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keychan787u0のレビュー・評価・感想

進撃の巨人 / Attack on Titan
10

進撃の巨人 絶望的で残酷故に輝く世界

『進撃の巨人』という名前は聞いたことがあるけど、どんな内容なのかはよく知らない、という方に向けて、この作品の魅力をお伝えしたいと思います。『進撃の巨人』は、日本の漫画作品の一つであり、アニメ化もされており、その物語は美しく残酷で一度は見るべき作品です。物語の展開、世界観、進むたびに明らかになる真実は常に衝撃的で、同時に新たな謎を生みます。世界観を構成する概念やキャラクターの思考も深く考えさせられます。

進撃の巨人は、人を喰らう「巨人」と呼ばれる存在が跋扈する世界で、人類は巨人の侵入を断つ巨大な壁の中で暮らしています。主人公のエレン・イェーガーは、家族や友人と平穏な日々を暮らしていました。しかし、彼の平穏な日常は、ある日突如現れた超大型巨人により壁と共に破壊され、侵入してきた巨人達により蹂躙され、それが彼の運命を大きく変えることになります。
巨人たちと戦いながら、真実を探求していく過程で、巨人の正体はなんなのか、この巨大な壁はどうやって作られたのか、数々の衝撃的な事実や謎が明らかになります。

『進撃の巨人』の世界観は独特であり、その壮大なスケール感に圧倒されることでしょう。また、物語が進むたびに謎が解けていく様子は、視聴者を引き込み、続きが気になって仕方がなくなります。この作品は、人間の本質や世界の構造にも触れており、単なるエンタメに留まりません。

特筆すべきは、登場人物たちの描写です。彼らは緻密な心理描写を通じてリアリティを持ち、視聴者は彼らと共に成長し、苦悩や喜びを共有することができます。それにより、物語の世界に自然と引き込まれていくのです。

まだ『進撃の巨人』を見ていない方は、漫画でもアニメでもいいので是非一度見てみてください。

メイドインアビス / Made in Abyss
10

高クオリティな冒険ファンタジー『メイドインアビス』

『メイドインアビス』は2017年に放送されたファンタジーアニメです。簡単にあらすじを紹介すると、南海の孤島に突然現れた正体不明の大穴「アビス」の底を目指して、主人公のリコと機械少年のレグが冒険に出るというストーリーです。
このアニメの最大の魅力は、作りこまれた世界観とそれを彩る作画と音楽にあります。未知の大穴「アビス」には多種多様で貴重な「遺物」と呼ばれる謎の物体や、危険な生物が生息しています。また「アビス」には「アビスの呪い」と呼ばれる、原因不明の現象があります。これは、アビス内で上へ登ろうとすると身体的、精神的な負荷がかかるという制限です。つまり、深く潜るほど呪いは強まり、「アビス」から帰ることを困難にしています。
「アビス」はとても危険な場所ですが、各階層ごとに変化する動植物などの生態系や「遺物」、そして呪いの変化を見るに、かなり作りこまれた空間だということを感じます。「アビス」については未だ明かされていないことが多く、それゆえに主人公のリコたちと一緒に冒険をしているような感覚を味わえると思います。
そんな、魅力的な「アビス」を作り出すのは細かい設定だけではありません。『メイドインアビス』は作画がとても凝っている作品です。しかも、雰囲気にピッタリマッチした音楽もありますので、より一層「アビス」の世界観を魅力的に表現していると思います。
ファンタジー好きの人なら一度見ても損はない、とても完成度の高いアニメです。

クロノ・トリガー / Chrono Trigger
10

レトロゲームと侮るなかれ

1995年に発売されたスーパーファミコン用ゲームです。
少し古い、いわゆるレトロゲームに分類されるかと思いますが移植版等あるのでそちらでもプレイすることが出来ます。
キャラクターデザインは鳥山明さん。
主人公のクロノが仲間たちと時代を行き来しながら未来を変えるために戦うというストーリーです。
時代ごとにマップが切り替わり、原始・古代・中世・現代・世界崩壊・未来とありますが、世界崩壊はラヴォス(ラスボスです)と戦うためだけのものなので実質5つです。
当たり前といえば当たり前なのですが、時代によって地形が変わっていくのも変化を楽しめて好きです。
グラフィックの良さと音楽の綺麗さもこのゲームを盛り上げるポイントかと思います。
とにかく美しい音楽で、個人的には作業BGMに最適だと思っています。
バトルシステムはアクティブタイムバトル方式。その場で戦闘が始まるので臨場感もなかなか。
モンスターのデザインも可愛らしいものからユニークなものまで揃っているのでレベルに余裕が出てきたらじっくり見ていただきたいです。
時代を行き来する中で色々選択肢が出てきます。
選んだ内容によって若干未来が変わるのでセーブはこまめにした方がいいかなと思います。
特にルッカ関連とカエル関連。
ただ一番最初のお祭りイベントは何をやってもその後クロノに降りかかる災難の結果は変わらないので思う存分楽しんでください。

BLUE GIANT / ブルージャイアント
9

サックス一本で世界へ

物語は、宮本大という東北に住む高校生(開始当時)が、世界一のプレイヤーを目指して、様々な場所で様々な人々と出会い、成長してゆく様子が描かれています。前半は国内編とも言え、10巻までで一区切りついて、現在は主人公が海外で活動する『BLUE GIANT SUPREME』が9巻まで進行中です。私がこのマンガを読み始めたきっかけは、ジャズをテーマにしたマンガというものを今まであまり読んだことが無く、また自分自身サックスを吹いているということもありました。読み始めは大学生だったので、自分と年が近い主人公が、自分と同じ趣味で活躍するストーリーにどんどんハマっていき、次第には、自分ももう少し若ければミュージシャンを目指していたなあ、と思わせてくれるまでになりました。作者の石塚真一さんの他の作品は『岳』を読んだことがありますが、『岳』の主人公・島崎三歩と本作の宮本大は、どこか似た(顔も似ている?)少し熱い性格で、例えばバンドを組んだときにはメンバーとぶつかることもありますが、解決策を必ず見つけ、互いに切磋琢磨しバンド全体が良くなっていくという場面が多々見られます。『~SUPREME』はドイツを中心としたヨーロッパが舞台なのですが、よく取材したと感心する描写でありますので、この地方の風景や生活が好きな方にもおすすめできます。もちろん、ジャズが好きな方は、ライブハウスや野外フェスティバルでの演奏シーンが描かれ、それがマンガでありながらライブの臨場感が感じられますので大変おすすめできます。