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sinryu79kai8のレビュー・評価・感想

Mr.Children / ミスター・チルドレン / ミスチル
7

Mr.Children『miss you』: 希望と幸せを見つける旅

「Mr.Children」のアルバム『miss you』は、前作『SOUNDTRACKS』から2年10ヶ月ぶりのリリースとなる、21枚目のオリジナルアルバムです。この作品は、全体的にネガティブな言葉が多い中から、希望や幸せを見出そうとする雰囲気が感じられます。

『miss you』は今までのミスチルの音楽がエンターテイメントだとすると、このアルバムの音楽はアートだと評価されています。アルバム全体が「身近な『あなた』あるいは『あなた達』との生活の中にある、小さなものを取り上げています」という視点から作られており、その視点がアルバム全体を通して一貫しています。

大人になったからこそ見える日常や社会など、外側に向けた感情が見て取れます。これは、ミスチルがこれまでにない新たな視点を提供してくれているとも言えます。
また『miss you』は「結構好きかも」という評価も受けており、ファンだけでなく、音楽に興味があるすべての人々にとっても魅力的なアルバムであると言えます。

このアルバムは単なるポップミュージックの枠を超え、芸術としての音楽を追求している点が特徴的です。リスナーに寄り添うよりも、音楽そのものの表現と探求に重点を置いています。それは、同時代のオルタナティブな音楽の要素を取り入れ、新しいミスチルの音楽を創造していることからも明らかです。

前作『SOUNDTRACKS』が「50歳のミスチルが生み出しうる最高のアルバム」と評された後、彼らはどのように進化するのか、多くのファンが疑問に思っていました。しかし、『miss you』は、その疑問に対する明確な答えを提供しています。このアルバムは、Mr.Childrenが新たなムーブメントの始まりを告げる作品として、彼らの音楽的な幅と深さを改めて証明しています。

『miss you』は長年のファンはもちろん、これまでMr.Childrenの音楽に馴染みのなかったリスナーにとっても、新鮮で刺激的な体験を提供します。彼らの音楽的な旅路において新しい章が始まったことを感じさせる、まさに必聴のアルバムです。

15枚目のアルバム『SUPERMARKET FANTASY』についても紹介します。本作は、1年9か月ぶりのリリースとなりました。
このアルバムは音楽が消費されることを肯定的に受け取った、とてもポップな作品です。どの曲も佳作と呼べる良曲ばかりで、それぞれが桜井和寿氏の天才的な詩で、自分が言葉にできない感情を何度も代弁してくれています。

アルバムに収録されている「エソラ」はライブでも盛り上がる曲で、何度聴いても明るい真っ直ぐで前向きな純粋な曲です。
また「声」は、サビがイェーだけというあえて言葉を乗せない感じも素敵で、二番の歌詞の青臭い頃のボーカリストの想いもグッときます。
「水上バス」はじっくりと聞きこむうちにハマった曲で、初聴時には音として聴き流していたため歌詞に注目していませんでした。イントロがとても素敵だと感じています。

このアルバムはミスチルが活動を再開した作品であるという背景もあり、その歌詞は「活動を再開したミスチルの決意の歌」とも解釈できます。そのため作品からミスチル自身の音楽に対する情熱や、音楽を通じて伝えたいメッセージを感じ取ることができます。

『SUPERMARKET FANTASY』はその感動的な歌詞とメロディー、そして背後にある深いメッセージによって、多くの人々から愛され続けています。そしてその普遍的なテーマと感動的なメッセージは、ファンであろうとなかろうと、多くの人々にとって魅力的であると言えるでしょう。

出会って5秒でバトル / Battle Game in 5 Seconds
8

「出会って5秒でバトル」レビュー!

