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kentosのレビュー・評価・感想

魔入りました!入間くん / Welcome to Demon School! Iruma-kun
10

ギャクかと思いきやド青春学園物語!

タイトルを見た時、ただのギャグ漫画なのかなと思い読み始めました。
主人公・入間くんの驚異的な不運と幸運が見事に混ざり合って、魔界を生き抜くという物語なのですが、生き抜き方はまさに青春!スッキリ!みんなが幸せになれる!

まさかのギャグばかりではなく、しっかり戦ってみたりもがいて苦労したり、仲間と乗り越えて行くところが巻を増すごとに感動していきます。その中で人間らしい心の闇や悩みにぶち当たったり悪魔との違いに悩んだり、「友だちってなんだろう」とか「何のために頑張れるのかな」とか共感できる部分も多く、成長がすごく楽しみになります。

また入間くんだけじゃなく他のキャラもみんなが程よく主人公で、程よくサブキャラなのもすごく気持ちがいいです。
個性がそれぞれはっきりと強く、悪魔なので欲望に忠実で、でも入間くんの周りはどこか人間らしいキャラが多いのでそれぞれのキャラクターを推したくなってしまうのも魅力の1つです。
先生たちも個性があります。先生だから守ってくれたり教えてくれるけど、時には一緒に悩んだり立ち向かったり、1人抱えていたりして先生も成長していく姿は素晴らしいです

最初の1年生のうちはギャグが多いですが、学校行事を重ねるうちに青春アクション漫画のように心吸い込まれてワクワクしてしまうできごとがいっぱいあり、沼にハマってしまいます。
また、2ヶ月に1回のペースで単行本を出しちゃう先生もすごいし、先生のYouTubeを聞いたらすごく可愛らしい方なのもギャップがたまらないです!

GIANT KILLING / ジャイアント・キリング / ジャイキリ
9

選手だけが中心じゃない、他とは違うサッカー漫画

【GIANT KILLINGとは】
サッカーのプロリーグにて、下位常連のチームがかつて所属していたスター選手を監督として迎え、上位チームへと上り詰めて行くサッカー漫画です。
プロチームを取り巻く様々な環境の話などもあり、他のサッカー漫画にはない、リアルを感じ取れる作品。

【見所:プロとしての意識】
チームが下位に留まっている理由として、技術だけでなく、精神面にも問題があると監督は指摘。
それは「プロ」としての意識が足りないからでした。
選手たちは勝戦が続いた中で急に敗戦が続くと、「俺たちは所詮はこの程度だ」と自信を失い、負け慣れてた過去の自分達に戻ってしまう。
そんな選手達の意識を変えるべく、監督自ら練習に混ざり、怪我をしている足を庇いながらプレーしていました。
その中でプロとして目指すもの、プロになれなかった人たちの思いや子供たちからの憧れなど、プロサッカー選手として応えなければならないことを身をもって選手達に伝え、そこから選手達の意識も変わり、選手が中心となってチームが変わり始めていきます。

【見所:選手以外にも注目】
サッカー漫画だと、選手の話がほぼ中心になりがちですが、この漫画は選手以外にも注目しています。
監督、コーチ、クラブスタッフ、サポーター、ジャーナリストなど、プロチームを取り巻く環境が入りこむことでよりリアルになり、本当にチームを応援したくなるほどです。
特にサポーターとの話の中では、世代間での溝が生まれながらも、共にチームを勝たせたいという思いから互いに歩み寄り、団結した応援が出来るようになっていました。
それがまた選手達にも伝わり、クラブチームとして大きく成長していくところは見所です。

【まとめ・感想】
この漫画は、実際のクラブチームでも抱えているような問題が描かれていたり、チームを取り巻く多くの人達の思いなども描かれており、改めてスポーツは人と人とを結びつけるコンテンツだと感じられるような作品です。
その他にも、優秀な若手選手の発掘や日本代表の話など、サッカー好きなら読みたくなる要素も沢山あります。
青春の中でのサッカー漫画も面白いですが、こういった展開の漫画も面白いので、是非読んでもらいたいです。

SixTONES / ストーンズ
10

ジャニーズの新世代

2020年1月22日にCDデビューを果たしたSixTONES。2015年ジャニーさんの命名で結成した6人組グループです。
2015年以前から『私立バカレア高校』で共演し、絆を深めたたメンバーです。
そんなSixTONESの魅力はなんと言ってもギャップ。
平均身長は176.6cmと高く、全員スタイル抜群でしかもイケメン。ぎらついたかっこよさが魅力です。しかし、それだけではありません。公式YouTubeチャンネルではかっこいい見た目とは裏腹に男子高校生並のテンションです。ツッコミ1人に対してボケ5人。ボケの大渋滞の中、響く鋭いツッコミは癖になります。
ジャニーズアイドルらしからぬ普段の姿とは違い、パフォーマンスになると急にギラつき始めます。全員、歌が上手く6人が奏でるハーモニーは素晴らしいです。特に、ダブルセンターを務めるジェシーと京本大我2人の歌声は美しすぎます。また、ラップをする田中樹やボイパをする高地優吾のおかげでパフォーマンスの幅も広がります。ダンスも6人の個性が出ていて魅力的です。
そんなSixTONESの魅力の全てが詰まっているのがデビュー曲「ImitationRain」です。YOSHIKIさんが作詞作曲を務めた楽曲との世界観はまさにSixTONESのためのもの。1度見たら病みつきです。

魔法少女まどか☆マギカ / まどマギ / Puella Magi Madoka Magica
9

少女たちの希望と絶望の物語

たくさん魅力的な要素がありつつも、この作品を一言で言うならば、情緒がグチャグチャになる作品です!
可愛い少女たちと可愛い絵柄が目立つこの作品は、なんとダークファンタジーに分類される、観る視聴者を良い意味で裏切ってくれる作品です。
1〜3話前半まで、夢と希望に溢れるハートフルな作品かと思いきや、それ以降辛く厳しい現実に向き合う少女たちが描かれております。
さらにキャラクター一人一人に重厚な設定が盛り込めれているため、物語が進むに連れてどんどん感情移入してしまい、アニメの視聴が辛くなる一方でした。
しかしストーリーが最高に面白いため、辛いけど続きが気になってどうしても観てしまう、だけど観るのが辛いという葛藤を覚えております。
登場するメインキャラクターは5人と1匹で、どれも親しみやすいキャラクタ−たちばかりで、アニメの最終話を見るころにはどのキャラクターも好き!(一部除く※この意味をぜひアニメで確かめてください)という状態でした。
夢や希望に溢れる少女たちがどうやって絶望と戦い、争っていくのか…少女たちの無垢な祈りはどんな絶望を撒き散らすのか…全12話ですが、面白すぎて一気見間違いなしです!
ただキャラクターたちが辛いめにあっていくので、そういうシーンは見たくない!という方には合わないかもしれません。