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insani777のレビュー・評価・感想

アラジン(実写映画)
9

素晴らしい歌声

1992年に長編アニメーション映画としてディズニーが製作した「アラジン」。放映当時から変わらない人気を誇る作品である「アラジン」が、2019年に実写映画化した。
この物語の主人公であるアラジンの吹替役には、今やドラマや映画・CM等で見ない日はないといっても過言ではない人気俳優の「中村倫也」がキャスティングされている。
人気・実力とともにトップの1人として君臨する彼だが、実は「歌」もとても上手いというのをご存じだろうか。
ファンの間では周知の事実だったが、今作の挿入歌「ホール・ニュー・ワールド」で世間一般にも彼の歌唱力が知れ渡った。彼が主人公アラジンの吹き替えを担当する決め手となった理由の1つが、その歌声の素晴らしさだったのだ。

リメイクや実写映画は観る前に何とも言えない不安感を抱えながら視聴する方も多いだろうが、今作はウィル・スミスは始めとするハリウッド俳優たちの演技が非常に素晴らしい。テンポも良く途中でダレることなく最後まで観られる。
その俳優たちの演技に負けず劣らずの演技をする吹き替え版も、ぜひ1度視聴していただきたい。

龍が如く1 / Yakuza 1 / 龍が如く 極 / Yakuza Kiwami
8

女性も楽しめるゲーム

戦闘もののゲームってたくさんありますがストーリー性に欠けてたりすることありませんか。プレイステーション「龍が如く」はもちろん戦闘も楽しいのですが、「まさかそんな展開っ!」と映画なみのクライマックス。
義理や人情の世界を描いたストーリー。主人公の桐生一馬は彫りの深い精悍な顔立ちで性格は冷静沈着。 極道でありながら正義感が強く、一本筋が通った男。 人情に厚いことが災いして、何度も窮地に立たされてしまいます。悪いヤクザなどを倒しながら大事な人を守っていき、リアルに再現された街並みの中を自由に移動することができるゲーム。
龍が如くはシリーズもので、全部の話は繋がっていますが、どこからゲームをしても楽しめるストーリー。
またメインストーリーの他にサブストーリーがあり報酬と経験値がもらえます。リアルな街並み以外にも、多種多様にある武器や食料などのアイテム類や、バッティングセンターやUFOキャッチャー、パチスロなどの本筋とは関係の無いミニゲーム、キャバクラをシミュレートしたサブイベントなどで、より現実感を演出しています。
龍が如くを始めると食事を抜いてゲームをすることも多々…。
長期連休など時間があり、夢中になるゲームをお探しの方におすすめです!

モンスターハンターライズ / モンハンライズ / MONSTER HUNTER RISE / モンスターハンターライズ:サンブレイク / MONSTER HUNTER RISE:SUNBREAK
9

初めてから古参までみんなにオススメ

かなりオススメな作品です。今作から導入された「翔虫」のシステムは、フィールド探索の自由度を上げ、やモンスター狩猟中のアクションを強化してくれるシステムでした。
今作では、モンスターからの被弾後、「翔虫受け身」という吹き飛ばされてもすぐに体勢を立て直すことができ、回復行動や次のモンスターの攻撃を避けやすくすることができるようになったため、モンスター狩猟をより行いやすくなりました。
ワールドから箱庭形式でシームレスなフィールドに変わりましたが、マップが覚えにくく、移動が大変でした。ですが今作ではマップはそこまで入り組んでおらず、翔虫により崖を登ったりすることで移動することができるので、ワールドに比べると移動のストレスはかなり軽減されました。
今作の不満点としては、ボリューム不足が挙げられます。現時点ではストーリーのクリアにはそこまで時間がかからず、またクリア後のやり込み要素も多くないため、クリアした後にやることがあまりありません。今後のアップデートでは、追加エンディングや追加モンスターを予定しているみたいなので、アップデートによるボリューム不足の解消を期待するしかありません。
ハンターの操作もしやすく、マップ移動もしやすいため、今までプレイしてきた方だけではなく、今作から始めようかと思っている方にもオススメです。

