えましたが、語呂が非常によく、歌ったり聞いたりしていて気持ちいいです。新しい曲になるにつれ丁寧な歌い方になっているので、新しいアルバムから聞いていくのがいいでしょう。個人的に最近おすすめなのはついこの間発売された『春が来てぼくら』や、『君の瞳に恋して無い』『Invisible Sensation』などです。

宇宙を駆けるよだか
8

あゆみと然子、女同士の戦いも熾烈な宇宙を駆けるよだか

「宇宙を駆けるよだか」は2014年より別冊マーガレットで連載がスタートした漫画です。
タイトルにあるよだかとは宮沢賢治の小説「よだかの星」に由来しています。
とてもかわいい女子高生・小日向あゆみが最近出来た彼氏である水本公史郎、通称しろちゃんとの初デートに出掛けるシーンから始まります。待ち合わせ場所に向かう途中、あゆみのスマートフォンにクラスメートの海根然子から通話があり、あゆみが見上げたビルの屋上から然子が転落します。その直後気を失ったあゆみは病院に運ばれ、お世辞にもかわいいとは言えない然子の姿になっていました。
自分は小日向あゆみだと、然子の姿で主張しても親や友人、しろちゃんにさえ信じてもらえないあゆみ。おまけにかわいいあゆみの姿となった然子は前から好意を寄せていたしろちゃんと付き合えて嬉しそうです。
どうにか自分の体を取り戻そうと決意するも、然子の画策によりクラスでも孤立しかけるあゆみの前に、心強い味方が現れます。あゆみのことを中学時代から思い続けていた火賀俊平です。火賀の協力を得てあゆみは元の体に戻る方法を模索しますがー。
然子の姿になったあゆみがとても健気で、表情が明るくなったりしたせいか入れ替わった後の然子も読んでいてかわいく見えてきました。火賀が然子の長い前髪に、プレゼントしたバレッタを留めてあげるシーンが印象的です。2人が入れ替わったのは赤月の日という、赤月町で昼間に出る月が赤く見えるという珍しい現象の起きる日でした。これが後々思わぬ波紋を引き起こすことにもなります。
この度、ジャニーズwestの重岡大毅さん、神山智洋さんダブル主演で実写ドラマ化され、ネットフリックスで配信されることが決定しました。「宇宙を駆けるよだか」はますます注目の漫画です。

文豪ストレイドッグス DEAD APPLE
3

人気アニメ『文豪ストレイドッグス』の映画

2016年にテレビシリーズで放送され人気を博した『文豪ストレイドッグス』の劇場アニメ。
ざっくり言うと異能者から異能の力を奪う異能を持つテロリスト的な新文豪が横浜の町に現れ、一晩にして町は壊滅状態に……という内容。
おそらくテレビシリーズで太宰・おださく・安吾トリオのエピソード、太宰×中也コンビあたり萌え悶えた女性が多かったのか、それを意識した構成になっていたのですが、そのあたりの足下を見られている感が出過ぎていて、必要以上の露出が全く自然に感じられませんでした。脚本、榎戸さん?本当に?という感じ。
そして、一番駄目だったのは主人公。テレビシリーズのときは、主人公の成長ストーリーでしたので「応援したくなる」キャラクターのような印象でしたが、この劇場版は「ただのお荷物」。皆の足を止め、皆を危険にさらし、皆に守ってもらい、自分はわーわー騒ぐだけで何もしない。でも、一番おいしいところの最後のとどめの一発だけは主人公。終始、言動に1ミリも共感できず、ただの五月蝿いだけの人でした。
主人公がボンクラなせいもあり、物語のテンポも悪いこと……。芥川や鏡花が話を進めても、オロオロしたり体を動かさず文句ばかり言う主人公のせいで全部止まる。(だから、主人公が出ていないシーンは、まだ心穏やかに見られました……)いやぁ、なかなか苦痛の90分でした。
唯一楽しく見られるところは、ボンズ渾身のアニメーション、絵作りくらいでしょうか。

鎌倉ものがたり / DESTINY 鎌倉ものがたり
8

鎌倉に行ってみたくなった!!