「出会って5秒でバトル」この作品は、漫画作品です。
スマホやWeb掲載のマンガが原作ですから、当然制作も力が入った作品のようです。
主人公の白柳啓は高校生。突然現れた化け物を、得意のゲームと同じような感覚で撃退する事に成功する。
ですが、そのあとに現れたマジシャンの格好をした女に、あっさりと殺されてしまいます。
死んでしまったと思って、なぜか気が付くと、何人かの人々と一緒に、どこかの建物の中に集められていました。
そこに集められた人たちにはそれぞれに個別のまったく違った能力が与えられて、何が目的かわからずに、
監視下で壮絶な生き残りを賭けた殺し合いのバトルをさせられる事になります。
相手の能力を探って行く心理戦や、技を駆使した決死のバトルは大迫力で物語に視聴者を引き込んでくれます。
登場人物も様々な性格のキャラが入り乱れて、とても複雑な世界観を作り出しています。
こういった、やるかやられるかというバトルが好きな人にはお勧めです。
さらに話題作らしく、作画にも力の入ったいい作品になっていると思います。
美少女キャラや、サイコ美女も出てきます。
特殊な萌え要素もあるので、かなり楽しめるのではないかと思いますが、設定が凄惨なだけに、幼少のお子さんと見るのは控えた方が良いのではないかと思います。
ですが、非常に良く出来た作品ですので、ご覧になって損は無いかと思います。

こっぴどい猫
6

ドロドロが楽しいけど、リアルすぎて…。

ちょっと舞台チックなところがある話でした。また、こっぴどいという名にふさわしいこっぴどい展開で、かわいそうになってきます。不倫とか浮気とかやっぱりよくないし、そのよくないところが出ているっていうか、妙にリアルで見ていて笑えないなって感じでした。そんなこんなで誕生日パーティーになって、さえない小説家であるモト冬樹さんがますますかわいそうになっていきました。おもしろいっちゃあおもしろいんだけど、ちょっと考えるとかわいそうで笑えない感じです。でも、こういうドロドロ嫌いじゃないです。小夜さんはほんと幸せな感じがしないし、浮気とかダメなことしてそうな感じでした。女からするとちょっと嫌です。息子とかもバカな感じがしました。あと、家族とは関係ない3人組が出てきたけど、あれはなんだったのでしょうか?よくわからなかったです。そういうよくわからないところもあるけれど、全体的に見ると、今泉監督さんらしい話で、彼のファンには楽しい話だったのではないでしょうか。モト冬樹さんの生誕60周年記念作品だったそうですが、モトさんにとっていい映画だったかというと微妙です。でも、さえない男感は出ていて、それを狙っていたのだとしたら、成功していると思います。

28DAYS
9

サンドラブロックはかわいい

サンドラブロック主演の更生施設もの。サンドラはアル中、痛み止めの常用者で、姉の結婚式で羽目を外し、自動車事故を起こしてしまい、更生施設に入れられてしまいます。サンドラは、アル中でやばいやつのはずなのに、なんかかわいらしく人好きする感じでした。サンドラの姉があなたは無茶苦茶でも人に好かれててそこが腹ただしかったみたいなことを言っていますが、本当にその通りで役にぴったりの役者さんだなと思いました。更生施設での生活は、みんなで誓いを宣誓したり、出ていく人を歌で送り出したり、とてもいい施設のように見えましたが、中毒の人がカウンセリング受けたり、いろいろ規制のあるところで過ごすのは大変だろうなと思います。そこを超えても、施設を出てからはまた誘惑の多いところで生活しないといけないし、自分を変えたいとがんばるサンドラの強さには共感します。あと、わたしがこの映画でいいなと思ったのはサンドラと、施設で知り合った男性との恋愛に発展しそうな感じを描きながら、結局そこがメインではなく、エンディングでも2人の再会を描かなかったことです。2人はそのうちまた出会って恋をするかもしれないけど、施設を出てすぐに恋愛は望ましくないし、そういうところがきちんとしていていいなと思いました。代わりの、施設での知り合いに花屋で会う(花を枯らさなければ恋愛してもオーケーなほど回復期にあるという話を施設で講師がしている)いうエンディングも素敵で好きです。