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sonikku-3_g1のレビュー・評価・感想

リアル鬼ごっこ
3

全国の「佐藤さん」が震え上がったパニック映画

特徴的なサイレンの音と、「佐藤さんが増えすぎたため、少し数を減らします」という恐ろしいCMからブームになった映画「リアル鬼ごっこ」シリーズの第1作目となります。
ブーム当時、まだ私は学生でまわりのオタク友達がこの作品を激推ししてくれたため視聴しました。
佐藤姓の人々が連続して不審な死を遂げる妙な事件が起こる中、日本のパラレルワールドに迷い込んでしまった主人公の高校生・佐藤翼。
パラレルワールドは王政が敷かれており、独裁的な王の命令はとにかく絶対で、
「佐藤姓の人間は、鬼に捕まれば死刑」という生と死をかけた究極の鬼ごっこが開かれていました。
基本的な設定が非常に単純なのに面白く、昔とても話題になった映画「バトルロワイヤル」的な人気の強い作品だと思います。
しかし、「翼の世界の人間と、パラレルワールドの世界の人間の状況と生命はリンクしている」という設定にかなり無理があり、
映画終盤には「パラレルワールドは無限にあるのよ」というセリフが出たときは正直、「では何故翼の世界での行動が最優先されるんだ…?」と疑問に思ってしまいました。
つまり自分の状況と生命を共有している世界戦が山のようにあるわけで…、それってリアル鬼ごっこが行われている状況じゃなくても毎秒命の危険が存在するのでは…?とつい考えてしまいました。
設定の端々に「ちょっと苦しいな」という部分を感じますが、パニック映画としては結構レベルの高い作品だと思います。

L'Arc~en~Ciel / L'Arc〜en〜Ciel / ラルク アン シエル / L'Arc-en-Ciel
10

色褪せないかっこよさ

4人組のロックバンドです。ビジュアル系と思われがちなのですが、過去にテレビ番組でビジュアル系と表現され、怒って帰ってしまったことがあります。本人たちはビジュアル系だと思っていないようです。通称・略称は主にラルクと呼ばれ、1991年に結成をしました。グループ名の由来はフランス語で「虹」という意味です。L'Arc~en~Cielの楽曲の作詞のほとんどをhydeが担当しています。特にシングルの表題曲は「New World」を除いた全ての楽曲において作詞をしています。
パートチェンジバンドをしています。L'Arc~en~Cielではバンド内の遊びも兼ね、不定期でメンバー間のパートチェンジを行っています。ベースをしているtetsuyaがボーカル、ドラムをしているyukihiro (sakura)がベース、ボーカルをしているhydeがギター、ギターをしているkenがドラムをしています。みんなとても上手で、かっこいいです。
NHK紅白歌合戦にも何度か出場をしています。HONEYやSTAY AWAY、CHASEを歌いました。タイアップ曲もたくさんあります。アニメガンダムや鋼の錬金術師など有名なものがたくさんあります。

ミッドウェイ
7

破壊王エメリッヒの戦争映画

主人公は太平洋艦隊情報主任参謀『エドウィン・レイトン(パトリック・ウィルソン)』と、太平洋艦隊司令長官『チェスター・ニミッツ(ウディ・ハレルソン)』。
開戦前、米海軍武官として東京に駐在していたレイトンは、開戦後、配属された情報部で暗号解読に長けた部下との協力により、日本の次なる攻撃目標がミッドウェイ島であることを解読。
それにより、ニミッツは情報戦から決戦を決意した。
奇襲攻撃により南雲機動艦隊を撃退するところで、物語は終わります。

作品は実在の人物を配しながら開戦から当海戦までの約半年を史実に沿って進みますが、米国の視点と現場目線で作られていることを前提に見る必要があります。
また、史実に基づいているエピソードはフィクションの部分もあるようですが、それほど気になりません。

戦闘シーンはこの監督らしくCGなどの特撮で見せるもので、最初こそ絵的な迫力は感じられても何ら重みのない映像はゲームに近く、監督のヒット作『インディペンデンス・デイ』と似ているように思えます。
艦上爆撃機ドーントレスが艦船に急降下爆撃するシーンは、敵艦からの対空砲火を過剰な映画的表現であらわしていますが、この過剰さにこそ「映画は娯楽なんだな」という想いを感じます。