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momo6のレビュー・評価・感想

異世界の主役は我々だ!
10

実況者が描いた話と侮るなかれ

『異世界の主役は我々だ!』は、実況者グループ(というか組織?)である「○○の主役は我々だ!」のメンバーが異世界(現在までの展開では“生きていた時代の1000年後”という認識)で様々な思想を飛び交わし、争い、協力し合う話です。

リーダーの「グルッペン・フューラー」がRPGアツマールで創ったゲームを加茂ユウジ先生がコミカライズしたものです。グルッペンさんは頭の良い人で、モデルとなったメンバーの個性を活かした展開が素晴らしいです。

主人公は、メンバーで一番のクズと名高い「鬱大先生(通称・大先生)」です。
物事を決める基準は「どれぐらい価値があるか(お金や自分への収益など)」で、人助けには興味はなく、女性キャラに対してナンパしたり、味方につく場所をコロコロ変えたりと、主人公にあるまじき行動を毎回やります。
それでも、最終的に目的が達成できるならやることはちゃんとやるし、友達(?)が道を踏み外したら止めるし、考え方自体は割と賛成できるものもあったり、意外と主人公らしいことを作中でやっていたりするのです。
お金を稼ぐことに関しては割と策士です。頭が良い(作品内のメンバー共通)ので、ルールの穴を見つけるのが上手いです(2章にて)。

そして、何と言っても「主役は我々だ!」の名の通り、鬱先生以外にもフォーカスを当てており、1章終盤には普通はモブとして扱われている人たちの人間ドラマに視点を当てたりしています。

あと、推しが尊い(数コマしか出てこないエーミールさん、活躍を期待してます)です。

グループを知らない方でも作品として十分楽しめる物となってます。実際に漫画から“我々沼”にハマった人が結構いるみたいです。

現在は2章に入っており、舞台も1章とは変わっています。
私は単行本派なので、2章の内容は現在出ている8巻までしか見ていませんが、一体どんな展開になるのか今から楽しみです。
そして、私は『異世界の主役は我々だ!』という作品を心からお勧めします!

進撃の巨人 / Attack on Titan
9

見始めたら止まらない

徐々に明らかになっていく巨人の謎が面白いです。
初めはとにかく謎だらけで、なぜエレンは巨人になるのか、人間対巨人のはずなのになぜ人間に裏切り者がいるのか、そもそも巨人とは何なのか、全く分かりませんでした。しかし、少しずつ真実が明らかになっていくのが面白くて見始めたら止まらなくなり、一気に見てしまいました。
割と長編ですが、停滞することなくどんどん話が進んでいくので飽きずに見れました。
強くて時々優しさも見せるリヴァイ兵長がかっこいいです。
グロいのは苦手なほうなのですが、人が食べられるシーンもアニメではそこまでグロさを感じることもなく、問題なく見れています。
見る前はゾンビ系のようなものかと思っていましたが、全く違って内容も深くとても面白いので、ホラーやグロいのが苦手で避けていた人にもぜひお勧めしたいです。
内容は少し難しいところもあるので子どもには難しいかもしれません。
また、とても重要なシーンをさらっと流したりする(そこが面白くて、私は集中して見てしまいます)ので、作業しながらの流し見にも向いていません。
まだまだ明らかになっていないことも多いので、これからどう終わりに向かって行くのかとても楽しみな作品です。