文豪ストレイドッグス / 文スト / Bungo Stray Dogs
10

文豪の知識関係なく楽しめるアクションバトル

孤児院を追い出された中島敦。自殺マニアの太宰治と出会い、異能力者集団・武装探偵社へ入社します。探偵社の仕事をこなすうちに、ポートマフィアや北米の異能力集団・ギルドとの争いに巻き込まれていく。ヘタレな主人公が仲間と共に成長し、奮闘する姿に注目です。

武装探偵社という名のとおり、ミステリー要素がしっかりしています。キャラクターの掛け合いにクスッとしたり、アクションシーンでハラハラしたりして楽しみは盛りだくさんです。

作品の一番の魅力は、文豪のキャラクター化。イケメンばかりの擬人化ではなく、文豪のイメージが反映されているので感情移入しやすいです。メモ魔の国木田独歩、俺様探偵の江戸川乱歩など個性的な人物ばかり。異能力も文豪のペンネームや作品名にちなんだものになっているので、キャラクターが増えてきても覚えやすいです。

文豪のエピソードを踏まえたネタも数多くあるので、文豪好きな人もしっかり楽しめます。私は、太宰治を慕う芥川龍之介や、女性キャラクターとして登場する泉鏡花などのオリジナルの世界観に面白さを感じました。大正らしい雰囲気がありつつも携帯電話のような現代の要素もあるので、歴史が苦手な人でも気軽に読みやすい作品です。

迷宮入り探偵
9

謎が謎を呼ぶ、探偵ギャグ

この漫画は、推理物ではお約束のトリックや、動機の解明は一切行われません。なぜなら、主人公は事件の詳細を迷宮入りにする、『迷宮入り探偵』だからです。明かされるのは犯人だけ――。主人公に推理力がないので、毎回推理以外のあらゆる方法で犯人を当てようとするのがおもしろいです。適当な人を指差してみたり、ダウジングや降霊術を試してみたり。めちゃくちゃな方法でも、真犯人だけは必ず突きとめてしまう。それが、迷宮入り探偵です。そう、この漫画は、ミステリーではなくギャグなのです。基本的に1話完結の話なので、テンポよくサクサク読めると思います。また、回ごとに「犬●家の一族のような家」や、「犯人を追い詰める崖」などの推理物では”あるある”なシチュエーションが多く登場するため、推理物の作品をよく見る人はクスッとできる部分が盛りだくさんです。登場するキャラクターも、事件を担当する警部やコ●ン似の中学生探偵、収監中の連続殺人犯など、いかにもな人が次々出てきます。特に主人公の宿敵『殺人ピエロ』は、その名前と犯行のギャップがすごいので思わず笑ってしまいます。推理しない探偵ギャグ。ありそうでなかなかない話ですが、一度はまったらクセになると思います。推理物が好きな人、ギャグが好きな人、もしくは両方好きな人は、とりあえず1話読んでみたらいかがでしょうか。迷宮入りする事件の魅力にはまってしまうかもしれません。

DRAGON QUEST -ダイの大冒険- / ダイの大冒険 / ダイ大 / Dragon Quest: The Great Adventure of Dai
10

ダイの大冒険・かなりおもしろいです。

『ダイの大冒険』は『ドラゴンクエスト』から呪文やモンスターなどの設定を継いだ、ほぼオリジナルストーリーのジャンプマンガです。
序盤は敵のボスを倒していくドラゴンクエスト風の王道ストーリーですが、主人公の父親でもある竜の騎士バランとの戦いから、先のわからない複雑な物語へと移っていきます。
大魔王バーンたちとの戦いが、ストーリー全体の半分くらいだと思います。

この作品の魅力の一つは練りに練った必殺技です。ドラクエの呪文を応用した技も多数あります。
マァムの「閃華裂光拳」は、ドラクエの回復呪文「ベホマ」より強力な「マホイミ」という呪文を応用しています。しかし、あまりの回復力に逆に体が耐えられないという技です。
ポップの有名な呪文「メドローア」は、炎と氷の呪文を完全に同じタイミングで放つと相手は消滅してしまうというとんでもない技。斬新でなおかつわかりやすい発想に、これを読んだ時「作者は天才だ」と思いました。
ダイの必殺技「アバンストラッシュクロス」はバトルマンガでもまれなすごい発想だと思います。ダイ自身は謙遜してたけど。

一番好きなキャラはやはりポップ。血筋に恵まれていない、性格も臆病な彼が戦いを続けるうちに大魔王とも戦えるまで成長したのは感動的です。第二の主人公とも言えると思います。主人公のダイも彼に何度も助けられます。攻撃も回復呪文も使えるのに、賢者ではなく大魔導士と自称するのはカッコイイです。

圧倒的な力の大魔王バーンに、勇者ダイたちはどう立ち向かうのか。実際にマンガで見て欲しいです。読みやすくておもしろい、オススメマンガです。

Dr.STONE / ドクターストーン
8

科学の力で人類200万年史を駆け抜けろ!