鎌倉と聞いてみなさんはどんな印象を持つでしょうか?
私は漠然とした印象は持っておらず、鎌倉幕府があった場所だなと思っていたくらいでした。しかし今では一度行ってみたい!少し住んでみたいと思うようになりました。それは「DESTINY 鎌倉ものがたり」を見たからです。
この映画は西岸良平による人気漫画「鎌倉ものがたり」を、『ALWAYS』シリーズなどで実績のある山崎貴監督が実写映画化した映画です。人間だけでなく幽霊や魔物も住むという設定の鎌倉を舞台に、心霊捜査にも詳しいミステリー作家・一色正和(堺雅人)が新婚の愛妻・亜紀子(高畑充希)と一緒に怪事件を解決していくさまを描いた映画となっています。
主人公とヒロインの恋愛ももちろん見所なのですが(私は途中で泣いてしましました。)、私は舞台である鎌倉の風情ある雰囲気に魅了されてしまいました。『ALWAYS』シリーズでも舞台の素晴らしさが上手く表現されていましたから山崎貴監督の持ち味とも言えるでしょうか。
公式ツイッターでのツイートでは、エキストラを募集して江ノ電を一車両貸し切って極楽寺駅や和田塚駅で撮影されたとありました。緑の車体が、古都鎌倉らしくて、鎌倉ものがたりのイメージにピッタリです。公式HPを見ると電車が映っていますが、この江ノ電の電車が使われているみたいです。他にも横浜市港北区にある高田天満宮、渋川スカイランドパークという遊園地も登場しております。この遊園地は本編の流れが変わる鍵となる場所だと私は思っているので、これから見る方がいたら注目していただきたいと思っています。この映画は舞台の良さも十二分に引き出された上での、笑いあり、涙ありのラブストーリーとなっているので、気になった方は是非一度ご覧ください。

マイホームヒーロー / My Home Hero
8

平凡なサラリーマンの悪戦苦闘

ちょっと気弱な主人公が、家族のために罪を犯しそして…という、ストーリーとしては結構重たいテーマだと思うんですが、そこをうまいことクスッとさせる面白さ。展開はスピーディーかつスリリングこの上もないんですが、ちょいちょい笑いを交えてくるので油断できません。やろうと思えばハードボイルドに決めてもカッコよかったであろう画力で、微妙に外してくるのがクール。
主人公の、気弱でミステリ好きというキャラが最大限活かされてます。とにかくピンチに次ぐピンチなのですが、今のところこちらの予想を超えて乗り切ってくれています。乗り切るたびに「良かった…!」と主人公に声援を送ってしまう…殺人犯なのに。主人公とともに大活躍する奥様が、ほんとにお嬢様育ちののんびり屋さん、て感じでとっても可愛いです。この奥様がつらい思いをするような展開になってほしくないな~、でも殺人事件だし…と読んでいてハラハラし通しです。とはいえ、主人公がうまく立ち回るたびに爽快感があるのは事実。まだ連載中のため、ラストをどうするつもりなのか想像できませんが、私としては、主人公に逃げ切ってほしい、やっぱり…!と、主人公にがっちり肩入れしているので、作品としては大成功では。

グレイテスト・ショーマン / The Greatest Showman
8

ヒュージャックマンの声が素敵過ぎる!

ここ最近見た映画で、最も印象的で心を動かされる映画だった。
ヒュージャックマン演じる主人公は、挫折を繰り返しながらも抜群の発想力で窮地を乗り越える。彼が思いついたのは、人の持つ「怖いもの見たさ」のような欲求を刺激することだった。奇妙なもの、気味が悪いもの、少し不快に感じるもの、一度知ると何故か気になる。そんな欲求を刺激する発想だった。
個性的な仲間たちと繰り広げる歌と踊り。ヒュージャックマンは過去に、レ・ミゼラブルにも出演した、歌がとても上手な俳優だ。そんな彼と仲間たちが劇中で披露する歌は、非常に心を動かされる。
また、作中歌である「This is Me」は今現在も残っているだろうが、黒人差別を想起させる。歌詞の中にこんなフレーズがある。
"no one will love you as you are"
ありのままのお前を愛する奴なんていない
人と少し違うだけで、こんなにも傷つく言葉を投げかけられる。人を人とも思わない、酷い対応を受ける。それが映画の舞台の時代では当たり前に起こっていたのだろう。
しかし、彼らはそれに負けずに、仲間を増やして絆を深め歌と踊りで自分を表現していく。「This is Me」は、そんな彼らの覚悟が透けて見えるくらいに力強く歌われていた。未だ映画を見ていない人は、歌だけでいい。一度聞いてみるといい。映画が観たくなるだろう。

ハイキュー!! / Haikyu!!
8

王道青春スポ魂マンガ!