「その日、世界中の人間は全て、石になった」。
物語の冒頭は、いきなりそんなファンタジー全開の文言から始まる。
ある日全人類が謎の光によって石になってしまった。そんな中、石になりながらも好きな子を一途に思い続けて幾星霜。ついに石化が解けた青年大樹は、目覚めた世界で再会した親友の科学青年・千空とともに、石だらけの世界「ストーン・ワールド」を、科学の力で駆け抜ける…!
のだが、この冒頭に登場する大樹のおかげで、自分は最初の数話ほど、主人公が誰なのか完全にミスリードされてしまった。
その真の主人公、天才科学青年・千空が、文明の滅んだ世界で、たったひとりで復活するエピソードからが本格的な物語の始まりと言えるだろう。
後に千空は、この時代に生きる少女・コハクと遭遇し、原始の村を訪れる。村の「妖術使い」クロムを仲間にしたことを皮切りに、次々に仲間を増やしながら科学の発明品を作っていくさまは科学好きにはたまらない。
そして彼は大変悪い顔をする。もはや悪役である。閑話休題。
あらゆる科学の発明品で特筆すべきは、やはりエジソンの電球が出てくる話だろう。
夜、竹の繊維に初めて電気を流す直前に、千空がクロムに静かに語りかけるところからの一連の流れは、まさに感動に打ち震えるシーンだ。
この話が始まる直前から現代のことを知るメンタリスト・あさぎりげんが加わったことで、物語に心理学という新たな科学的側面が加わったことも大きい。
原始の時代で科学のあれこれがあり得ない速さで実現していく様は、本当に痛快そのものなので、是非読んで(あるいは見て)ほしい逸品だ。

クレイジータクシー
10

ただただ爽快なタクシーゲーム

車を操作するのがメインのゲームをすることはあまりないのですが、このゲームは珍しくハマりました。
客を見つけ、素早く目的地へ送り届け、次の客を見つけ、それを時間切れまでどれだけ稼げるか、というシンプルなルール。しかしながら法律などないかのようなスピードと、ノリのいいBGMソングも相まって運転感覚はひたすら爽快。
段差を利用して宙を飛んだり、他の車とギリギリすれ違うことで客は喜びチップが弾みます。
このチップや運賃をもらう際のコインの音も気持ちがよく、頭を空っぽにしてプレイできるのが最高です。
歩道OK。対向車線OK。信号無視OK。
正にクレイジーなゲームですが、超スピードで車と接触しようと人とぶつかりそうになろうと崖から落下しようと、このゲームでは誰も怪我はしないし車は壊れません。設置物は壊れますが、それで特に誰かが困っている様子は見られないためストレスフリーです。
先述したBGMはこのゲームの楽しさを確実に膨れ上がらせていて、中でもパンク・ロックとして確固たる地位を確立している海外ミュージシャン「オフスプリング」の名曲「オール・アイ・ウォント」はアクセルをベタ踏みさせます。
爽快さだけを追求し、いい意味でリアルさのないこのゲームは、気楽に楽しむにもやり込むにもとてもいい作品です。