連載開始時から気になってはいたものの、「どうせ内容はありきたりなスポ魂マンガなんだろうな」くらいにしか思ってませんでした。しかし実際に読んでみると続きが気になって仕方ないくらい引き込まれるものがあります。ストーリーはもちろん、キャラ一人一人の設定や人間関係など、つい感情移入してしまう部分がたくさんあり、どっぷりハマってしまいました(笑)
チームメイトの中で3年生’s(澤村大地・菅原孝支・東峰旭)が好きなのですが、この3人の仲の良さというか信頼関係は「愛だな…」ってくらい深くて、泣けます。
試合のシーンは鬼気迫るものがあり、読んでてすごく力が入ってしまいますね。特に春高予選の青葉城西・白鳥沢との試合は息切れしながら読んでました(笑)
マンガだけじゃなく、アニメの方もかなりクオリティが高いのでぜひ見て欲しいです!
制作はかの有名な「Production IG」が手掛けており、作画・動画ともに素晴らしい。試合のシーンは迫力満点で、マンガ以上に感情移入出来ると思います。ていうか絶対泣きますw
ジャンプマンガらしい王道スポ魂ストーリーで、スラムダンクとか好きな人は絶対ハマること間違いなし!是非読んでほしい作品です!

ルーンファクトリー4 / Rune Factory 4 / ルンファク4
9

大人が楽しむ作業RPG最高峰

子ども向けのソフトが多いニンテンドー3DSですが、ルーンファクトリー4は大人へお勧めしたいソフトです。
やりこみ要素満載の、のんびり作業RPGと言えるルーンファクトリー4。登場キャラクターは今作から登場の新キャラはもちろん、前作よりさかのぼってつながりのあるキャラも。女主人公、男主人公を自分で選べるのも楽しいです。プレイレベルも三段階から設定できますので、アクションが苦手な方も安心して遊ぶことができます。
畑で作物を育てる、武器を作る、戦ってレベルを上げる、料理する、どれをとっても極めればきりがないほどの多彩なプログラム。例えば武器は、様々な素材で強化しなければ使い物になりません。素材によって、攻撃力や追加効果が全然違ってきますので、あれこれと素材を集める根気は必要ですが、頑張って集めた素材で強力な武器が完成したら、ひとりでヨッシャーとガッツポーズ。
ストーリーが進むと、お気に入りの異性キャラと恋愛に発展し、結婚、その先まで、主人公の人生を楽しむことができます。複数恋人を作っても大丈夫なので、現実では下衆フタマタと言われそうな状況も、ゲーム内なら問題なし。ちょっとした罪悪感も味わいながら、恋愛を謳歌。
じっくり愛をはぐくんで結婚にこぎつけたときの達成感は、マイルドながら気分が良いものです。
モンスターを仲間にする、ボス戦への挑戦、ダンジョンの迷路、各方向で魅力あふれるルーンファクトリー4は、長く長く大切にしたいソフトです。

ゆるキャン△ / Laid-Back Camp / Yuru Camp
9

女子×アウトドアの日常系ストーリー

まんがタイムきららフォワード連載の女子×アウトドアの日常系ストーリーです。

山梨県近郊が舞台であり、女子高生たちがアウトドア生活を送る様をゆるやかに描いた作品になっています。作中に流れる音楽も優しく、今期の癒し枠ですね。
主要キャラのバランスもとても良いです。なでしこ、りん、千明、あおい、恵那の性格はバラバラ。とても合いそうにない会話も不思議と通じてしまう面白さもあります。

焚火をして、お鍋をして、満点の星空を眺め、友達と夜更かしをする。
サイクリングやソロキャンプも見ていてとても楽しそう。また、しっかりとキャンプ知識を説明しつつ話が進んでいくので、キャンプについて詳しくない人でも楽しめる内容になっていると思います。

また、ワイワイキャンプにソロキャンプ、互いに良い点があり、それぞれが楽しめるんだということをうまく伝えています。野クルとりんが同時にキャンプして進行した回は秀逸でした。

OP、EDの曲も雰囲気があってとても良いです。特にOPの「SHINY DAYS」は今期一番のお気に入りの曲です。
この良い感じ、雰囲気を是非最後まで通してほしいです。