THE 有頂天ホテル
10

配役設定の絶妙さ

三谷幸喜サンの真骨頂と言える作品です。
とんでもない配役ぶりでキャストが登場するたびに”ここでこの方使っていいの!?”という驚きとワクワク感に満ちています。あのYOUサンがあんなキャラで、まさかの佐藤浩市サンがあの役柄でという良い裏切り感が癖になって何度観ていても飽きません。そして、ヤッパリそうきたかというキャラのオダギリジョーさん、西田敏行サンが余りにもはまり役でもう前のめりで引き込まれます。全員野球ならぬ全員メインキャストという痛快さで観終わった後は全ての俳優の方のファンにならずにはいられません。
かの有名なハリウッド映画”グランドホテル”を持ち出していながら、全ての俳優陣が思いっ切りドタバタ劇を演じ、”グランドホテル”に引けを取らない怪演っぷりで流石三谷幸喜ワールドと唸ってしまいます。
散々ネタバレ的に書いたのでもう一つ加えると、曲者キャラの中で”こんな役やっていいのですか!?”と、思わず口にしたくなるのが唐沢寿明サンです。ここまでの化け方はこの方ならではの格好悪さで、唐沢サンでなければこの作品全てが台無しになったと言っても過言ではないと思います。濃ゆい役柄なんですが流石の一言です。
俳優サンが奏でた個性のハーモニーを三谷幸喜サンならではのレシピで仕上げた最高傑作です。

バトルネットワーク ロックマンエグゼ
10

カプコンが誇るロックマンシリーズ大ヒット作!!

私がお勧めしたい作品は、「ロックマンエグゼ」です。「ロックマンエグゼ」とは、株式会社カプコンより発売されたゲームであり、それを元に漫画やアニメ作品も展開されました。既に一昔以上の作品ではありますが、ファンの間では根強い人気があります。近年では、復刊ドットコムより、設定資料集も発売されました。
この作品の世界観は、現在、私たちが暮らしている世界と類似する点が数多くあります。それは、発達したネットワーク社会と、それに伴う多様な文化です。
この世界ではコンピュータ上の仮想空間【電脳世界】が存在し、そこでは【ネットナビ】と呼ばれる、人格のあるプログラムが活動をしています。映画【サマーウォーズ】と近い世界観、といっても差し支えないかと思います。
私たちの暮らす現実では、ネット社会の発展の裏で常に、ウイルスやハッキング等の脅威にさらされていますが、このゲームの中でも、同じことが起きています。ウイルスは様々な個性を持った姿で登場し、破壊活動等を行います。そして、ネットナビは、【オペレーター】と呼ばれる持ち主の指示に従い、戦います。
ロックマンエグゼの醍醐味は軽快なバトルシステムと魅力的なストーリー展開、そして何より、どのキャラクターも個性豊かで、本当に嫌いになれる人物がいないところです。アニメ、ゲーム、漫画はそれぞれ独立した話を展開しておりますが、どれもとても面白いです!補足をいうならば…エグゼは、無印【ロックマンシリーズ】のキャラクターをアレンジして登場させているので、比較して見るとより一層、楽しめますよ!

ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない / ジョジョの奇妙な冒険 第4部 / Diamond is Unbreakable
7

実写版ジョジョは俳優の力量がすごい、ただのコスプレ映画ではない

ジョジョが実写化されると聞いて最初は驚いたし、上がってくるビジュアル写真を見て大変不安でした。そして、予告だけを観て、これはコスプレ映画だと判断し、映画館での鑑賞はしませんでした。
しかし、つい先日、アマゾンプライムに映画がアップされましたので、興味本位で視聴を始めました。その結果、多くの俳優のイメージが変わり、大変好きな作品となりました。

まず、主演の山崎賢人。恋愛漫画の実写に駆り出されることが多く、あまり好きな俳優ではなかったのですが、今作を観て、彼の演技は内側から出るものなんだと感心しました。役を演じているというよりは、山崎賢人の中にいる仗助を引き出しているという印象を受け、今後も注目していきたいと思うようになりました。

伊勢谷友介、山田孝之の自然な演技はさすがで、コミカル(?)なシーンも殺伐としたシーンも出しゃばり過ぎず、抑えた演技なのに存在感は強く、素晴らしかったです。

神木隆之介、小松菜奈の若い二人も良かったです。彼らに至っては外見はそれほどジョジョのファッションで固めているわけではないのに、彼らの演技がこの映画をジョジョの奇妙な冒険らしくしている気がします。國村隼、観月ありさの安定感は流石。

そして、特筆したいのが虹村兄弟。新田真剣佑は物語の途中まで誰だかわからないほど、虹村億泰を演じきっていました。
岡田将生は、あの声のトーンでの演じ方は見事で、全編を通して積み上げてきた虹村形兆のキャラクターを、最後の顔のアップのシーンで視聴者の心を揺さぶったと思います。最後のシーンを観るためだけに、後日映画を視聴し直しました。それほど素晴らしかったです。